VAIOノートの2GBメモリーと4GBメモリーの違い

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ソニーストアさんからお借りしている展示用のVAIOの中にCore i3プロセッサー&メモリー2GB搭載という珍しく非力なマシンがあります。

これにまたWindows 8のプレビュー版を入れてみようと思うんですが、その前に手元に余っている4GBメモリーを挿して、2GBメモリーと4GBメモリーの違いを軽く試してみようと思います。

おそらく昨年秋から春にかけてのVAIOでベースモデルのままでVAIOを購入されている方も大勢いらっしゃると思うのですが「これ、ちょっと遅くない!?」という方は是非ご覧になってみてください。

 

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さて、当店で展示しているVAIO Cシリーズの14型モデルですが、展示貸出機には珍しくスペックが低め。通常はフルスイングに近いモデルを贅沢にもお貸し出しいただくんですが、こういう低速スペックのモデルもあると助かるというか、プロセッサーやメモリーを大盛りにするとどういう違いがあるのかの説明ができます。

写真のモデルですがご覧の通り、プロセッサーはCore i3で、メモリーは最小単位になる2GBしか搭載されていません。

現在、ソニーストアのVAIO Eシリーズ 14型モデルが39,800円~。VAIO Cシリーズ 14型が44,800円~となっていますが、これらのモデルも2GBメモリーになっています。

メモリーというのはPCが動作するときにデータを一時的に展開する作業台みたいなところ。よく言われるのはHDD、SSDという記録ストレージは本棚の量で、メモリーは机のサイズで例えられます。メモリーが多いというのは机が広いことをさし、一度にたくさんの本を広げていっぺんに読めるので効率が良いんだよ、と。

まさにWindows PCでもそれが行われています。

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これは2GBメモリーのVAIO Cシリーズでブラウザを開いただけの状態。ガジェットでメモリーの使用量を見られるようにしているんですが、すごいでしょ? ブラウザでMy VAIOのページを開いただけでメモリーの使用量は80%を超えてしまっているんです。

パソコンはソフトウェアを使うたびに、そのソフトウェアが必要なメモリーを割り当てなければいけないんですが、ブラウザを使っただけですでに2GBメモリーの8割以上を使っているんです。この他になにかソフトウェアを起動すると、それでメモリーを使い切ってしまいメモリーのスワップが始まります。

スワップというのは足りないメモリーをハードディスクに書き出すことで、アクセススピードが全然違うため、これが始まるとPCの動作ってものすごく遅くなるんです。

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ハードディスクにスワップファイルを作り始めると、HDDランプはずーっとつきっぱなしになります。これが2GBメモリーで動作が遅くなることの原因というか、現象なわけです。

これを防ぐためにはメモリーを増設するしかありません。

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で、今回は自宅のVAIOを8GBメモリーに増設したときに余った4GBメモリーがあるので、これを挿してみたいと思います。

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ちなみに増設できるメモリーの種類とかよくわからなくて。。。という方も多いと思いますが、簡単なんです。購入したVAIOの商品ページをVAIO公式ホームページから見つけて、そこの詳細スペックを見ます。

メインメモリー欄をみて「DDR3 SO-DIMM」というのがスロットの仕様。これに対応したメモリーを選べば良いわけでこの場合は「PC3-10600」というメモリーを使っているみたいですので、この企画のものを購入すればOK。

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amazonで調べてみると、4GBメモリーで1,860円。8GBメモリーでも3,560円で購入できます。今、ノートPC用のメモリーってすごい安いんですよ。

昔は4GBへのアップグレードで1万円、8GBだと2万円とかの設定だったこともあるのに、ものすごい価格破壊。数年前にWindows Vistaや、Windows 7の出始めの頃はまだメモリーの価格が高かった頃だったので、その頃に購入されたVAIOで2GB仕様のままの方っていらっしゃると思うんですが、今、チャンスですよ。メモリー増設の。

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ということで、2GBメモリーから4GBメモリーへパワーアップするんですが、どれくらいスピードが変わるのか、例によって手動計測ですが起動時間を比べてみたいと思います。

まずは増設前にWindows 7の起動時間を計測。2回計測してほとんど時間が変わらないので、その平均値を出します。

そしてVAIOの電源を切って本体を裏返してメモリー増設開始。

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VAIO Cシリーズの場合は裏から見るといかにもフタが開けられそうなところが2カ所あるので、その小さい方を+ドライバーで開きます。

