【新製品】『PDT-FP1』プレスリリース発表 スマホとは違う「データトランスミッター」を店員解説
ソニーさんからXperiaブランドでは無く”α”ブランドで新製品が発表になりました。内容的にはスマートフォンに限りなく近い製品になるのですが、これは通話機能のついていない「データトランスミッター」となります。
製品の様子をご案内します。
こんにちは、店員佐藤です。
今回は万人向けの製品ではありませんが、以前、HDMI入力端子を装備した「Xperia PRO」に興味をお持ちだった方は気になる製品になるかと思います。
形状や機能は「Xperia PRO」に近い内容になるのですが、この「ポータブルデータトランスミッター」には通話機能がついていません。通信にはデータSIMを使うのですが音声通信に対応していないため、マイクやスピーカーがついているついていないではなく、電話としての利用はできないモデルになります。
主な用途は報道系のプロカメラマンが新聞社にリアルタイムに写真データを送ったり、放送系のメディアで無線化することでカメラワークの自由度をあげたり、またはウェディング撮影で式と同時進行で映像編集をして出口でPVを上映したり、あとはYouTuberさんの生配信などで活用される機器になるかと思います。
こうした機器は従来からあるのですが、重量が1kg~2kgほどあったり機器が大型のものになっていたのですが、それをスマートフォンサイズで使える様になる、というものになります。
ディスプレイは6.1インチというサイズになるのでXperia 1 Vの6.5インチよりは小さく、Xperia 5 Vの6.1インチと同サイズ。
PDT-FP1 | Xperia 1 V | Xperia 5 V | |
画面サイズ | 6.1インチ | 6.5インチ | 6.1インチ |
高さ | 170mm | 165mm | 154mm |
横幅 | 80mm | 71mm | 68mm |
厚さ | 26.6mm | 8.3mm | 8.6mm |
重量 | 308g | 187g | 182g |
ただし、フレームは厚くサイズ的にはXperia 1 Vよりも大きなボディとなります。
これは専用設計のため効率良く受信感度を最大にあげるためのデザインからきています。
各種バンドに対応し、5G通信もSub6だけではなく5G ミリ波に対応。アンテナの配置を最適化することにより、Xperia 1 Vと比較して最大スループットエリアが広がり、電波の弱いところでの通信品質も向上、また通信可能なカバーエリアも拡大しており、高速/広範囲の通信を可能とする接続性を実現しています。
「Xperia PRO」にも搭載していましたが「Network Visualizer」という通信状況を視覚的に確認することができるアプリも搭載。アップロード中やダウンロード中にどのアンテナを使って通信しているのか、電波が途切れていないかを確認することも出来るようになっています。(画面はXperia PROのものを使っています)
さらにボディの厚みについては、背面に冷却ファンを内蔵しており最大40度の環境下での使用の際も熱停止を回避することができるとのこと。
Xperia 1 IV/1 Vにも「Xperia Stream XQZ-GG01」というゲーミングギアがあり、ゲームプレイで発熱した本体を冷やすことができましたが、あのモデルは本体を外側から冷やすだけでした。PDT-FP1ではヒートシンクを内蔵しており、そこに冷却ファンの風を取り込んで排気するというシステムにしています。
ファンのモード設定が可能で「冷却性優先/オート(バランス)/静音性優先」の3モードから選んで利用するコトが可能。静粛性が求められる撮影現場にも対応できます。
バッテリー容量は5,000mAhと、現行Xperiaシリーズと同じ最大容量のバッテリーを内蔵。USB Type C端子は2つ装備しており、USB PD対応のチャージ専用端子と、データ転送端子があるため、データ取り込みをしながらの給電も可能になっています。
バッテリーの連続動作時間ですがLTE経由のFTP転送で約4時間。HDMI経由のビデオアップロード(外部モニターアプリ使用)で約2時間となっています。
Xperia PROではマイクロHDMI端子でしたが、PDT-FP1はレギュラーサイズのHDMI端子を装備。
またLAN端子もあるので、”α1″、”α9 III”、”α9 II”、”α9″なら直接LANケーブル接続でデータ転送が可能。”α7R V”、”α7S III”、”α7C R”、”α7C II”、”α7 IV”の場合はUSB-LANアダプターを使うことで利用可能になります。
Wi-Fi接続の際は最大10台までのテザリングが可能。Wi-Fiは6GHzまで対応しているので、現行最新のWi-Fi6Eで利用ができます。
モバイル通信についてはナノSIMとeSIMに対応しておりデュアルSIMとして使えます。自動切替機能も内蔵しているので設定した条件以下の通信速度になったときは別のSIMに切り替える事もできます。ただ、2つのSIMで同時に通信することはできないのでご注意を。
その他、1/4インチ三脚ネジ穴が背面にあるので直接三脚などに固定することが可能。スマートフォンホルダーなどを使わなくてもカメラ固定することなどができます。
背面から向かって左上にはカメラレンズも見えますが、これはカメラではなく2次元バーコードのスキャナとなっています。
スマートフォンではありませんが、ベースモデルはXperia 5 Vが元になっていて、それを高速・低遅延通信、長時間利用のための排熱機能、各種端子類の増加、ソニーのカメラ連携アプリを全て利用可能にしたポータブルデータトランスミッターとなっています。
Android OSは13を採用していますが、スマートフォンとしての機能アップは狙ってはいないでしょうから、この仕様のままで使うことになりそうですね。
PDT-FP1の希望小売価格は159,500円なので、SIMフリースマートフォン「Xperia PRO」の229,000円よりも安く設定されています。
ソニーストアでの受注開始は2月7日10時を予定しており、発売日は3月22日となります。
ソニーストア店舗での実機展示は2月中旬以降を予定しており 、具体的な展示開始日については後日お知らせとなっています。
ポータブルデータトランスミッター PDT-FP1 |
希望小売価格価格: 159,500 円税込 |
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発売日 | 2024年3月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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発売日 | 2021年2月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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