初級者向け『VAIO Duo 11』セッティングレポート
ソニーショップの店員とはいえ、普通の人の子なんです。生まれたときからVAIOを使いこなしているわけではなく、こうして新型モデルが出てくると都度、格闘をするわけで、いつまで経っても初級者PCユーザーのままなんですが、今回も週末に持ち帰った「VAIO Duo 11」で楽しくもあり、つらくもあったいろいろな体験をさせてもらってきました。
トラブルがあるとそれはそれで嬉しくて、そういうトラブル解決のためにいろいろと調べるウチに知識が貯まっていくんですが、今回もとりとめもなくなってしまうんですが、私が陥ったトラブルと、Windows 8搭載VAIOで見つけた新しい機能についてご案内したいと思います。
さて、週末自宅に持ち帰った「VAIO Duo 11」ですが、特別なにもまだソフトウェアのインストールはしていません。Officeはおろか、ATOKも入れていなくて、ほぼドノーマル状態。(画面キャプチャーのソフトだけインストールしています。)
で、Windows Updateも、VAIO Updateもしていない状態だったので、自宅へ持ち帰ってから、まずはこれらのアップデートを行ったんですが、ここで問題発生。
日本語入力ができなくなってしまったんです。
英字入力はできるんですが「半角/全角」キーを押しても「'」という記号が出るだけで日本語入力に切り替わりません。「5分くらいでわかるWindows 8搭載VAIOレポート」では、困ったことがあったらスタート画面で直接、キーボードから単語入力をすることでなんでも検索をしてくれる強力な検索機能がWindows 8にはついています。なんて言っていましたが、そもそも日本語入力ができないと、それの直し方も調べられません。
ということで、コントロールパネルを開いて(Windows キー+「X」キーでメニューが出ます)そこから「時計、言語および地域」をオープン。
ここにも言語な日本語があるので、問題はないはず。すでに消してしまったんですが、ここに英語もあったので、それは削除してしまったんですが、これが原因ではないみたいです。
いろいろなオプションがあるんですが、どれも日本語に設定をし直してみてもなおりません。
で、最終的にどこも異常は見つからないうちに直ってしまったんですが、思い当たることがひとつ。
「Windows キー」+「スペースバー」で言語切り替えをするんだそうです。Windows 8を使うようになってからやたらとWindows キーのショートカットを使うようになっていて、それで知らず知らずのウチにこれを押してしまっていたみたいです。
こういうの、一度覚えるとなかなか忘れないモノ。日本語入力が出来なくなった方は「Windows キー」+「スペースバー」を試してみてください。
そして、これは新発見。ファイルコピーをしている最中に詳細情報を開くと、上記の様な折れ線グラフを表示してファイル転送の速度をリアルタイムにモニターすることができるようになりました。
しかも、グラフの右上には一時停止ボタンとバッテンがありますが、転送中に一時停止して外へ出かけて、また戻ってきたら転送の続きをする、ということができるようになっているそうです。
このグラフをみていると、ファイル転送の速度にずいぶんとムラがあることを初めて知りました。で、見ていると速度は4MB/s前後でずーっと推移しているんですが、これ、もうちょっと早くならないかなぁ。。。
ということで、デバイスマネージャーを開いて、ワイヤレスLANの設定を見てみるんですが、ありました。Windows 7のVAIO Zでもそうでしたが、802.11nの倍速モードが最初はオフになっているんです。
詳しい話は下記の当店blogにてご案内しています。
☆当店blog 12.4.24「バッファロー無線LANルーターの倍速モード設定方法」
プロパティを開いて802.11nのチャネル幅を20MHzから自動に切り替えます。
これで転送速度が7~8MB/sに増えました。我が家の環境であればこれなら上々です。ファイル転送の速度がこれで倍くらいになりました。(解説している通り、無線LANルーターが倍速モードに対応している必要がありますのでご注意ください。)
Windows Updateが終わったあとにはVAIO Updateも行いました。現時点でアップデートが5項目ほど。
そして新しいソフトウェアとしてこちらも5項目あるんですが、ここにWindows 7のときからおなじみの「VAIO Gate」がありました。そうそう、これ、目を付けていたんです。
Windows 7の時にはほとんど使う事がなかったランチャーソフトなんですが、これがWindows 8になると話は別。スタートボタンからスタートメニューの代わりにタイル画面が表示されるので、この「VAIO Gate」をプログラムランチャーとして使えれば、今度は重宝しそう、とか思っていたんですが、VAIO Duo 11の中を見ても「VAIO Gate」が入っていません。
なくなっちゃったのかと思ったら、後からのダウンロード提供になっていたようです。
しかも。。。
以前は画面の上辺から出て来ていたのに、Windows 7のスタートアップメニューの位置に場所を変更。より「らしく」使う事ができそう。
VAIO Gateへのプログラムの登録、削除は非常にカンタンで、ドラッグ&ドロップでショートカットを入れたり出したりすることができます。まずは使いそうもないプログラムをVAIO Gateから出してしまって、整理をするんですが、さて、どうやってプログラムを登録しましょう。
今までだったらデスクトップにショートカットがあって、それをドラッグ&ドロップするだけだったんです。Windows 8になったらそういうのが無くなってしまいました。
で、ここで良い方法を見つけました。
Windows 8のタイル画面に戻り、ここで「VAIO TV with nasne」などのアプリではないデスクトップスタイルで利用するプログラムをひとつ右クリックしてメニューを出して「ファイルの場所を開く」というのを選択します。
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これで、従来のWindows 7の時にあったようなスタートメニューの中に入っているプログラムのショートカット一覧が表示されるので、ここで一気に必要なプログラムをVAIO Gateに移してしまうわけです。