中からメインメモリーが見えます。2GBのカードが1枚だけ刺さっていました。それを外して、持ってきた2GBカードを2枚挿します。

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メモリーの両端にツメがあるので、それを左右に広げてメモリーを浮かせて、それで抜きます。

入れるときはその逆。まずはこうして斜めになる状態で奥までグッと押し込んで、その後に倒します。よく見るとメモリーに切り欠きがあるので、向きを間違えないようにします。奥までグッとさせたら最初と同じ様に倒してツメをかけます。

この時に奥までちゃんとメモリーカードが差し込まれていないと、あとでWindowsが起動しなくなります。メモリー増設をしてWindowsが起動しなくても、焦らずに再度メモリースロットにしっかりとメモリーが挿さっているのか確認をしましょう。

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上手くさせたら、これでメモリースロットのフタを閉めて、増設作業は終了です。

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4GBメモリーにして起動してみると、ブラウザを開いた状態でメモリー使用率が36%になっています。そうなんです。ものすごくこれでメモリーの空きができたんです。

起動時間を比較してみるとこんな感じ。

   2GBメモリー時  4GBメモリー時
 壁紙表示まで  2分3秒  44秒
 ブラウザ表示まで  5分21秒  2分42秒

メモリー容量の違いでそんなに差が出るの? じゃ、8GBにしたらもっと速くなりそう!というとそうでもなく、メモリーのスワップが起こっていて遅くなっているだけなので、それを解消してしまっている4GB、8GBはこんなに差は出ません。

ちなみに「壁紙表示まで」というのはスイッチを入れてから最初に壁紙が表示される瞬間までを計測。「ブラウザ表示まで」というのはスタートアップにブラウザ起動を入れておき、スイッチを入れてからMy VAIOの広告表示が出るまでをカウントしています。

ちなみにVAIO最速マシンのVAIO Zの場合は壁紙表示までが約13~14秒です。

 

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こちらはVAIO Eシリーズのソニーストアさんのメモリー選択率です。プロセッサーをインテルのモノにしたときのベースモデル価格は40,800円でおそらくそのままの仕様で購入されている方は44%もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

ちなみにメモリーの現在のアップグレード価格は。。。

   メモリーアップグレード価格
 8GB(4GB×2)  +13,000円
 4GB(4GB×1)  +3,000円
 2GB  +0円(ベーススペック)

こんな感じです。8GBの価格はちょっと高いんですが4GBが+3,000円だったらそんなに高いわけでもないですし、たった+3,000円で起動時間がこんなに短縮できるなら絶対に増設した方が良いですよね。(^_^)v

 

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こちらはクラス上のVAIO Cシリーズ14型モデルの選択率です。66%の方が4GBにアップグレードされていました。VAIO CシリーズはEシリーズと違ってUSB 3.0端子を搭載していたりプラットフォームが最新のモデルになっています。

内容がわかっている方が多いということかもしれません。VAIO Cシリーズのメモリーアップグレード価格は下記の通りです。

メモリーアップグレード価格
8GB(4GB×2) +20,000円
4GB(4GB×1) +5,000円
2GB +0円(ベーススペック)

うーん、これはちょっと価格差がありすぎるかなぁ。VAIO Cシリーズを今購入するのであれば2GBメモリーのままで購入して、あとからamazonさんで増設メモリーを買った方が手間賃を考えても安上がりですね。

14型のホームノート、両方とも現在の納期で4月25日頃のお届けとなっています。まだゴールデンウイーク前に到着します。購入されるときは是非、メモリー4GBを視野に入れてオーダーしてください。

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★ソニーストア「VAIO Eシリーズ 14型モデル」のご案内はこちらから

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★ソニーストア「VAIO Cシリーズ 14型モデル」のご案内はこちらから

 

 

それと、すでにVAIO Cシリーズ、Eシリーズをお持ちで2GBメモリーにしてしまっている方は別途ノート用の増設メモリーを購入してご自分で増設してみてはいかがでしょうか? かなりのスピードアップを体感できると思います。(^_^)v

amazonさんで購入できる上記モデルに使える増設メモリーはこちらになります。どうせ価格はそんなにかわらないですし最大容量になる8GBに増設するのがオススメです。

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