【レビュー】新型グラスサウンドスピーカー『LSPX-S3』ショールーム実機レビュー
7月13日(火)にプレスリリースで発表になった新型のグラスサウンドスピーカー「LSPX-S3」が水曜日からソニーショールーム/ソニーストア銀座にて発売前特別先行展示をスタートしています。
実機の様子を取材させていただきましたのでレポートします。これ、かなりアウトドア向けに使えるかも。
こんにちは、店員佐藤です。
2016年に初代モデルが発売になり、ハイレゾ対応のコンパクトモデルになったのが2019年発売のLSPX-S2でした。LSPX-S2のコンセプトをそのままにお求めやすい価格でモデルチェンジしたのが今回の「LSPX-S3」というところですね。
ハイレゾ対応ではなくなりましたが、音の情報量を楽しむためにステレオペア接続するとSBCコーデックになっていたので、スペックを見ると高音質を楽しむというよりも雰囲気を楽しむ方にガッと振った製品という印象です。
なにはともあれ実機を拝見しにいくのですが、気になるのはやはり先代のLSPX-S2との比較です。LSPX-S2は新型のS3と入れ替わりに販売終了になる予定ですので、今だけ、2機種を比較検討して買うことができます。
さて、LSPX-S2(写真左)とLSPX-S3(写真右)を並べて置いてみたところがこちらです。LSPX-S2のサイズが90×277mm、LSPX-S3が94×289mmとなっており、ややサイズが大型化しているのが一目でわかります。
それと写真ではわかりにくいかもしれませんがマットなステンレス風だったボディが、LSPX-S3ではチタン風になり、よりアウトドアっぽく見える様になったと感じるのは私だけでしょうか? チタン製であれば、すごく軽くなっているような印象ですが重量はどちらも1.1kgでほぼ同等です。
ウーファーユニットを46mmに大口径化したというLSPX-S3ですが、本体の直径は90mm前後ともともと小さいため、それほど重低音が豊かに鳴る、というものではありません。スピーカーのサイズだけ見るとSRS-XB12(生産終了製品)クラスで、ワイヤレススピーカーのもっとも小型モデルくらいのサイズになります。
音の傾向も似ているのですが、フルレンジスピーカーに加えてアクチュエーターを使ってガラス管を鳴らすことができるため、伸びやかでナチュラルな高音が楽しめる、というのがグラスサウンドスピーカーの特徴になります。
この3機種をすべてスマートフォンにBluetooth接続して、順に切り替えて聴いてみると、やはりSRS-XB12だけはそれなりの音になってしまうんですが、音の傾向は近いものがあります。この3機種で音を聴き比べてみると、なるほどハイレゾ対応をうたっていただけあって、LSPX-S2の方が高域については伸びやかで、かつ繊細な音に聞こえます。
弦楽器やアコースティックミュージックがLSPX-S2の得意なジャンルだとしたら、LSPX-S3はボーカル曲などを元気に聴かせてくれる、という方向にチューニングされた感じ。傾向としてはSRS-XB12に近くなったかも。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座ではスタイリストの方がLSPX-S3での試聴にオススメの楽曲をSptifyでリスト作成してくれています。こちらの楽曲を聴いても今回はボーカル曲中心になっているみたいです。
充電はUSB type C端子になっています。付属のケーブルもやや丈夫そうなケーブルになっていて、これは永く使えそうな製品に見えます。
マイクロUSB端子から徐々にUSB type C端子に変わってきていますが、もう今はほとんどの製品がUSB type Cになっています。接続の時に上下を気にしなくても適当に挿すことができるのも今は当たり前になってきていて、たまにマイクロUSB端子だと、えっとどっち向きにするんだっけ?と、面倒になってきています。
今まではマイクロUSB端子をtype Cに変換するアダプターを重宝していましたが、これからはもしかして逆のものとかが必要になってくるかも!?
