磁性流体スピーカーに込められたものづくりへの情熱
My Sony Clubの読み物で「磁性流体スピーカー」の開発者インタビュー記事が掲載されているのですが、これ、今まであまり理解するのが難しかった磁性流体について、一番よくわかる記事になっていると思います。
なるほど、そういうものだったんですか。
磁性流体スピーカーというと電力効率がよく、省電力になる機構、くらいの知識しかなかったんですが、どうやらそれだけではなくほかにもメリットがあるとのこと。
スピーカーの構造は90年来変化がなく、素材の見直しや改良はあったものの振動板があって、それをダンパーが支えて、コイルで動かす、という構造が従来のものだったんだそうです。
そこに「磁性流体」という素材を使ってダンパーをなくしてしまうというのが、今回の発想の元。磁性流体というのがどういうものなのかの解説もあって、なぜ、これを使うことを考えたのかはよくわからないんですが、試してみたところ音質が非常にクリアだったとのこと。
省電力のために開発されたものではないことをこれで初めて知りました。
当初は3分程度しか鳴らせず、液体である磁性流体がこぼれたり飛び散ったりしてしまうものを、長く使えるように研究開発を進め、製品となった今では150年以上の寿命を実現しているんだとか。
音質についての説明も、この記事で私は初めて読みました。ひずみ成分が少なくなり、クリアで歯切れの良い音が楽しめるとのこと。
なるほど、これを知ると、磁性流体スピーカーの音を試してみたくなります。現在は4製品にこのスピーカーが使われています。店舗の引っ越しが終わったら買わせてもらおうかな。。
☆My Sony Club「磁性流体スピーカーに込められたものづくりへの情熱」
★ソニーストア マルチコネクトコンポ「CMT-BT80W」のご案内はこちらから
※4月20日発売のCD、ラジオ搭載コンポ。NFC対応、WiFi搭載でワイヤレススピーカーとしても利用可能
★ソニーストア マルチコネクトコンポ「CMT-BT60」のご案内はこちらから
※4月20日発売のCD、ラジオ搭載コンポ。NFC対応でワイヤレススピーカーとしても利用可能
★ソニーストア ワイヤレススピーカーシステム「SRS-BTX500」のご案内はこちらから
※2月21日発売のNFC対応ワイヤレススピーカー。このサイズでウーファーを搭載した2.1chシステム。
★ソニーストア 4K対応ブラビア「KD-55X9200A」のご案内はこちらから
※6月1日発売の4K対応テレビ。磁性流体スピーカーをテレビで初めて搭載
荒井峰夫
2013年9月3日 @ PM 4:05
SPのダンパーはコイルリングをマグネットの中心に保つ機能であるが、SPをしばらく慣らし運転して、通常は動きを良くしてから使う。
磁性流体の場合はその必要性は無さそうですね。
ただし、磁性流体の質量がどの程度振動重量に影響するかが気になります。
店員佐藤
2013年9月5日 @ PM 9:21
♪荒井さん、こんにちは。
確かにエージングの効果とか、あまりなさそうですね。
機会がありましたらメーカーさんで聞いてきたいと思います。