A&Vフェスタ2006に行ってきました

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今日は朝から横浜パシフィコへ行き、本日から24日(日)まで開催の「A&Vフェスタ2006」へお邪魔してきました。


ソニーブースを中心に速報レポートです。





ちなみに、この後も東京ゲームショーとかCEATEC JAPANとかがありますが、この「A&Vフェスタ」は、音を中心にした映像と音のメーカーさんの展示会的なもの。



入場無料でどなたでも入れます。ソニーディーラーコンベンションとは違い撮影もOKですので、そういえば、去年もディーラーコンベンションで撮影できなかったウォークマンとかを、ここに撮影しに行った覚えがあります。



事前に入場申込みをして、申込み用紙をプリントして持っていくと、プリントを渡すだけで入場手続きが終了します。プリントがない場合はその場で用紙に記入することで入場できます。


申込みを済ませて、もらえたものが写真のモノ。布製のちょっと小さめのバッグが今年はもらえました。A4サイズのカタログがピッタリ入るサイズなので、ブース回りには便利かもしれません。私もカタログ整理に使わせてもらおうと思っています。



で、まずはいきなりですがソニーさんのブースへ直行。ブースの作りは去年のものとほぼ同じような感じです。



ブースの奥の方にはSACDの試聴ができるコーナーがあります。朝一番なのであまり人はいませんが、カーペンターズのサラウンドデザインをしたものをSACD5.1chで流していました。ふーん、こんな昔の2ch音源のものがしっかり5.1chになるモノなんですねぇ。


こういう会場ですのでSACDの超高音質を楽しむって感じではありませんが、5.1chサラウンド体験が簡単にできます。



その手前には先日発表になった「ESシリーズ」のコンポーネントシステム「TA-FA1200ES」「SCD-XA1200ES」「SS-K30ED」もセットで展示されています。圧縮データ全盛期の中、こういう方向のオーディオ製品の開発を続けてくれる、またアピールしてくれる「A&Vフェスタ」って、ホントに貴重なイベントですね。



その脇にはマルチチャンネルアンプのスケルトンモデルの展示もあります。11月発売予定の普及価格帯で登場するESシリーズ「TA-DA3200ES」もあり、中をのぞき込んでみると。。。



電源部分がものすごいことになっていて、なるほど、こういうことになるんだと、ボディもデカイ、重いは仕方がないんだなぁ、と妙に納得。



フルHDパネル「SXRD」デバイスを搭載した新型のビデオプロジェクター「VPL-VW50」もVW100と並んで展示されています。VW50については会場2FのE206号室で試聴会をやっているとのこと。


おそらく先日のソニーディーラーコンベンションで展示していた内容と同じモノを持ち込まれているんだと思いますが、これも感動します。ちなみに当店に置いてあるA2500のリアプロBRAVIAと比べると、DVDの映像の高精細感がかなりアップするような印象なんですが、うーん、なんでなんでしょうね。同じ原理で投影しているんですけどね。



さて、そのSXRDなんですが、ブース内ではそのSXRDデバイスそのものを見せてくれるコーナーも設置されています。



0.61インチのSXRDパネルに光を当てて、それを大きく拡大投映することで画像を作るわけですが、0.61インチって小さいですねぇ。こんなもんですよ、こんなもん。



本来は3枚のパネルを使って映像を作るわけですが、実際にどんな感じで映像を反射させているのか、というデモもしてくれています。


 


これ、わかりますか? このデバイスの前には実際にブラビアA2500が置いてあるんですが、それと同じ映像をデバイスに映し出しています。白い光を当てていますが、本来はこれが緑だったり赤だったり青だったりして、映像を作るんですね。


ちなみに技術系にうとい私は横から入った光が屈折してデバイスにあたり、それが反射して、こちらに光が直進してくる仕組みが不思議で、プリズムの働きが一番面白かったりしました。手をかざして光を遮るとちゃんと映像が暗くなるんです。



その他、新型ウォークマンSシリーズもここで3個だけ展示中。シャカシャカ振ってもシャッフルしなかったので、なにかやり方とかコツがあるんでしょうけど、そういう使い方はおいおい、取説を見ながら試してみたいと思います。


で、実際に音を聴いたのは、実はこの時が初めてなんですが。。。うーん、前からそうなんですが、ウォークマンはHDDタイプのものよりもメモリタイプの方が音質がパワフルに感じます。正直言って、音質はちょっと期待できそうですね。