側面には電源キーやボリュームの調整ボタンが配置されています。Bluetoothのペアリングなどに使うボタンは底面に配置されていて、たまにしか使わないモノは裏、利用頻度が高いボタンは側面、というのは従来と同じです。
タッチで接続する「NFC」は非搭載になっていますが、対応機器が近くにあれば自動で接続モードを呼び出す「Fast Pair」対応になっているので、ペアリングモードにしてからスマートフォンのXperiaを近づけたら、それだけで接続設定ができました。NFCがなくても接続の手間は変わりません。
背面にある横長の枠はタッチセンサーになっていて、これをタッチすることでランプのオンオフができます。
LEDランプの明るさはLSPX-S2と同等だと思います。初代モデルではLEDランプを直視しないように、という注意がありましたが2台目からはレンズを経由した発光になっていて、灯りの揺らめきを楽しめる様になっています。
タッチセンサーを長押しすることで固定照明と揺らめきを切替可能。
従来はランダムで揺らめいていたものがLSPX-S3では音楽に合わせて揺らめくとなっていましたが、レベルメーターみたいなダイレクトなゆらぎではなく、やや遅延があるのか、あくまで雰囲気に合わせた揺らめきになっているようです。
さて、今回はLSPX-S2とLSPX-S3を並べて撮影したり聴き比べたりしていますが、LSPX-S2はソニーショールーム/ソニーストア銀座で用意しているものではなく、当店の展示モデルを持ち込ませてもらっています。
当店のLSPX-S2はあるときは尾瀬にキャンプに行ったりもしていて、あちこちに出没します。ガラス製品で持ち運びが難しいのに、どうしているんですか? 特に尾瀬はリュックに入れてどうやって持ち込んだんですか?と、聴かれたりするんですが、割と簡単にケースが用意できるんです。
というのも、このLSPX-S2ですが、日本酒の720ml瓶(四合瓶)とほぼ同じくらいのサイズなんです。
なので、箱入りで販売している日本酒を買ってきて、その後、箱だけLSPX-S2用に使うと直径も高さもほぼジャストサイズでハマったりします。
専用の箱入りのものでなくても、通販でオーダーすると梱包箱に入って届くので、その梱包箱を使ってしまうというのも手です。この方が緩衝材はありませんが箱自体のサイズが小さく出来るのでキャンプ向きです。
日本酒1本持っていくつもりで、ランタン代わりのグラスサウンドスピーカーがキャンプに持って行けるのって、なんか良くないですか!?
ということで、今回はややサイズが大きくなっているLSPX-S3が箱に入るのか試しに行ってきたんですが、ま、ちょっとサイズは大きいものの誤差の範囲で入りそうですね。
通販の梱包箱も大丈夫そうです。実際にはガラス部に傷が付かないようにプチプチを巻いてから箱に入れるんですが、LSPX-S3もこうして持ち運ぶ事ができそうですよ。(本当はどこかのアウトドアグッズのお店が専用ケースとか作ってくれると良いんですけどね)
グラスサウンドスピーカーは根強いファンの方々がいらして、長く使われている生活用品になっています。
単に音質だけを求めてワイヤレススピーカーを購入するならSRS-XB43などを購入された方が安く高音質を楽しめるのですが、グラスサウンドスピーカーは製品がお客様を選ぶ製品なんですよね。
このデザインのLEDキャンドル、LEDランタンを使いたい、それで音楽まで鳴らせるんだったら良いね。という選び方みたいですね。
よりシンプルになった「LSPX-S3」の紹介でした。
発売は8月6日と、ちょっと先になりますが秋の夜長に部屋を暗くしてまったりと過ごす時間を目的にいかがでしょうか?
アウトドアで使ってみたい!と言う方はソニーストアの長期保証3年ワイド付きでどうぞ。
グラスサウンドスピーカー LSPX-S3 |
ソニーストア価格: 38,500 円税込 |
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発売日 | 2021年8月6日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ 3年ベーシック無償 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
グラスサウンドスピーカー LSPX-S2 |
ソニーストア価格: 44,000 円税込 |
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発売日 | 2019年3月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:5,500円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:3,300円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ 3年ベーシック無償 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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