フルサイズEマウントレンズ「SEL85F18」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子、実際に「SEL85F18」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。
■「SEL85F18」の機能まとめ
- シャープな描写と柔らかいぼけを生かし、ポートレート撮影を手軽に楽しめる大口径中望遠単焦点レンズ
- 高速・高精度で静かなフォーカス駆動
- カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンなど操作性も充実
- 防塵・防滴に配慮した設計
■「SEL85F18」詳細
「SEL85F18」はα7Kや、α7II Kなどのキットレンズ付きでα本体を購入された方の2本目のレンズとして使っていただきたい単焦点レンズ、という位置づけになっています。
というのも、ブランドレンズが多いフルサイズ対応Eマウントレンズの中では59,630円(税別)という比較的お求めやすい価格に設定されているのです。
レンズ本体にはF1.8の浅い被写界深度でのシビアなピント合わせに対応するため、フォーカス駆動には、レスポンスに優れ、高速・高精度な制御が可能なダブルリニアモーターを搭載。静止画撮影時に限らず動画撮影時でも、静粛で高精度なピント合わせが可能です。
さらにピントを固定するだけでなく、カメラのメニュー設定で好みの機能を割り当てられるフォーカスホールドボタンや、ファインダーから目を離すことなくAF/MFモードを切り換えられるフォーカスモードスイッチを搭載。防塵・防滴に配慮した設計も施しています。
レンズにはED(特殊低分散)ガラスが採用されています。通常レンズは焦点距離が長くなるほど色収差の補正が困難になり、コントラストの低下や色にじみが生じ、解像力が低下します。この問題を解決するのがED(特殊低分散)ガラスや蛍石などの異常部分分散性を持つ硝材です。
望遠レンズで問題となる色収差を大幅に除去し、良好に補正してくれます。
「SEL85F18」はキットレンズの「SEL2870」よりもやや太めのレンズになりますが重量は371gとそれほど重いレンズではありません。ちなみにキットレンズの「SEL2870」が295gで、同じ85mm単焦点の「SEL85F14GM」は820gになります。
絞り羽根は点光源のボケなどで形が出てしまうところですが、キットレンズ「SEL2870」が7枚なのに対して9枚と、より円形に近い形ができるようになっています。
■キットレンズと何が違う?「SEL85F18」写り比較
キットレンズの「SEL2870」との一番の大きな違いは、絞りがF1.8と大きく開くため、被写界深度の浅い、いわゆる一眼カメラらしい写真が撮れるようになること。
絞りと被写界深度は絞りの数値に連動してピントが合う奥行きの範囲が少なくなっていきます。絞り値が大きくなるとフォーカスが合っている部分が増えていき、その方が写真写りがよくなるように思えますが、そうすると写真表現独特の奥行き感が出なくなってしまうんです。
3次元の世界のものを2次元で表現するときに、こうして絞りをいじって前後をわざとぼかして立体感を表現するのは写真ならではの技。
どういう違いが出るのか分かりやすく説明すると。。。
これはF8.0という絞り値で撮影した写真です。ズームレンズではシャッターを切ったときに開く光が通過する「絞り」の面積があまり広がりません。「絞り」の数値でピントが合っているように見える「被写界深度」が決まり、この場合は手前も奥もフォーカスが合っているように見えます。
単焦点レンズで「絞り」が大きく開くレンズだと、同じところでシャッターを切ってもこういう風に画が変わります。
手前のベンチにだけフォーカスが合っていて、奥の風景はぼけて見える様になりました。絞り値はF1.8です。数値が小さい方が絞りが大きく開いて被写界深度が浅くなるため、こうして写りに違いが出てくるんです。
ズームレンズだとF値がそれほど小さく出来ず、フォーカスがあっている範囲が多く見えて、単焦点レンズで大口径のものだと絞り値がF1.4とかF1.8など小さいモノがあり、デジタル一眼カメラならではの立体感のある写真が撮れる、というわけです。
こちらもわかりやすくF13.0で撮影。奥も手前のそれほど写りに違いはありません。
F1.8で撮影すると、こうして、なにかすごく意味ありげな写真にすることができます。
これは絞り値「F1.4」ということで一番絞りを開いた状態。一番被写界深度という、フォーカスが合っているように見える範囲が狭くなっている状態です。
手前の枝にフォーカスを合わせているのですが、その奥にある枝が一番ぼけてみえて、さらに天井のLED照明も大きな丸ボケになっています。
ラグビーボールの様な形になっているのは口径食と言って、大口径レンズでよく見られる現象。これは絞り数値を大きくしていくことで円形になっていきます。
絞り値を「F2.8」に変更しました。
このあと、どんどん写り方が変わっていきます。
絞り値を「F4.0」にしました。だいぶ天井のLEDのボケが円に近くなってきています。
絞り値「F7.1」です。画面左隅のLEDだけ、まだ口径食が残っています。背景になっている奥の枝は形までわかるようになってきました。
絞り値「F8.0」です。これで口径食が端までなくなったようです。右手奥の枝も最初はぼけていましたが、はっきりと写るようになりました。
これがF値の変化による写りの違いです。
キットレンズの「SEL2870」はF値が3.5~5.6となっています。広角側ではF3.5から使えるのですが望遠側ではF5.6からのスタートになります。
絞り値「F1.8」や「F2.8」の大きく背景をぼかした写真は「SEL85F18」でないと撮れないことになります。
こちらは「CP+2017」で展示されていたときに試し撮りしたものです。背景をぼかして人物を撮る「ポートレート写真」でSEL85F18を使うとこうした立体感のある写真が撮れます。
人物にはしっかりとフォーカスが合っていますが、背景は大きくぼけているので浮き上がって見えてきます。
自分が写真に撮りたかったのはこれ!というのを分かりやすく表現できるのがこのレンズの特徴のひとつ。
