ハイレゾ音源のブラインドテスト『ハイレゾ検定』始めました

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当店では10月新発売のハイレゾ対応HDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」の店頭展示を行っています。ご希望のお客様にハイレゾとCD音源の違いを分かっていただけるようにデモを行っているんですが、先週の土曜日は大盛況で最大時3組様方のお客様に同時に楽しんでいただいていました。

お客様同士で体感した違いを語り合ってくださったり、こういうコミュニケーションの場にできればいいなぁ、という当店の夢がちょっと実現した感じでした。

その時のお客様の反応、ご感想を元にようやくハイレゾ楽曲もそろってきましたので、今週からはハイレゾ音源のブラインドテスト大会「ハイレゾ検定」を当店で開催したいと思います。

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☆Phile-web「ハイレゾ音源は人間の耳で聴き分けられるか? 禁断のブラインドテストで検証!」

触発されたのはこちらの記事でした。

果してハイレゾ音源の聞き比べは普通の方にできるのか? ということをされていて、結論から言うと5つのフォーマットの違う楽曲を聞いていただき、それを高音質な順に並べてもらう、というのは無理だったものの、フォーマットの違う2曲を用意しての聞き比べだとほぼ正解できるというものでした。

なるほど、当店でのデモはハイレゾとCD音源の違いをわかっていただくためのデモを行っているので、違いのわかりやすい曲を用意して、違いがわかりやすい部分を案内した上で比較試聴をしていただいているんですが、そういうブラインドテストをお客様に実施するというのは思いもつきませんでした。

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今までも可能な限り音楽CDを用意して、HDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」に最初からサンプルで入っている15曲の聞き比べができるようにしてはいたんですが、用意していたのは1部楽曲のみ。

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レンタルCDショップに行ったときに、ふと思いだしてボチボチとサンプル曲と同じCDを集めてはいたんですが、そうか、これで全曲が比較試聴ができるようになっていると面白いですね。

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ということで、昨日はお店が比較的大きな新橋のツタヤさんへ行って、レンタルできるCDを全部探してきてリッピングしてHAP-S1に転送しました。

CDが見つからなかった曲も5曲ほどあるんですが、それはコルグさんの「AudioGate」を使ってDSDからWAVに変換して収録。

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これで全曲がDSD(もしくはハイレゾFLAC)と音楽CD品質の44.1kHz 16ビットでの比較試聴が可能。

トラック表示をして順に再生させると、私自身もブラインドテストをすることができます。ハイレゾ楽曲と音楽CDの順番ですが、ランダムに出てきていて規則性はないので、自分でも目を閉じて曲送りをしていくとどっちだかわからないで聞くことができるんです。

2曲続けて聞いて、どっちがハイレゾなのか決めてから目を開くと、再生曲のジャケット表示でフォーマットを確認することができます。100%ではないんですが9割くらいは正解できました。

これにMP3も数曲加えて聞き比べているんですが、CD品質とMP3の聞き比べの方がちょっと難しいかもしれません。

ちなみにPhile-webさんの記事の中でも言っていますが、音楽CDとかMP3の方が音が良く聞こえる、というのは私も気持ちがわかります。今まで、普段聞いている最高音質のものが音楽CDで、それをMP3やBluetooth転送した圧縮音源で聞きなれているので、それが標準の音に感じてしまうんです。

MP3やCDの音はウォールサウンドっぽく聞こえて、迫力というか面で迫ってくるような音が良い感じになったりするのは私も一緒。ハイレゾ音源だと音像がしっかりと定位するとともに、そういうぼけてブワッと面で迫ってくる音がなくなってしまうので、なんかスカスカに聞こえることがあります。

楽器を自分で演奏している方だと、どちらが自然な音なのか、特に自分で演奏している楽器を元に聞くと「本物の音」がハイレゾの方が近いというのがすぐにわかるんですが、音楽CDをたくさん聞きこんでいる人の方が「音楽CDの方が良い音に聞こえる」とおっしゃる傾向にあります。というか、以前、VAIOのDSD音源やSACDの体験会をしていても違いがわからなかった方のほとんどが楽器を自分では演奏することのなかった方たちでした。

ちなみに私も楽器を演奏する機会はほとんどないんですが、高校時代には普通にギターとか使っていたので、それくらいの経験でもギターを使った楽曲だと聞き比べをしなくてもハイレゾ楽曲の聞き分けはできます。

そんなことを昨夜は一人で店内でやっていました。(^_^)v

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その後、せっかくそろえたハイレゾ楽曲とCD楽曲です。DSDをハイレゾFLAC変換してウォークマンF886に転送。

