NTTドコモの『Xperia Z』『Xperia Tablet Z』発表会
先ほど11時半よりNTTドコモの2013年春モデル新商品・新サービス発表会が開催され、USTREAMにて動画中継されていたので、私も拝見させていただきました。
プレス向けの記者発表がこうしてお茶の間(というか、本当は職場ではあるんですが)で見られてしまうなんて良い時代ですね。
普段はドコモさんの発表会とか見たりはしないんですが、今回はソニーさんから期待のモデル「Xperia Z」と「Xperia Tablet Z」が登場するとのことなのでしっかりと拝聴させていただきました。
さて、まずはその前に基礎知識です。私もあまりスマートフォンには詳しくなくて(というか、それはそうです。ソニーショップでは扱い商品ではありませんし、ソニーマーケティングさんにも特に勉強会とか開いてもらっているわけでもありません。)、携帯電話の世界にもあまり明るくないため、一般的な知識しかありません。
ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズについても商品一覧を見て、どれがどのモデルだかわからないし、デザインだって単なるプレートじゃないとか思えてしまうくらいなんですが、今回の「Xperia Z」がいつもより大きな扱いになっているのかはなぜなのか知っておきたいところです。
ということで、私もわからないなりにドコモさんに絞って歴代のXperia スマートフォンモデルを並べて機能、性能面の比較をしてみました。特に発売時期がいつごろのモデルで何がかわったのかも知りたかったので。
発売時期 | Android OS |
カメラ | 液晶解像度 | トピック | |
Xperia X10 SO-01B |
2010年4月 | 1.6→2.1 | 8.1MP | 4.0インチ 854×480 |
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Xperia arc SO-01C |
2011年3月 | 2.3 | 8.1MP | 4.2インチ 854×480 |
HDMI テザリング |
Xperia acro SO-02C |
2011年7月 | 2.3 | 8.1MP | 4.2インチ 854×480 |
ワンセグ FeliCa |
Xperia Ray SO-03C |
2011年8月 | 2.3 | 8.1MP | 3.3インチ 854×480 |
|
Xperia NX SO-02D |
2012年2月 | 2.3→4.0 | 12MP | 4.3インチ 1280×720 |
内蔵メモリ32GB |
Xperia acro HD SO-03D |
2012年3月 | 2.3→4.0 | 12MP | 4.3インチ 1280×720 |
ワンセグ・FeliCa 防水 |
Xperia GX SO-04D |
2012年8月 | 4.0 | 13MP | 4.6インチ 1280×720 |
内蔵メモリ16GB LTE初対応、NFC |
Xperia SX SO-05D |
2012年8月 | 4.0 | 8MP | 3.7インチ 1280×720 |
内蔵メモリ8GB |
Xperia AX SO-01E |
2012年11月 | 4.0 | 13MP | 4.3インチ 1280×720 |
内蔵メモリ16GB NFC、防水 |
Xperia Z SO-02E |
2013年2月 | 4.1 | 13MP | 5.0インチ 1920×1080 |
内蔵メモリ16GB NFC、防水 クアッドコア |
ここに掲載されていないモデルもあって、たとえばゲームパッドコントローラーを搭載していたXperia Playとかは本流とは違いそうなので今回ははずしました。主な機能をざっくりと比較してみると上記の通りとなります。
大きな進化ポイントはOSが最新の4.1になっていること。画面が5.0インチのフルHD解像度パネルになったこと。そしてクアッドコアプロセッサーを初めて搭載したこと。ハードウェアが大きな一歩を踏み出したモデルになります。
そして、ソニー製スマートフォンとしては、もうひとつ大きなトピックがあって、ちょっと前までは「ソニーエリクソン」というメーカー名でいましたが、それが100%ソニーの資本に変わり現在は「ソニーモバイルコミュニケーションズ」という社名になっています。
