FM補完放送対応ラジオがソニーから発売

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☆TBSラジオ FM補完放送のお知らせ

すでにお聞きになっている方もいらっしゃるかと思いますが、この春より全国で「FM補完放送」が始まります。

ソニーからこの「FM補完放送」に対応したラジオが3機種発売になっていますので、合わせてご案内したいと思います。

 

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2011年に地上アナログ放送が終了して、テレビ放送はデジタル放送に移行しました。その後も東京タワーから東京スカイツリーへ電波の発信が変更されていたりテレビ電波放送もちょっとずつ変わっていたりするのですが今回はラジオの話。

地上アナログ放送が終わり、その電波帯域が現在、空いている状態になってます。その後、その電波帯域は次世代の携帯電話のための帯域に用意されるという話を聞いたことがありますが、その一部をFM放送で利用することになりました。

アナログテレビ放送の停波の時に影響を受けていましたが、FM放送の上の方の周波数にNHKのテレビ放送の音声だけが受信できるラジオなどがあったと思うのですが、それらの帯域に近いところを使ってAM放送の補完をしよう、ということをします。

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☆総務省 FM補完放送の概要(pdf)

詳しくは総務省のPDF資料で案内が出ています。役所の資料ですので内容は非常に堅いモノになりますが、要するにビルの高層化などによりAM放送の受信がしにくい地域が増えており相談件数も増えているため、それに対応すべく、一部のAM放送局の内容をFMでも放送しよう、ということをするそうです。

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私も経験がありますが、震災当日には私もテレビではなく、ネットでもなくラジオを一番使っていました。あの日に限って、ワンセグ付きの携帯電話ではなく別の携帯を使ってたんですよねぇ。スマートフォンも持っていましたが当日は全然つながらなかったのを思い出してきました。

今さらラジオですが、されどラジオなんです。

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で、全局ではないのですが、使用周波数の発表があり、すでにこれらの周波数を既存のAM放送局に認可を降ろしていて、この春以降に順次、AM補完放送としてのFM放送がはじまるんだそうです。

あくまでもAMの補完放送なのでAMラジオ局がFM放送を始める、というノリではないということなっていますが、いやいや、これは大チャンスですよね。

対応するFMラジオがあれば、普通にFM放送としてAMラジオ局の放送聞くことが出来るんですから。

 

で、東京地区では3局に免許が与えられています。それが「TBSラジオ」「文化放送」「ニッポン放送」と、なっています。

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☆ニッポン放送 FM補完放送のお知らせ

この春から一斉に放送ではなく、関東広域圏では9月頃の試験放送開始、秋からの本放送開始を目標にしている様子。

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☆文化放送 FM補完放送のお知らせ

・90.5MHz TBSラジオ
・91.6MHz 文化放送
・93.0MHz ニッポン放送

という予定です。

全国各地でこうした既存のAM局のFM補完放送が予定されています。名古屋ではCBCラジオ、東海ラジオ放送が。大阪では毎日放送、朝日放送、大阪放送の3局。

北海道ではSTV、HBC。沖縄では琉球放送、ラジオ沖縄などが予定とのこと。放送開始時期は局によってバラバラなんですが、気にしておくと、どこかで放送開始日時、周波数、ラジオ局名などを目にすることがあると思います。

 

そして、それに対応するラジオなんですが90.1MHz以上のFM周波数帯域対応モデルなら受信が可能。実は対応モデルは意外と多くて慌てて対応ラジオを買わなくても良いケースもあるんです。

☆ソニー製品情報サイト「FM補完放送対応モデル(90.1MHz以上のFM周波数帯域対応モデル)」

以前、震災の時に購入した山ラジオ「ICF-R100MT」などもFM補完放送対応モデルでした。

「FM補完放送対応モデル」として新製品のラジオが出てくるのはこれが初めてですが、従来のラジオでもFM補完放送の利用はできますので、お見知りおきを。災害は忘れた頃にやってきます。そのときにFM放送の利用も思い出してください。

 

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★ソニーストア クロックラジオ「ICF-C1」のご案内はこちらから

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★ソニーストア シャワーラジオ「ICF-S80」のご案内はこちらから

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★ソニーストア CDラジオ「ZS-S40」のご案内はこちらから

 

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