昨日より出荷の始まった新型ICレコーダー「ICD-SX813」の開梱レポートをお届けします。

なんだ、ICレコーダーか。。。興味ないなぁ。なんて方もちょっとご覧になってみてください。最新のICレコーダーってなにやら大変なことになっているんです！

 

当初はプチレポートだけでスルーするつもりだった「ICD-SX813」ですが、担当エリアの商品担当の方や、ソニーストアの担当者さんから熱い売り込みを受けていまして、このICレコーダーに絡んだ方がほぼ全員「ICD-SX813」を強力にプッシュしてくるんですよ。

価格も安いし、まぁ、それだったらちょっと使ってみようかな？ということで最新ICレコーダーをゲットしてみました。ソニーストアで3年ワイド保証付きにて購入。

ウリはPCM録音、指向性の高いマイクロホンを使っての高音質録音と、強力なノイズカット機能が搭載されており、ノイズカットについては録音時も再生時も機能搭載している上、さらにデジタルアンプを搭載し、まるでICレコーダーのポータビリティに、PCMレコーダーの高音質録画性能、ウォークマンの高音質再生機能が全部まとめられちゃった様なモデルになっているとのこと。

では、早速ですが箱を開けてみましょう。

箱を開けてみると、ほほぅ、新製品導入会で本体のデザインなどは見ていたんですが、こういう同梱品については製品版を買うまで様子がわかりません。こういうソフトなキャリングケースがついていたんですね。

さらに驚いたのが。。。

これ、電池。

普通、こういうのってお試し用のアルカリ電池とかが入っていて、高価な充電池については別売りですよ、なんてやるんですが、最初から充電池が付属していて、さらにこれ見てわかりますよね。ゴールドなんですよ。エナジーゴールド。

シリーズにはシルバーとゴールドの2種類があるんですがゴールドの方は容量が倍。使い比べてみるとわかるんですが、スタミナ性能が大幅に違っていてエナジーシルバーはほとんど使う気にならないというか、時計とかの本当に消費電力の少ないモノに回して使っています。

スタミナ性能の高い、ゴールド電池が付属しちゃうですか！

太っ腹！

さらにさらに驚いたことに。。。

このヘッドホンです。ICD-SX813はデジタルノイズキャンセリング機能を内蔵しているデジタルアンプ仕様のモデルなんですがついてくるヘッドホンが現行のウォークマンAシリーズと同じモノですよ！13.5mmの大口径ドライバーを縦に内蔵し、さらに2つのシリコン素材を使ったハイブリッドイヤーピースまでおごって、これのS、M、Lサイズが付属するって。。。これ、ウォークマンと一緒じゃないですか！

部品取りするとこのヘッドホン部分だけで5,000円くらいします。電池が700円くらいだとして、そんな計算をすると、このモデルが一番お買い得なICレコーダーになっているのかも。

ということで、同梱品を全部広げてみたところがこれです。USBケーブルや専用コンパクトスタンド、そして取説類が見えます。

付属の単4充電池は本体に収納してUSBケーブルでPCからの給電で充電を行います。外出先で電池が切れたら、そこでアルカリ単4電池などを入手すればすぐに続けて録音することも可能。これはICレコーダーとしての理想のバッテリー運用方法ではないでしょうか？

私の場合はデスクトップに放電機能内蔵のチャージャーを用意してありますので、こちらで充電をします。半分くらいの電池が入っている様子でした。

充電が終わったら単4電池を装填して。。。

まず最初は時間合わせです。こういうICレコーダーの操作ってあちこちのボタンを使って理不尽な操作を強いられるモノ、という記憶があるんですが、今時はそんなことはなく、本体に十字キーがあるため、これで見た目通りに操作すればなんでもできてしまいます。

そういえば私が以前使っていたICレコーダーはスタミナ性能も4時間くらいしかなくて、常にバッテリーの様子を気にしてばかりいたのですが、このモデルはすごいですよ。録音だけなら17～19時間可能とのこと。

昔、昔の7～8年前の話になりますが、この進化のほどはすごいなぁ。

これも付属品。マイクスタンドになります。テーブルにべったりと置いてしまうとノイズを拾いやすくなるため、こうしてちょっと浮かせることができるようになっています。写真には写っていませんが、背面にはねじ穴も付いていて三脚に装着することもできます。