新しくなったソニーモバイルコミュニケーションズになってから企画設計が始まった実質第1号機がこの「Xperia Z」になるんだそうで、そうなるとスタッフの気合いなども違ってくるんでしょうね。
日本初登場のXperia X10の時もかなり盛り上がりましたが、そのとき以来の、しっかりとコンセプトを持たせたモデルの投入ということになるわけです。
発表会は加藤社長のスピーチからスタート。この方がドコモさんの社長さんなんですね。就任して7ヶ月になるそうです。
この春は12機種のニューモデルが登場。
モデルの特長を説明されています。
新型モデル5機種で高精細のフルHDディスプレイ搭載モデルが登場。その情報量を扱うために高い演算能力が必要になりクアッドコアプロセッサーの搭載もしている。さらにその高性能を支えるために2,000mAh以上の大容量バッテリー搭載モデルも投入。
高速通信LTEについても業界最速の112.5Mbps対応モデルが登場するのと、3月にはLTEエリアは4000局、6月には10000局と急ピッチで増えていることもアピール。
これが2013年の春モデルの概要です。
という話が終わり、続いては魅力的な新機種の紹介です、ということになるんですが、その一番バッターに登場するのが。。。
ソニーのXperia Z、Xperia Tablet Zです。NTTドコモの一押しモデルです、と思い切り紹介してくれました。
こちらがXperia Zです。背面もガラス板デザインになっていて、ソニーショップ店員からみるとサイバーショット「DSC-TX300V」を思い切り薄くしてスマートフォンにしたイメージ。
厚さは7.9mmで、ここに2330mAhのバッテリーが収納。防水仕様になっておりバッテリーの脱着はこのモデルではできなくなっているそうです。
5インチフルHDディスプレイは443dpiという高精細画面。従来モデルが323dpiだったそうで、これでどれくらい写りが良くなるものなんでしょう。5インチフルHDは新しい世界です。
搭載しているカメラ機能についても言及されており、夜景撮影などでのざらつき感のなさが特長とのこと。
ここでアクセスが多いからなのかUSTREAMがいったん落ちてしまいます。
回線が復活したら、今度はXperia Tablet Zの説明に切り替わっていました。ボディの厚さはなんとスマートフォンよりも薄い6.9mmで、これも防水仕様。温度の問題があるのでメーカーとしてはうたえないかもしれませんがお風呂に持ち込めるタブレットの登場です。
こちらも解像度はフルHD(1920×1200)を実現。6000mAhのバッテリーを内蔵し、スマートフォンへのお裾分け充電などもできるそうです。
ソニーのXperia Tablet Sの発売が9月でしたのでわずか4ヶ月で新型で同タイプのタブレットが登場したことにショックを受けている方もいるかもしれませんが、今のところXperia Tablet ZにはWi-Fiモデルの用意がないみたいなので、ドコモで回線契約をした上で購入する事になります。
毎月のランニングコストがかかるタブレットと考えるとちょっと手が出しにくいですよね。
それでも、これだけの気合の入ったモデル。。。10型サイズというと自宅内で使う事も多いでしょうしWi-Fi版、出てこないですかね。
会場ではNFCのデモを行っています。Xperia Zを、Xperia Tablet Zにタッチするだけで。。。
これでスマートフォンに写っていた写真データをTabletに移すことができました。というのを行っています。転送アプリなどの起動にややタイムラグが感じられましたが、メールで転送したりせずともこれだけでなんの操作もなしにデータのコピーができるというのはいいなぁ。
両方とも欲しい。。。
スマートフォンのXPERIA Zは1月23日より予約受付を開始して発売は2月9日になるそうです。
タブレットのXPERIA Tablet Zは3月中旬の発売予定とのこと。
その他、ソニー以外のメーカーのタブレットやスマートフォンの紹介もあったんですが、こちらは「MEDIAS W N-05E」というモデル。2画面折りたたみのスマートフォンで、これはSony Tablet Pを彷彿させるというか、Tablet Pが好きな人はこちらに流れてしまわないですかね?
