VAIO Duo 11のリカバリー領域追い出しインストール【お詫びと訂正があります】

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VAIO Duo 11のblogエントリーが連発になってしまってすみません。今度は毎度恒例のリカバリー領域の追い出しインストールについてのレポートです。

Windows 8搭載マシンでは初めてのリカバリー領域の追い出しに挑戦です。

【記事中にお詫びと訂正があります】

 

当店のお客様からご相談があり、リカバリー領域の追い出しインストールをやっているんですが、どうも上手くいかないとのことだったので、当店でもチャレンジをしてみたんですが、なるほど、今までとはちょっと様子が違うみたいです。

特に「VAIO Duo 11」の256GBモデルでもこれは効果がかなり多いので、128GB、64GBのSSD搭載モデルではない方もちょっと耳を傾けてみてください。

 

さて「リカバリー領域追い出しインストール」というのは何かというと、昔のVAIOだと製品に同梱で「リカバリーディスク」というのがついてきていたと思います。CD-ROMとかで。

それが現在はSSDやHDDに入れてあり、SSD to SSD、HDD to HDDで自分のメディア内にリカバリーデータを持たせてあるんです。なのでVAIOを初期状態に戻すときもリカバリーディスクの用意をしなくても、そのままリカバリーができるようになっています。

と、いうことは常時自分のSSDなり、HDDにリカバリーデータを持っているわけで、ストレージ容量があまり多くないマシンの場合は、そのリカバリーデータを消すことによって多少でもストレージ容量を増やすことができる、という技があるんです。

リカバリー領域を消すためには一度、VAIOの外部にリカバリーデータを書き出して、書き出したリカバリーデータを使って再インストールをする必要あります。これを当店では「リカバリー領域追い出しインストール」と、呼んでいます。

今回の当店の展示モデルVAIO Duo 11の256GB SSD仕様のディスク容量を調べてみると。。。

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ななんと、256GB SSDのうち、自分で使える容量は212GBになっていて、リカバリー領域には24.3GBも使われていることが判明。(※上記の画面はVAIO Careからリカバリーデータ作成のメニューに入って、その後にエクスプローラーを使うと出て来ます。通常はCドライブしか表示されません。)

10%近くもリカバリーデータ領域に使われているとは知りませんでした。

OSが新しくなるたびにドンドン容量が増えて行く感じでしたが、今回はまたすごいことになっています。

ご相談をいただいたのは128GB SSD仕様でVAIO Duo 11をお買い上げの方だったんですが、128GB仕様だと14GB程度なんだそうです。SSDの容量によって割り当てられる容量が違うんですかね?

というか、このモデルを64GBのSSDで購入した場合、どうなっちゃっているんでしょう!?

256GBモデルで空き容量が155GBになっているので、ほぼなにもしていなくても100GBくらいは使ってしまっている計算!?(あ、違った、写真データを10GBくらい入れてました。)

よし、そのウチの24.3GBがダイエットできるなら、それは私もやってみましょう。

 

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ということで、作業に入ります。まずはリカバリーデータを外に書き出すことをします。「VAIO Care(デスクトップアプリ)」を起動して「その他の機能」>「復元とリカバリー」を開いて「リカバリーメディアの作成」を選択。

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指示に従ってリカバリーメディアを作成します。昔はディスクを使うしかなかったんですが昨年からはUSBのフラッシュメモリーを利用することも可能。ただ、USBフラッシュメモリーを使うときはちょっと注意が必要で、USB 3.0は使えません。

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ソニーのポケットビットUSB3.0対応モデルを使って今回は書き出しをしたんですが、結果から言うと、ここからは追い出しリカバリーをすることができないんです。

リカバリーデータの書き出し自体はできるんですが、どうやらUSBメモリーからの起動に対応していないようでUSBメモリーを使われる場合は2.0規格のものを利用するようにしてくださいと、案内があるとおりでした。

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当店のVAIO Duo 11では15.8GBのデータが必要となっていて、16GBのUSBメモリーでもギリギリセーフでリカバリーデータの書き出しに使う事はできました。

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無事にこうしてリカバリーメディア作成はUSB 3.0規格のポケットビットでもできるんですが、USBメディアからの起動ができないので、この後の「リカバリー領域追い出しインストール」には使えません。USB2.0規格のポケットビットならUSBメモリーからの起動ができるはずなので、それも試したいんですけど、あいにく手元に16GB以上のUSB2.0規格のポケットビットがないので今回は試せません。