あっという間に、自分に使いやすいVAIOに早変わりです。PlayMemories Homeとか、いちいちタイル画面から選ぶのが大変そうとか思っていたんですが、これならデスクトップスタイルの方にいるままでなんでもプログラムが稼働できます。
いいですね。これ。
なお「Classic Shell」というサードパーティー製のフリーソフトが登場していて、私も試しに入れて見ました。海外で作成されたソフトウェアを日本語化したものだそうですが、すごく良くできています。
まさにWindows 7を使っているのと同じような状態にしてくれます。
スタイルもWindows 2000風、XP風、Vista7風の3種類から選ぶことができて、Windows ボタンを押すと、このプログラムメニューが表示されるため、タイル画面を見ないでPCを使い切ることができそう。
逆にタイル画面を出すときはどうすれば良いんだろう?と、思ったら。。。
それはチャームを出して、真ん中にあるスタートをタップすればタイル画面に移ることが可能でした。
なるほど、ちょっとしかまだ使っていませんけど、このフリーソフトはすごいですね。いままでのWindowsの操作に慣れていて変化して欲しくない、という方にはおすすめ。一部表示が違っていたりする部分はありますが、おおむねWindows 7風の使い方ができるようになります。
ただ、せっかく新しいOSで、特徴的な新しい操作方法がいっぱい搭載されているのに、それをスポイルしてしまうのはもったいない、とも思えるわけで、私はアンインストールしてしまいました。
Windows 8の新しい使い方を早く覚えたいですし。
それと、これも私の困ったことの上位にランキングされる話なんですが、Windows 8のタイル画面用のアプリ、Windows ストアからダウンロードしに行くんですが、数が妙に少ないですよね。しかもおすすめのアプリしか表示されないし、もっと本来はたくさんのアプリがあるのでは?
第一、買ってきた週刊アスキー12/7増刊号「Winodws 8のすべて」に掲載されているおすすめ無料ソフト40があまり載っていません。Twitterクライアントのアプリを入れたいんですけど「twitter」で検索をしても目的のものが出てこないんです。
上の画面は「Winodws」キー+「F」キーで検索窓を出して、検索対象を「ストア」にして「Twitter」という単語で検索をしているんですが、Twitterクライアントがこの中にはひとつもないんです。
なんだこりゃ?
結論からいうと雑誌に掲載されているアプリの名前をWindows ストアで検索するのではなく、普通にインターネットエクスプローラーで検索すれば、それで見つかるものでした。そこからアプリのダウンロードを選ぶと、ストアの中に入っていってくれます。
なんで、こんなことになっているのか謎なんですが、Windows 8アプリがずいぶん少ないなぁ・・・という方はインターネットエクスプローラーでWindows ストアにアクセスして探してください。
おかげでようやく目的のアプリをインストールすることができたんですが、いじるのはこれからまたということで。。。
さて、残るもうひとつのお話。これはお客様から相談をいただいて、現在調査に入ったところなんですが、VAIOおなじみのリカバリー領域の追い出し作業のお話です。
Ofiice 2010などは入っていない当店のVAIO Duo 11なんですが、なんとリカバリー領域を調べたらそれだけで20GB以上の領域を占有していることが判明しました。256GBのSSDの10%も占めているとは。。。ちなみに128GBのSSDを選択している方にしたら20%ものディスク領域を使ってしまっているわけで、これは速攻で追い出したいところですよね。
現在、当店VAIO Duo 11ですが、リカバリー作業を開始してます。
後ほど、その様子をレポートします。
★ソニーストア「VAIO with Windows 8 Debut!」スペシャルコンテンツ
☆当店blog 12.10.24「VAIO Duo 11で使うアクションカムとムービーメーカー2011」
☆当店blog 12.10.23「製品版実機『VAIO Duo 11』開梱&セッティングレポート」
☆当店blog 12.10.19「『VAIO Duo 11』オーナーメードレポート最新版」
※当店経由でお買い上げいただいた皆様のオーダー内容を集計してレポートします。
☆当店blog 12.10.17「販売直前『VAIO Duo 11』オーナーメード研究レポート」
※VAIO Duo 11のオーダーメード内容をひとつひとつご案内しています。オーダー前に是非、ご覧になってください。
☆当店blog 12.10.11「5分くらいでわかるWindows 8搭載『VAIO』店員レポート」
※ソニーさんで受けてきたWindows 8セミナーの話をそのまま掲載。これでWindows 8をすぐに操作することが出来るようになります!
☆当店blog 12.10.15「Winodws 8とnasneを使った自動バックアップ機能の話」
※知っておきたいWindows 8を使う事の大きなメリット! Windows 8なら1時間に一度のタイミングでネットワークドライブにユーザーデータを自動バックアップできます!
☆当店blog 12.10.12「+5%オフクーポンが復活!ホームネットワークアシストプラン」
※新しいソニーストアのサービスが発表になりました。Windows 8搭載マシンを購入するときにしか入会できないサービスで、半年に一度、AV商品の+5%オフクーポンがもらえます! 今後もサービスの充実が予想されます。入会されることを強くおすすめします。
toorisugari
2012年10月30日 @ AM 10:44
「Snipping Tool」を使えば、もしかしてキャプチャソフトをインストールする必要も無かったかなとふと思いました。
店員佐藤
2012年10月31日 @ AM 12:04
♪toorisugariさん、こんにちは。
そうでした、Windows 7の時から標準でついてて、
Windows 8ではご親切にタスクバーに常駐して
くれているので、それを使わないといけませんね。
連続でじゃんじゃんキャプチャーする必要があるので
Winshotばかり使っているんですが、Snipping Toolも
なるべく使うようにこころがけます。