ソニーからもTablet Pのスマートフォンバージョンとか出してくれたらいいのに。
ということで、2013年春モデルの発表は終わり(かなり端折っています。ご了承ください。)
新サービスの紹介に続くんですが。。。
「Twonky BEAM」というBDレコーダーとスマートフォンが連携するアプリを用意しているそうで、それがフルHDディスプレイ搭載モデルにも対応します、という発表をしました。このアプリ、後で自分でもつかってみよっと。
質疑応答ではNHKさんから「iPhoneにXperia Zで勝てますか?」みたいな質問がありましたが、Xperia Zも十分に魅力がありますと応えていたのが印象的。
デジタル一眼カメラの時はキヤノン、ニコンさんという2強時代に参入して安定的な3位を目指す!というのを最初はやっていましたが、スマートフォンでもXperia ZでまずはiPhone、サムソンに続く絶対的な3位を、このモデルでキープって作戦ですかね。
質疑応答の後はタレントさんによるトークセッション。堀北さんがXperia Zのホワイトモデルを紹介してくれていました。
私の視聴記はここまで。
今回発表になったXPERIA Zは明日、1月23日より銀座ソニービルショールームで展示になります。ご興味ある方はご覧になってみてください。私も時間が作れたら行ってみようと思うんですが、初日は猛烈な混み具合になっているんだろうなぁ。。。
☆ソニービル 最新「Xperia Z」「Xperia Tablet Z」先行展示のお知らせはこちらから
☆ソニーモバイル「Xperia Tablet Z」製品ページはこちらから
たぽし
2013年1月22日 @ PM 2:40
いつも楽しみに見せて頂いておりますm(__)m
本日発表のXperia Zですが、内蔵ストレージ(ROM)は、
32GBではなく16GBではないですか?
SonyMobileのページではそのような記載になってますが。。
当初の噂通り32GBであれば、GXから買い替えを考えたのですが、
16GBで変更なさそうなので、次のバージョンまで待とうかなと
思ってます^^;
Noir
2013年1月22日 @ PM 3:33
佐藤さんのブログを見るとソニー関連の情報がキャッチアップできるので助かります(^^♪
Xperia Z・・・「Z」の響きに弱いのでフラフラと行っちゃいそうです。でも、争奪戦がすごくて買えなさそうです(>_<) Tablet Z・・・Windows RTか4Kディスプレイ搭載だったら確実に突撃していましたが今回は見送りです。
店員佐藤
2013年1月22日 @ PM 7:34
♪たぽしさん、こんにちは。
ご指摘ありがとうございます。
こちらでも確認しました。確かにソニーモバイルさんの
ページで16GBになっています。訂正させていただきます。
ドコモさんの通信プランがやはりネックなもので
私は海外モデルを買えないかと悩み始めています。
クアッドコアプロセッサーのXperia、欲しいです。
店員佐藤
2013年1月22日 @ PM 7:36
♪Noirさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
毎度、よくわかっていないスマートフォン情報なので
いつもゼロから調べなおしています。
今までで一番大きな世代代わりというかモデルチェンジに
なるみたいなので、これは売れるんでしょうね。初代X10の
ときの予約合戦もすごかったんですが、また今回もすごそうです。
あべし
2013年1月22日 @ PM 9:01
佐藤さん、こんばんは♪
Xperia Z いいですね。やはり、型番にZが付くと期待が膨らみます。
しかし、11月にXperia GX を購入してしまったので買い替えは厳しいです。春にクアッドコアモデルが出るという事はリーク情報で分かっていましたが、2年契約が切れる他社携帯があったので、MNPでGXを購入しました。(GXには満足しています!)
スマートホンの購入は現状、通信会社との契約が密接に関わってくるのが本当に悩ましいです。(毎月受けれるサポート等無視すれば良いのですが、サポート金額が高額なので無視できません)
ソニーストアでSIMフリー機を販売すれば普及率も上がると思うのですが、難しいでしょうね。
私も佐藤さんのように海外モデルを狙おうかな。
店員佐藤
2013年1月23日 @ AM 7:19
♪あべしさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
Xperia GXというと、昨年のCEATEC JAPANで登場した
モデルですよね。最新機種をお使いというのがうらやましいです。
ドコモさんの販売スタイルだと毎月高額な定額サービスへの
加入が必須なので私みたいに通信料が極端に少ない
ユーザーだととても割高感があるもので。。。月間500MB
くらいの通信量制限で2,000円くらいの定額サービスが
あれば良いんですが。。。(スマートフォン for ジュニアみたいなの)
私はドコモさんが好きなのでドコモさんの契約だけで
済ませたいんですけどね。(^^)/