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そんなわけで、仕方が無くDVD-Rと外付けDVDドライブを用意してリカバリーディスクを作成します。

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一層のDVDの場合は4枚、2層DVDだと2枚で済むそうです。手元にあるのは層のDVD-Rだけなので4枚のディスクを使ってリカバリーメディアを作成。

VAIO Duo 11は内蔵DVDがありませんので、外付けDVDドライブを使っての作業になりました。

 

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さて、次はリカバリーメディアからのリカバリー作業になります。ヘルプを見るとVAIO Duo 11についている「ASSIST」ボタンを使って起動して、それでリカバリーメディアを読み込ませる、と、あるのですが、はて? VAIO Duo 11に「ASSIST」ボタンなんてありましたっけ?

見た覚えがないんですが、取説を見てもとにかく「ASSIST」ボタンを使うように言っています。ファンクションキーとかではないみたいです。

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で、探したらありました。背面に。

すごいところに「ASSIST」ボタンをつけたものです。ひっくり返して見つけたときは超嬉しかったです。

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ということでVAIO Duo 11のASSISTボタンの位置はここです。VAIOをシャットダウンして電源が切れた状態でASSISTボタンを押すとリ
カバリー用のメニューが起動します。

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これがそうです。「VAIO Care レスキューモード」になっています。つい、一番上にあるリカバリーの文字につられて一番上の項目を選んでしまいたくなるところですが、リカバリー領域追い出しインストールの場合は2段目にある「USBメモリーやディスクから起動」を選択します。

VAIOに内蔵されているリカバリー領域のデータを使ってリカバリーをすると、リカバリー領域を消すことができないので、ここで必ずUSBメモリーかDVDディスクから起動をさせます。

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DVD-Rから起動するとこんなメニューが出ます。ここでは「トラブルシューティング」を選びます。

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「PCを初期状態に戻す」とかを選びたくなりますが、ここは「リカバリーやメンテナンス」を選択します。

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ここでの5つのメニューからの選択も難しいんですが「イメージでシステムを回復」が正解でした。

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これでいつものリカバリーメンテナンスの画面が登場。ここでは「ツール」を選びます。

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そして「リカバリーパーティションを削除」を選択。これが選択できない場合は起動方法を間違えている可能性があります。DVDやUSBメモリーから起動していればこれが選択できます。

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ボタン一発で、あっという間にリカバリーパーティションを削除して、24.3GBの容量が一気に増えました。

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その後リカバリーの種類を選ぶんですが、「お買い上げ時の設定でリカバリー」を選んでしまうと、またまた再度、リカバリー領域を作られてしまうので、ここでは「C:ドライブのみリカバリー」を選びます。

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完成です。これであとはリカバリーインストールされるのを待つばかりです。

USBメモリーからのインストールだと早いんだと思いますが、DVD-Rからのリカバリーはやはりすごい時間がかかります。

これでリカバリーインストールが終われば作業は終了。空き容量が1割ほど多くなったWindows 8環境が手に入るというわけです。

【お詫びと訂正】

お客様からご指摘をいただいたのですが「リカバリーパーティション」の削除をするだけで自動でCドライブのパーティションサイズを変更してリカバリーインストールの必要無しにCドライブのサイズを大きくしてくれます。

リカバリーパーティション領域の削除の後はインストール作業の必要はありません。

お詫びして訂正いたします。

 

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これが追い出しリカバリーした後の256GBのSSDの容量です。ディスクのサイズは236GBになって、空き容量は203GBになりました。まさか24GBもリカバリー領域に取られているとは思いませんでした。

あとは作成したDVD-Rのリカバリーディスクは絶対になくさないように大事に保管します。これがないとPCを初期化することができなくなります。リカバリーディスクを無くした場合もメーカーから購入することはできるんですが5,250円の有償での提供になりますのでご注意を。 

 

以上、毎度恒例「リカバリー領域追い出しインストール」のVAIO Duo 11編でした。ストレージメディアの容量に不安がある方は自己責任において行ってください。特にリカバリーメディアの作成に失敗してリカバリー作業をすると最初からメーカーさんのサポートを頼らなくてはいけなくなります。

十分にご注意の上、リカバリー作業を行ってください。(当店でもリカバリー作業の失敗についてはサポートができませんのでご了承ください。)

 

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※VAIO Duo 11のオーダーメード内容をひとつひとつご案内しています。オ
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