2022年秋発売予定だったショットガンマイクロホンの新製品「ECM-G1」が8月12日発売で、本日10時より受注開始＆展示開始になりました。

早速、ソニーストア銀座へお邪魔させていただき、実機の様子を拝見させてもらってきました。チョロQ の様なマイクロホンに感動してきました。実際に録音も試させてもらってきましたので、紹介したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

2年前に発売されたデジタルオーディオインターフェース搭載の「ECM-B1M」に続き、今年は小型版の「ECM-B10」が発売。さらにアナログオーディオインターフェースのみになりますが、さらにさらに小さくコンパクトになった「ECM-G1」も登場しました。

従来はハンディカム用のアクセサリーをマルチインターフェースシューが共通になっているデジタル一眼“α”で使っていた感じでしたが、ここへ来てVlog需要の高まりに応えるように一気に新製品を投入してきた形になっています。

これらのソニーのマイクロホンの最大のメリットはインターフェースシューを通じて信号のやりとり、電源供給を行うため配線が必要なく、マルチシューに装着するだけで利用ができること。

そしてデジタルオーディオインターフェースを装備している機種同士であればデジタル信号で伝送ができるため、さらにノイズを減らすことができる、というメリットがあります。

今回、紹介する「ECM-G1」はデジタルオーディオインターフェースシューには対応していないものの、アナログの音声出力を装備するなど対応する機種が多いのが特長。どんなカメラででも使える超小型マイクとなっています。

そのサイズはもはやチョロQ の様な感じで、レギュラーサイズの”α7 IV”に装着するとこのサイズ感です。

マイクの存在感がないほどの小型感。

ただ、“α7 IV”はデジタルオーディオインターフェースシューに対応しているので「ECM-G1」を装着して使うのはもったいないかも。

“α9II”から後に発売されたデジタル一眼カメラは全機種デジタルオーディオインターフェース対応になっているので、“α7”シリーズで利用するならECM-G1よりもECM-B10、もしくは現在、受注停止中になりますがECM-B1Mを選ばれることをオススメ。

悩ましいのはVlogcamの「ZV-E10」でしょうか。このカメラもデジタルオーディオインターフェースに対応しているのでECM-B10の装着が可能なんですが、ECM-G1を装着した時のこのサイズ感はたまりません。

カメラサイズに合っているというか、よりコンパクトな運用ができるようになります。

ちなみにECM-B10を装着した時の図がこちら↓

小型になったECM-B10ですが、マイクの高さがカメラとほぼ同じくらいの高さになり、見た目にちょっとアンバランス。屋外での撮影時にはこれにウインドウスクリーンを装着することになるため、もう少しマイクの存在が増えると思います。

ECM-B10はデジタルオーディオインターフェース対応になっていますが、スイッチ切替でアナログ出力も可能。その場合はデジタルオーディオインターフェースには対応していませんが、サイバーショットベースのVlogcam「ZV-1」でも利用ができます。

ただ、そうなるとすでにマイクの方が大きいという事態になってしまいます。

ところがECM-G1であれば、このサイズ感。これで内蔵マイクよりも指向性の高い音声収録ができるようになります。

ECM-G1の付属品がこちら。

キャリングポーチの他に、ウインドスクリーン、シューカバー、そしてアナログ音声出力用の音声ケーブルが付属します。

ECM-B10にはついていなくて、ECM-G1にあるのが、こちらのマイク出力端子です。こちらに音声ケーブルでカメラのマイク入力に接続する事で、プラグインパワー対応のカメラならどんなカメラでも利用をすることができるようになります。

アクセサリーシューがコールドシューになっているカメラでもOK。

例えば、Xperia PRO-I + Vlogモニター試用のVlogcamでもショットガンマイクロホンとして使うコトが出来る様になります。

自前のXperia PRO-Iを持ち込んで試してみました。Xperia PRO-I本体の3.5mmのヘッドホン端子があるんですが、こちらは4極端子のみの対応になっていてプラグインパワーのマイク接続で使う3極端子には対応をしていません。