そして、付属品の中でもっとも感動したのがこれ。ソニーさんの発行する録音ガイドです。

結論からいうと、ICレコーダーの操作って無茶苦茶簡単になっているんですよ。十字キーを使ってディスプレイの案内に従えば、大体の事ができます。で、この録音ガイドにはそういう操作の話ではなく、ICレコーダーを使う時の基本的な話がされています。

たとえば口述メモなどの使い方ですが、吐息などがそのままマイクに当たると風の音を拾ってしまうので、クチの前にICレコーダーを持ってくるのではなく、やや横のところに持ってきて直接、息を当てないようにしましょう、などの的確なアドバイスが載っています。

また、実際に録音する前に必ずテスト録音をして、どんな風に音が録れるのかも試しておくことを勧められていたり、なるほど、これはかなり親切に出来ています。

ICレコーダーの使い方ではなくコツがわかる冊子になっていました。

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こちらは付属ソフトの「Sound Organizer」です。何をするソフトかというと。。。ウォークマンで言うところのx-アプリみたいなものでICレコーダーとPCのデータをやりとりするためのソフトウェアになっています。

この手のソフトはあまり使う気がしなくて。。。直接ファイルをドラッグ＆ドロップした方が速いんじゃないかな？とか、思うことがしばしばあるんですが、いざ、使ってみるとインターフェースがSonicStageとかx-アプリとそっくりで使いやすくできていました。

ICレコーダーとPCのデータのやりとりの他、音楽CDのリッピングや、録音した音声ファイルの音楽CD化などもこのソフト1本でできるとのこと。

これは音楽データの転送シーンなんですが画面左がPCで、画面右がICレコーダーの中身になっています。ファイルを選択してからファイルの転送ボタンを押すだけ。ウォークマンと一緒。

タブは3つに分かれていてレコーダー、音楽、ポッドキャストの3つに分かれています。あとで判明しますがタブが3つに分かれているのはICレコーダーの中のメニューも一緒で、このあたりがまたわかりやすくできているんです。

これは音楽データをCDに書き出すときの画面。音楽CD以外にもMP3形式のCD、データディスクなども選べるようになっています。至れり尽くせりじゃないですか。

転送が終わってこれは再生画面を呼び出したところ。最初はレコーダータブの中でフォルダ名が並んでいるだけ。これらのフォルダ名を自分で変更することができるようになったのもICD-SX813のオススメポイント。

タブを音楽フォルダーに変えてみると、出てきました。JUJUと、マイケルのTHIS IS ITです。

あとは十時キーの真ん中にある再生キーを押すだけ。ジャケット映像こそ出てきませんが操作性はまったくウォークマンと一緒。しかも音質もまさにデジタルアンプの音。

デジタルノイズキャンセリングヘッドホンもヒスノイズ感ゼロで、完全にウォークマンと同じレベルで音楽を聴くことができました。

環境選択をすると電車・バス、航空機、室内と3種類用意されているのもウォークマンと一緒。キャンセリング量を調整できるのも一緒。

これはちょっと図体のでかいウォークマンそのものです。

で、面白かったのがこのノイズカット機能で、これを使うと楽曲のノイズを思い切り減らしてくれるらしいんですが、音楽ファイルの再生時にもこれが利用できる点です。

ウォークマンのカラオケ機能ではボーカルを消して周りの演奏だけを残して聞かせる、という技がありましたが、これはまるっきり逆で、ボーカルだけを残して周りの演奏をノイズとしてかなりうまく抑えてくれます。

アカペラみたいになるのか、というとそうではなくて、どうもドラムセットの音はノイズと認識しないみたいなので、ドラムセッションとボーカルだけが聞こえる、ちょっと面白い状態になります。これはみなさんにも聞かせてあげたい。

さて、肝心の録音テストですが、ちょうど明日は土曜出勤の会議があるので、そこで使ってみようと思います。

スタミナ性能もかなりあるので、今日明日でいろんなものを録音して遊んでみたいと思います。

 

ちなみに、ちょっとだけ録音テストしてみたんですが、ノイズカット機能によるタッチノイズ。。。完全には消えませんが、すごい勢いで消えます。店員佐藤比で95%くらいは消えている感覚。これすごい！！

 

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☆当店blog　10.10.8「『ICD-SX813』先行予約販売開始＆プチレポート」
☆当店blog　10.9.21「新型ICレコーダー『ICD-SX813』が発表」
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