「Picture Motion Browser」の話

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さて、デジカメで撮影してきた画像ファイルですが、皆さんはどんなソフトを使って整理していますか?


ソニーのデジタル一眼「α100」に付属し、新発売のサイバーショット「DSC-T10」にも付属するようになった、ソニーの新しい画像閲覧のオリジナルソフトウェア「Picture Motion Browser」に私は乗り換えました。


これがなかなか使いやすいソフトウェアなんですよ。





今まで私は、画像閲覧に「Contents Base」という画像データベースソフトをメインで使ってきました。詳しい話は以前当店レビューでお届けしたことがあるんですが、このソフト、良くできているんですよ。


 「Contents Base」


簡単に言ってしまうと、文字通り「画像データベース」で、HDD内、もしくはCD、DVDに記録した画像ファイルをデータベース化して管理できます。私はソニーショップC-TECで利用した過去の画像をほぼすべて保存しているので、画像ファイルは数万枚という規模になっているんですが、このソフトではサムネールを作って管理してくれて、ほぼ一瞬で画像を表示することが可能。


会社のファイルサーバーに記録しているデータも、モバイルで使う際に閲覧ができるので、画像を見ながらの検索がどこででも可能になります。


「あ! あの製品の写真が利用したい!」って時も大体いつくらいに撮影した画像だか思い出せれば、全ファイル表示にして、日付ソートし、あとはスクロールさせながら探せば、短時間に見つけることができます。


 


 「PictureGear Studio Ver.2.0」


それと、併用して使っているのが、VAIOに付属の「PictureGear Studio」です。時系列の表示などではこちらの方が閲覧制が高く、メルマガやレビューレポートの記事書きなどの際は、こちらで画像一覧を出しておくと「えーと、コレをやって、コレをやって、その後にアレをやって。。。」と、写真がメモ代わりになって、ストーリーを追っていくのに便利。


ただ、欠点として重いんですよね。こうして数万枚の写真データベースになってくると特にそういう風になってしまうのか、フォルダを移るたびに画像表示に時間がかかり、写真データが増える度に重くなっていくような気が。。。


ということで、お互いの短所、長所を補いながらこれら2つのソフトウェアを使っていたんですが、そこに登場したのがα100に付属の「Picture Motion Browser」なわけです。


 



私の使い方としては、やはり今まで通り、写真データについてはエクスプロラーを使って、自分でファイル管理をしつつ、保管したファイルのフォルダを自動登録させる感じで、自動で「Picture Motion Browser」に読み込ませています。


このソフトも「Contents Base」と一緒で、どうやらサムネールを自分で作るみたいで、写真閲覧が爆速になります。イチイチフォルダに写真データを探しに行っているようには見えないんですが、αで撮影した10Mサイズの写真も瞬時に表示が可能。


むむ! これなら「Contents Base」とか必要ないんじゃないの!? と思わせてくれます。



サムネール表示もこうして最小サイズにしてしまえば、かなりの数のファイルをいっぺんに表示できるので、写真探しもらくらく。


 


それに加えて「PictureGear Studio」もどきのカレンダー表示ができうrし。。。



こうした時系列でのファイル表示も可能。店頭展示中の「VAIO type L 19型」には私と、店員コトー君の写真ファイルを一緒に保存しているんですが、同じ時間に二人で何をやっていたのか、交互に写真が表示されたりして、ちょっと面白い発見もあったりします。


 


さらに閲覧中に画像を右クリックして「画像情報」を呼び出せばJPEGファイルのExif情報も呼び出すことができます。モデル名はもちろん、レンズ解放F値、レンズ焦点距離も表示されるので、αの場合、あとからでもなんのレンズを使って撮影したモノなのか、大体の検討はつきます。


実際、尾瀬ロケの時の写真では、あとからこのソフトを使って、レンズ毎の写真の区分けとかをやりました。



1枚、1枚の画像編集の呼び出しの際も、これまたパタパタと写真を選ぶことができるので、かなり快適に使えます。


 


まさに私が求めていたというか、このソフトは「Contents Base」を元に開発されたんじゃないの!?と思えるほどの出来に驚いています。


なんせ「Contents Base」の価格がこんな感じのものだけに、もしそうだとしたら、ちょっと信じられないほどのコストパフォーマンスです。(って、製品の付属ソフトですからね。。。)


ただ、唯一「Contents Base」にかなわないのが、ネットワークドライブに対応していないこと。もしかしたら設定の仕方があるのかもしれませんが、私が使っている限りは、ファイルサーバーへのアクセス、ネットワークドライブへのアクセスができないでいます。


写真閲覧できるのはあくまでもローカルディスクだけ。


なので、本当だったら「Picture Motion Browser」に完全に乗り換えたいところなんですが、結局「Contents Base」も併用しながらの使い方になっています。


 



で、これからがお楽しみなんですが、先ほどの「画像情報」のタブの件なんですが、ファイル情報、Exif情報の他に「動画情報」「GPS情報」なんてタブも用意されているんですよ。


どうやらDVD、HDDハイビジョンハンディカムも動画ファイルの整理にこの「Picture Motion Browser」を使うようで、サイバーショットと一元管理ができるみたいな気がするんですよね。製品がまだ手元にありませんので、試していませんが、ハンディカム、サイバーショットで揃えることで、こういう利便性が出てくるのかも。


さらに、その「GPS情報」では。。。



現在、ソニースタイルで予約受付がスタートしているGPSユニットキット「GPS-CS1K」のデータが利用できるようになるんでしょう。


サイバーショット、ハンディカムで撮影時に、このGPSユニットを持ち歩き、GPSデータを記録しておけば、自宅へ帰ってから、写真、動画データに位置情報を付加させることができると。。。そうすると。。。



どうやら「Picure Motion Browser」上でこんなことをできるようになるみたいなんですよね。まだ実際にいじっていないので、製品ページで体験版ののぞくだけなんですが、うーん、こんなコトができてしまうんだったら、猛烈に使ってみたくなります。「GPS-CS1K」を!!


 


普段慣れているソフトウェアから乗り換えるのって、ちょっと面倒で、なかなか重い腰が私もあげられなかったんですが、この高速閲覧はちょっと他のソフトではなかなか実現していないかも!


「α100」やサイバーショット「DSC-T10」をご購入になった方で、まだ「Picture Motion Browser」のインストールをされていない方がいらっしゃいましたら、ちょっと試してみてはいかがですか!?


 



デジタル一眼「α100」の最新情報はこちらから


 

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