予定では来週出荷のお届け目安になっています(NW-S205F/Bの名入れサービス有り)が、早く届かないかなぁ。



他、こんなリビングシアターの展示セットが小さく仕切られたあちこちにいっぱい置いてありました。「撮影禁止」の看板があるんですが、それは流している映画デモムービーの2次利用になってしまうため、撮影を禁止にしているだけで、実際に写真撮影を希望する場合は、アテンダントの方に申し出ることで、ソニーさんのデモ映像に切り替えてくれて、それで撮影ができるようになります。


このリビングセットも最初は撮影禁止になっていたんですが、途中で映像を切り替えてくれて、撮影が可能になりました。(他のセットもお願いすれば全部撮影させてもらえるんですが、ご来場のお客さんがいっぱいだったので、遠慮させていただきました。)



ちなみに、このリビングシアターセットですが、スピーカーがちょっと面白いモノになっていません!? これ、実は特注品でもなんでもなくて、新発売の「DAV-LF1H」なんです。


ワイヤレスホームシアターシステムDAV-LF1H


あれ? 「DAV-LF1H」って、こんなスタンド月のシアターシステムじゃなかったっけ?って感じですが、スタンドを使わずに別売りの壁掛けアタッチメントを使うことで、フロントスピーカー3つを、こんな風に連結したような状態で壁掛け設置することができるんですって! これ、なんかヤケにカッコイイですよね。


もし、液晶BRAVIAとかが何かの抽選で当たって、壁掛け設置するようであれば、これはセットで壁掛けにしてみたいですねぇ。


なお、39,800円の激安ホームシアターシステム「DAV-DZ110」も展示されているのを楽しみにしていたんですが、私は見つけられませんでした。



ちなみに、これらのリビングシアターの提案展示ですが、再生している機器がヨーロッパ向けの参考出品となっているBD-ROMプレーヤーで行っていたりします。いよいよ、ブルーレイの本格普及前夜って雰囲気ですよね。


 


で、ここで個人的には一番大きなサプライズ展示を発見。昨年もひっそりと「ATRAC3 Advance lossress」の技術展示を行っていましたが、今年はひっそりという感じではないんですが、またまた、会場で初の発表となる技術が展示されています。



これがそうなんですが、一見、VAIOの一部モデルに搭載されている「DSD Direct」のデモに見えるんですが。。。これ、書いちゃっていいんですよね? 書いてまずかったら、関係各位の方、速攻で連絡ください。


この会場でデモをしているのは次のバージョンの「DSD Direct」のデモンストレーションなんです。


「DSD Direct」って何だ?って方は、当店ホームページのレビューレポート店員の声をご覧いただくとして。。。



ふむふむ「Core 2 Duo」が登場して、劇的に変換スピードがあがるって説明なのかな? それは嬉しいですねぇ。なんせ音楽CDの3~5倍くらいの変換時間がかかっていたので、それが短くなるのは嬉しいですよ。。。


って、え?違うの? 専用チップ以外に、インテルのCore 2 Duoに最適化したコードを用いることで90秒の音楽を86秒で変換できるようになると。おお、一気にに実時間を下回ることができるようになるんですか? それは良かったですね。。。って、え? それも違うの?



あ!そうか!!


DSD変換で実時間を下回ることができるってことは、リアルタイム変換が可能になるんですね!


って、ことは、今までは音楽CDよりも高音質なDSDミュージックを楽しむためには膨大な時間をかけてレンダリングさせた上、元データの4倍近い大きな変換後のデータをHDDに置いておくか、DVDに書き出さないといけなかったところが、そういう時間も、データ容量も必要なくなるわけです。


見かけ上は音楽CDの再生時にオーディオフィルターをかけるような使い方でDSDミュージックを楽しめる様になるのか!! それはスゴイ話じゃありませんか!!



