2020年10月22日

空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』ショールーム展示レビュー

先週発表になったソニーの新製品、空間再現ディスプレイ「ELF-SR1」がソニーショールーム／ソニーストア銀座にて先行展示されています。全国でも本日時点で銀座しか展示がないこともあり、先週末は1時間以上の待ち列になっての体験だったそうです。

平日の水曜日の午後にお邪魔したんですが、それでも30分待ち。どんな体験ができるのか紹介したいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。

一見、VAIO Duo 11を思わせるようなスタイリングの箱？風の製品ですが、これがソニーの新しい3D立体視ディスプレイです。メガネなどを必要とせず裸眼で観ることができて、さらに解像度は4K相当になるんだとか。

ソニーストア銀座では、現在、コロナウイルス感染防止対策でエリア入場時に検温と手指の消毒協力を求められるのですが、その際に、なんの見学か尋ねられるので3Dディスプレイを見に来ました、というと、待機表に番号を記入して呼び出しを待つ、ということになります。

展示されて初めての週末を迎えた先週末は約1時間程度。平日の午後にお邪魔した私のときも30分程度の待ち時間になっていました。

呼び出しがあると、そこでスタイリストさんから案内を受けながら体験ができます。

こちらが空間再現ディスプレイ「ELF-SR1」です。

って、写真を見てもこれでは2Dディスプレイにしか見えないですね。これが裸眼で観ると左右の視差があって完全に立体に見えます。この箱の容積のところに空間ができて完全に立体に見えます。

これは立ち上がって上から見ているところなんですが、ちゃんと見える角度も変わります。

仕組みとしてはディスプレイの上部にカメラがあり、これでユーザーの目の位置をモニターしていて左右の視差はレンズで再現するんですが上下に動いた時は目の位置に合わせて映像を作り変えてしまい、それでどの角度からみても3Dに見えるようにしている、ということのようです。

驚くべきはその解像感です。PSVRとは比較にならないほどw解像感が高く、こうしたジオラマ風の映像を見ても車体のデカールまで見えてしまいそうなほど。

ギラギラした感じも抑えられているし、ちらつきもないし、ついに裸眼の立体視もここまできたか！という感じがします。

大空間ではないですが、これで映画本篇をじっくり見てみたくなるかも。

コンテンツはいくつか用意されていて、女の子のキャラクターがステージで歌って踊っているもの。空中を浮遊する車が飛んでくるもの。それとキッチンの男の子と猫のシーンなどがあります。

女の子のステージでは、上からのぞき込むとステージの映り込みなども見えるので、是非、お試しを。

なお、これはディスプレイだけで、別途PCで駆動しています。裏で動いているPCはWindows 10のものだそうです。

3D映像はunityなどのソフトウェアを使っているという説明でした。

見るからに業務用ディスプレイにしか見えないのですが、ソニーストアでは個人向けにも販売しているとのこと。これら3Dソフトが扱えれば、自分で映像を作って楽しむことができるそうです。

カートに入れて試してみたところ、My Sony ID取得の方がお持ちのAV商品10%オフクーポンなどは利用ができないので、50万円、ドンときます。

買う買わないは別として、新しいソニーの技術です。しばらくは土日にはかなりの待ち時間がかかると思いますが、ショールーム見学の折には、最初に順番待ち列に記録してもらって、体験させてもらってみてはいかがでしょうか？


空間再現ディスプレイ ELF-SR1		ソニーストア価格： 500,000円+税

発売日	2020年10月31日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	3年ワイド：25,000円３年ベーシック：無償
ソニーストア購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ店頭入特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典