キットレンズを買ってそれだけで使っていると、なんかデジタルカメラと写りがかわらないような?と思えてしまうかもしれませんが、そういうときに、こうした大口径の単焦点レンズを使ってみると、きっと想像していた「フルサイズデジタル一眼カメラ」の写りが楽しめると思います。
■店員が実際に撮影した「SEL85F18」作例
☆当店blog 2017.3.24 「本日発売 単焦点レンズ『SEL85F18』開梱レポート 」
■レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス
ソニーストアでαレンズを購入してみようか?という方に、ソニーストアで購入することのメリットをご案内したいと思います。
メーカー直販のソニーストアでのレンズ購入というと価格が高いのでは?と思われるかもしれませんが、実は保証を視野に入れると、そうでもありません。
というのもソニーストアではかなり強力な保証サービスを付けて購入する事ができます。ただ、レンズ購入時にはちょっとしたコツがあり、それを知らないと損をしてしまうことも。そこで簡単にその内容をご紹介致します。
ソニーストアではメーカー直販ならではの保証サービスがあります。
まず通常のメーカー保証は1年ですが、ソニーストアでは「3年ベーシック保証」というメーカー保証が最初から3年に延長されたものが付いてきます。
そしてそこから有料でソニーストアの保証をさらにアップグレードすることが可能。
5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、魅力なのはこちらではなく、3年ワイド保証と5年ワイド保証になります。ワイド保証は落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれる動産保険の様な保証サービスです。
たとえば撮影時に誤って手を滑らせて落下させ、外傷が出来てしまった場合はメーカー保証もベーシック保証も効きませんが、ワイド保証ならそれが無料で直してもらえます。免責金額などの設定もありません。無料で修理してもらえます。
盗難や、日本海溝に水没させてしまうなど、本体がなくなってしまった場合は補償されませんが、これが魅力でソニーストアでソニー製品を購入される方はかなり多くいらっしゃいます。
こうしたワイド保険が3年で本体価格の5%、5年で本体価格の10%で用意されています。是非、こちらに入って購入していただきたいところ。カメラ本体もそうですが高額なレンズもワイド保証に入れて購入できるのがソニーストア最大の魅力なんです。
初めてソニーストアをご利用になる方は保証のアップグレード料金を払ってワイド保障にすることになりますが、実は当店店頭で購入いただくと、3年ワイド保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。
店頭クーポンは残念ながらレンズが対象外になりますが、レンズと一緒にカメラボディを購入したいという方は店頭にお越しになるとよりお得にすることが出来ます。
ではレンズ購入時に、お得にワイド保証に入るにはどうしたらよいのか、というところですが、「αあんしんプログラム」というソニーストアの会員サービスに入ってからαレンズを購入する方法があります。
αあんしんプログラムは2017年3月1日からスタートしたサービスで、入会金が3,000円、年会費が6,000円かかるサービスです。入会すると5つの特典がもらえます。
4月1日~3月31日の期間、切れ目無く会員になっていると翌年の6月に3,000円分のお買い物券がもらえるため年会費は実質3,000円。それでレンズの3年ワイド保証、5年ベーシック保証が無料になり、5年ワイド保証も半額になるのです。
ワイド保証の価格はレンズ価格に対して3年ワイドで5%、5年ワイドで10%に相当するため、15万円のレンズだと3年ワイドでも7~8千円に設定されます。
SEL24105Gなどの15万円クラスのレンズを1本購入すると、その時点ですでに「αあんしんプログラム」年会費の元が取れてしまう計算。ソニーストアでαレンズを購入するなら絶対に入会しておいた方が良いシステムになっています。
αあんしんプログラムの年会費は月払いと年払いの2種類が用意されているのですが、オススメは年払いです。
というのも、月払いにしても最低契約期間は1年なので12ヶ月分払うことになります。1年の会費は同額なのですが、1年経ったときに月払いでは自動継続になってしまうところ、年払いでは1年後に継続手続きをしないと更新にはなりません。1年経ったときに簡単に退会できるのが年払いの方ですので、当店ではこちらをオススメしています。
レンズ購入前に先に「αあんしんプログラム」に入会していただくと、月払いの場合は翌日正午以降、年払いの場合は2時間ほどで会員専用ページにアクセス出来る様になります。館員限定ページでαレンズを購入すると3年ワイドが無料、5年ワイドは半額で購入できます。
SEL24105Gは3年ワイド保証が8,000円、5年ワイド保証が15,000円に設定されていますので、これ1本で元が取れる計算です。
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL85F18 |
ソニーストア価格: 59,630円+税 |
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発売日 | 2017年3月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:6,000円 3年ワイド/5年ベーシック:3,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア購入特典 | 送料無料 ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン実施中! |
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店頭購入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 スプリングフェア特典あります |
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