2022年7月29日

ショットガンマイクロホン『ECM-B10』開梱レポート

新発売のデジタルインターフェイスを装備したショットガンマイクロホン「ECM-B10」が本日、発売になりました。

製品版モデルを早速、開梱して試用してきましたので、簡単に紹介したいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。

ショットガンマイクロホン「ECM-B10」は6月15日にプレス発表があった新型のαアクセサリーです。

カプセルマイクを4つ直列で使い、ビームフォーミング技術によって鋭指向性と高音質な集音を実現するマイクとなっています。

ソニーストアでの受注開始初日にたった1時間で在庫切れになるほどの、ものすごい人気製品になっていて、その後、納期が8月中旬まで延びていってしまったものの、結果的には予約オーダーされた方全員のところへ初回出荷分がお届けになっているかと思います。

パッケージの内容は上記の通り。取説類と、キャリングポーチ、ウインドスクリーンとマイク本体が入っています。

ウインドスクリーンは専用のものとなっていて、そのままマイク部にかぶせて使います。

これはフルサイズセンサー搭載の“α7C”に装着しているところです。

“α7C”はデジタルオーディオインターフェース仕様になっており、マイク側からデジタル伝送でデータをカメラに入力することができます。マイク側にスイッチがついていて、これをデジタルにしてもアナログにしても収録が可能になっています。

デジタルオーディオインターフェイスが搭載されたのが“α9 II”と“α7R4”からで、それ以降のカメラが対応になっています。Vlogcamの「ZV-E10」も対応しています。

デジタルオーディオインターフェースに対応していないカメラだと、どうなるのかというのを“α6600”で試してみました。

デジタルオーディオインターフェース非対応機種にデジタル音声での収録をしようとすると上記のメッセージが表示されます。

しっかりとエラー表示があるので、設定を誤って録音に失敗した、ということは無いようになっています。この場合もマイク側の設定をアナログ側に切り替えれば普通に録音が可能です。

なお、アナログのマイク入力端子は搭載されていません。カバーを外すとUSB端子が見えるのですが、これはユーザー用ではなくメンテナンス用となっており音声出力信号を取り出したりすることが出来るモノではありません。

ということでXperia PRO-I＋Vlog Monitorでの撮影時にECM-B10を外部マイクに使う、というのは不可です。そういう向きには2022年秋発売予定の「ECM-G1」というさらにコンパクトなマイクが登場しますので、そちらがオススメです。

ということで、早速、“α7C”を外に持ち出して録音テストしてきました。

各モードでの撮影を試してきましたが、これは絶大な効果があります。

鋭指向性と単一指向性での周辺ノイズのカット具合はかなりのもので、さらにノイズカットの効果もかなりあります。

山手線～新幹線まで8路線のガード下でひっきりなしに電車が通っているのと、環状2号線と第一京浜の交差点を背景に、私のナレーションがしっかりと聞き取れるくらいの精度で録音ができています。

これはVlog撮影での強い味方になります。それでいてこれだけコンパクトなマイクになっていますので、これからの動画撮影では必須アイテムになるのでは！？

6月27日までにオーダーされた方のところへは発売日お届けで、それ以降にオーダーされた方のところへは8月16日以降のお届けになる、という案内が出ていましたが、現在は翌日出荷で受注しています。

今からのオーダーでも夏休みの旅行に持っていくことが可能。発売に気がつかなかった方も、是非、今からご検討になってみてください。


ショットガンマイクロホン ECM-B10		ソニーストア価格： 27,700円税込

発売日	2022年7月29日	メーカー商品情報ページこちら
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