ハイレゾ対応のヘッドホン「MDR-10RC」と一緒に持ち帰って通勤電車の中でブラインドテストをしてきましたが、もうコンポで耳を作れてしまったからか、こちらも80%くらいの確率で聞き分けはできました。

あれなんですよね。音量が大きいと音質って良く聞こえてしまうので、音量レベルをそろえる工夫をしないといけないんですが、まぁ、それも自分で意識してボリュームを調整するとなんとか聞き分けられる感じです。

うん、これは楽しいぞ。

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なお、当店ではサンプルで入っている15曲以外にも現在は下記のアルバムを購入して店頭にて試聴ができるようにしています。

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まず最初に購入したのがヴァン・ヘイレンの「1984」でした。ギターなどの電子楽器では聞き分けが難しいと思いますがドラムセットの特にシンバルなどの音で聞き分けがしやすくJump、Panamaなどはご存じの方も多く聞き分けができるかと。

ハイレゾ192kHzと表記されていますが、半分の曲は96kHzでの収録になっています。192kHzと96kHzの曲の聞き分けは私にはできません。(*_*) まったくわからないです。

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ドラマ「半沢直樹」のsound trackです。購入時にはまだドラマ放送が終わったばかりということもあり、これで「つかみはOK」のつもりで購入したんですが、シンセの音だとあまりハイレゾ感が。。。

それでもテレビで散々聞いてきたあの曲がハイレゾで聞けると、ちょっと興奮します。もう、今はつかみに使っていませんのでリクエストがあればお聞かせいたします。

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TVCMでおなじみの「Take Five」が入っているアルバムです。FLAC 176.4kHzで販売されているアルバムを購入しています。

HAP-S1にはサンプル曲として「Blue Rondo a la Turk」がDSDで収録されています。DSDとFlac 176.4kHzとCD品質の3パターンの聞き比べができます。

DSDとFlac 176.4kHzなんですが、これも見事に違いがあるんですよ。

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クラシックファンの方のためにランランのアルバムも用意しました。こういう曲を鳴らすとスピーカーが物足りなくなるというか、もっと大きなスピーカーで鳴らしたくなります。

HAP-S1のチューニングがもともとロックやポップスを念頭にした製品なので、あまりこういうデモは向かないのかもしれませんが、生音の違いはこういうのが一番差がでそう。

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JPOP代表ということでいきものがかりの最新アルバムも用意しました。シングル4曲が入っていて誰でも知っている曲なので、これも試聴には大人気。

「123 ~恋がはじまる~」のAメロのところでアコースティックギターの音色がするんですが、ハイレゾ楽曲だとフォークギターの金属っぽいはじける音がちゃんと聞こえます。ああ、高校時代に部室で聞いていたギターの音ってこういう音だったよな、というのが感じられたら、もうブラインドテストはほぼ乗り切れます。

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そして個人的な趣味で購入したブルースブラザースのベスト盤。彼らは2枚のライブアルバムと映画のサントラアルバム1枚を世に出しているだけなんですが、その3枚のアルバムからコレクションした曲が入っています。

ライブ音源ばかりなのですが、オーディエンスの歓声がわかりやすいくらいにハイレゾ。このアルバムは比較試聴をするまでもなく、あ、ハイレゾの効果ってこんなにあるんだ、というのがわかるアルバムだと思います。

すみません。このCDはamazonにオーダーしているんですが、2週間経ってもまだ届きません。到着したら音楽CDの用意をします。(別途、オリジナルのCDアルバムはあるので比較試聴は可能です。「Soul Man」が超わかりやすくておすすめ)

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ブラインドテストはHAP-S1を使って行っていますが、ご希望の方にはウォークマンS886でも行うことができます。

ご興味ある方は、是非、当店にてチャレンジしてみてください。

当店の「ハイレゾ検定」に合格された方には記念品として担当セールスさんからいただいているブラジルのお土産をプレゼントいたします♪

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しかしハイレゾ曲って便利ですね。昔みたいに著作権保護などの機能がないのでPCで楽曲購入したらそのままHAP-S1に転送ができるのと、ウォークマンにも同じ曲を転送して外出先でも家の中でもハイレゾが楽しめるようになります。

ハイビジョン映像と一緒で、違いがわかってしまうともう元には戻れなくなってしまいますので、そこだけご注意を♪

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★ソニーストア HDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」のご案内はこちらから

※今回ご紹介したプレーヤーです。現在ソニーストアでは入荷次第出荷になっています

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※PCと接続して使うUSB DACです。こちらのモデルは32ビット対応なんですが今のところ音源がありません

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※今回ご紹介したスピーカーです。

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