そこでUSB接続をしているVlogモニターを使って音声入力をする、という仕組みになっています。

試してみたところ、ちゃんとこれで外部入力のマイク音声が録音できています。

Xperia PRO-Iには元々、マイク録音が2系統用意されていて、通常の左右2chステレオ音声のマイク入力と、自撮り撮影時のためのセンターマイク（モノラル）を切り替えて撮影出来るようになっています。

マイク入力端子を使うと「External」という表示になりグレーアウトします。Xperia PRO-IのVideography Proでのマイク切替はできなくなりますが、これで外部マイクの音声入力が利用できるようになっています。

Xperia PRO-Iと言えば、本日19,800円の値下げが発表になっていて、昨年12月の発売時から4万円もの値下げ幅になりました。発売当時は約20万円だったモデルが、今や15万円台です。

Vlogモニターなる、スペシャルな専用アクセサリーが用意されていましたが、今回のショットガンマイクロホン「ECM-G1」もほぼそういう製品に思えます。（なんせ、ECM-B10などはXperiaでは使えないですから）

デジタル一眼“α”や、Vlogcamの「ZV-E10」「ZV-1」でも利用ができますが、Xperia PRO-I + Vlogモニターにも強力なアクセサリーになります。

ECM-G1の音声を簡単ではありますが比較録音させてもらってきました。

収録しているのは下記の組み合わせです。

1. “α7 IV”内蔵マイクでの収録
2. “α7IV”+ECM-G1 での収録
3. “α7IV”+ECM-B10 での収録（鋭指向性 ノイズカットオフ）
4. Xperia PRO-I 内蔵ステレオマイク
5. Xperia PRO-I 内蔵センターマイク（モノラル）
6. Xperia PRO-I + ECM-G1での収録

広いショールームでの収録なので部屋の反響は少ないのですが、これが当店店内や、マンションのリビングなどでは反響がもっと多くなるので違いが分かりやすいのですが、それはまた製品版実機が出荷になったら試してみたいと思います。

 

最近発売になったショットガンマイクロホンの仕様の違いをまとめてみました。

	ECM-G1	ECM-B10	ECM-B1M
ストア価格	17,700円	27,700円	37,675円
発売日	2022.8.12	2022.7.29	2019.9.6
指向性切替	無し	3パターン	3パターン
デジタル音声出力	×	○	○
アナログ音声出力	○	○	○
外部マイク出力	○	×	×
奥行寸法	48.5mm	79.3mm	99.3mm
質量	34g	72g	77.3g
周波数特性	50-20000Hz	40-20000Hz	40-20000Hz

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ZV-1やサイバーショットなどの小型カメラでの音声収録、またはXperia + Vlogモニターでの音声収録に威力を発揮するのと、とにかく荷物を少なくしたい！ときや、予備のマイクとして持ち歩くのに、この超コンパクトサイズが魅力になると思います。

先日、Xperia PRO-I + Vlogモニターで、富士登山のVlog撮影をしてきたんですが、唯一不満だったのが音声収録で、撮影している私の声ばかり入っていて、同行してくれているパートナーの声が小さくなっていたのが非常に残念でした。

ECM-G1がやってきたら、もう一度、富士登山に挑戦してきたいんですが、また付き合ってくれる人はいるかなー。

 

お盆休みの最中になりますが、8月12日が初回出荷になっています。これが到着したらその足で旅に出るというのはいかがでしょう？

 

ショットガンマイクロホン ECM-G1		ソニーストア価格： 17,700 円税込
発売日	2022年8月12日	メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭ご利用特典	☆テックスタッフ店頭ご利用特典

 

 

ショットガンマイクロホン ECM-B10		ソニーストア価格： 27,700円税込
発売日	2022年7月29日	メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭ご利用特典	サマーフェア特典ご用意しています ☆テックスタッフ店頭ご利用特典

 

 

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