まだ、ソフトウェアとしては開発中とのことで、次のモデルチェンジになるかどうかはわかりませんが、近いうちにVAIOに搭載されると。今回のイベントでは動作させるだけの簡易メニューで実際にリアルタイム変換再生をしているところを聞くことができるんですが。。。



インテルCore 2 Duo T5600(1.83GHz)で、プロセッサーの占有率は95%以上になります。ほとんどめいっぱい。なので、これをDSDリアルタイム変換をさせるときは他のアプリケーションを全部止めて、音楽再生専用マシンとして利用するしかないんですが、いよいよ、音楽CDを超える本格的な「音」をVAIOで楽しむ時代がきましたねぇ。(って、すでに来ているわけですが。)


Do VAIOのコンセプト、AV専用機器を超えるクオリティをVAIOで!っていうのは、着実に進化してきている感じですよ。



で、ここからは裏話ですが、このDSDフォーマットっていうのは、ソニーの中でもVAIOの開発チームが作り出したフォーマット。これをもっとソニー製品全般に広げられないのか!というのをVAIO発で行っているそうで、例えばこうした録音機器で直接DSDフォーマットでの録音ができるようになったり、SACDプレーヤーで、DSDフォーマットで書かれたDVD-Rの再生が出来るようにできないか、などを内部では提案しているんですって。


SACDにしても、DSDにしても、音のハイビジョンですから、圧縮フォーマットばかりでなく、こうしたソニーらしさ全開の分野でも、これからのますますの発展が期待できそうです。


いやぁ、そういうコトを聞くと、VAIOのCore 2 Duoプロセッサー搭載マシンが欲しくなってきますねぇ。


 


 


他、こういう機会なので他のメーカーさんのブースにもお邪魔してきました。普通の電気屋さんではなくて、ソニー専門店のソニーショップだと、他社製品を見る機会ってあまりないもので、こういうイベントは私にとっては大変貴重。



まずは、これがパナソニックさんから発売になったら世界初のBD-ROM再生対応のブルーレイレコーダー。「世界初のブルーレイレコーダー」って言ってしまうとソニーのBDZ-S77がありますから、BD-ROMの再生対応ができるレコーダーとして初ってことになります。


でも、それもちょっと怪しくてソニーの「VAIO type A」とかって、HDMI端子を搭載しているから、VAIOの方が初のBD-ROM再生対応のブルーレイレコーダーってコトになるんじゃないですかね!? 大丈夫かな? パナソニックさん?


ま、いっか。



TVCMとかでやっている103型のプラズマディスプレイはさすがにデカイですねぇ。ただ、これもケチをつけるつもりはありませんが、SXRDリアプロのA2500をここ最近、集中的に見ているので、なんかプラズマの映像って色が変、とか、精細感もイマイチで、単にデカイだけのテレビに見えてしまいます。



こちらはプラズマのもう一方の雄、パイオニアさん。



ここはちゃんとブースを作って、暗い部屋でプラズマが見られる環境を作っています。それでも色のモードが展示用のソニーで言うところのダイナミックモードとかなんでしょう。自然な映像とはかけ離れたどぎつい色になってしまっていて、結局、こういうディスプレイの本当の画質って、自分で購入してしばらく使ってみないとなんとも言えないんですね。。。私の場合。



その他、ビクターさんには液晶テレビの展示などがあります。他にオーディオ製品も多数展示されているんですが、個人的に気になるのが、今はディスプレイ系。



フルハイビジョン液晶の展示とかあるんですが、ここではソニーのDRC-MFの映像を見慣れているのか、それとも流しているソース映像に問題があるのか、とてもフルHDとは思えない画質。なんかシャープさにかけるというか、これもただデカイだけのディスプレイに見えてしまいます。


提灯記事と言われようとなんと言われようと、もう、私の目はブラビアでないとダメになっちゃっているみたいです。


だいぶソニーさんのSXRDに洗脳されてしまったかな!?(^_^;)



他にも小さなブースを使って、ドルビーさんやDTSさんのデモが行われていて、興味はあったんですが、時間がなくて見られませんでした。



2Fにあがると、こうしたブースが並んでいるんですけど、入場10分前には長蛇の列が出来ていたり、整理券を配っているんですが数時間先まで満席とかって状況になっていて、見たいときに見られるって感じではないんです。


平日の木曜日でこんな状況なので、土日は大変なことになるんでしょうね。



ちなみに、バンダイさんからはこんなものも出ているようで、音楽に合わせてアクションするジャズ人形って感じのモノ。1体6,800円とかって、チラッと見たのですが、こんなのコンポの脇に置いてみたら面白いかもしれませんね。


ちょっと興味がひかれました。


 


以上、淡々としたイベントレポートになってしまいましたが、丸一日時間を取っていかないと、これは全然見て回れませんね。午前中しか時間が取れなかったのが、ちょっと痛かったです。


 


☆「A&Vフェスタ 2006」のご案内はこちらから


 

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