2019年8月27日

First Flightからウェアラブルコミュニケーションギア『NYSNO-100』が発進

tecstaff ★ソニー新着情報 XEA20 0 Comments

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続々と登場するソニーのクラウドファンディング「First Flight」にて、スマートフォン無しで500mの距離で通話を可能にするウェアラブルコミュニケーションギア「NYSMO-100」が発表になりました。

あれ、これと似たような製品で「Xperia Ear Duo」とかありましたよね。その違いをご案内します。

こんにちは、店員佐藤です。

耳に装着するだけで会話ができるウェアラブルコミュニケーションギアが発表になりました。8月26日発表で目標額5610万円を1ヶ月で集めるそうです。支援者が集まれば製品化に向けてスタートします。

さて、今回はどんな製品を開発しようとしているかというと、ハンズフリーで使えるトランシーバーです。片耳に装着して使えるモノでスマートフォンは不要で本体のみで使えるとのこと。

3人同時の双方向会話が可能で海水にも対応する防水性能を備えているとなっています。

この製品の前に「NYSNO-10」という製品があり2017年1月に発売になっています。

すでに販売は終了しているのですが、これもクラウドファンディングに近い販売をしていました。ヘルメットに装着して、ヘルメットを振動させて通話をするヘッドセットで1台3万円で販売されていたとのこと。

ヘルメットが必要なことからスキーヤー向けの製品として販売されていましたが、これをイヤホンスタイルのヘッドセットにして挑戦する、というのが今回の「NYSNO-100」ということになります。

Facebookにその製品紹介のページがあり、そちらで開発エピソードなどがご覧になれます。

『NYSNO』という名前は、スキー発祥の地であるノルウェーの言葉で『新雪』を意味するNYSNΦ(ニースヌー)が由来です。

などのコメントが掲載されていました。

最長距離500mのbluetooth通信というのはアウトドアで使うのには、かなり便利でしょうね。というのも、先日行ってきた尾瀬ヶ原ですら、携帯電話の電波は届きません。万一はぐれてしまったときの通信手段がなかったため、同行されたメンバーさん全員にアウトドア用の登山アプリをインストールしていただき、行程を全員で共有できるようにしていたのですが、あのときに、これがあれば先頭と最後の人で通信することで、会話ができたんですよね。

そのスタイルから連想できる「Xperia Ear Duo」的な使い方も想定できますが「NYSNO-100」はあくまでも通話するのが目的で、Xperia Ear Duoは音楽を聴いたり、GoogleアシスタントやSiri、音声アプリの利用が主目的になります。

スマートフォンとの連携も用意されており、ソニーの業務用アプリになりますが「Callsign」と連携の用意があるそうです。有償機能と無償機能が用意されるとのことで、有償だと月額1,200円のアプリになるそうです。これを使えばBluetoothの通信範囲内だけではなく長距離での通信もできるようになります。

☆ソニービジネスソリューションズプレスリリース「Callsign」はこちらから

「Anytime Talk」というトランシーバー機能も搭載されていますが、これはAndroid OS同士でないと使えない機能です。iPhoneユーザーさんは利用ができません。

最大5台のXperia Ear Duoでグループを作成して、グループ内でトランシーバーとして「Xperia Ear Duo」を使う、ということができます。接続すると、いつでも5人同時に通話ができます。

アプリ上で機能をオンにしてオンラインにしておき、あとはXperia Ear Duo本体を長押しすると押している間だけ話ができる、というもの。自分以外の4人に同時に音声が飛びます。

5人同時に音声を飛ばす事ができるのですが、試してみると3人で同時に話をすると、もう誰が何を言っているのかわからなくなるため、運用ルールはなにかしら考えた方が良いかという機能でした。

スマートフォン同士のトーク機能になるため、当然、携帯の電波が入るところでないと使えないため、尾瀬などの携帯電波が飛んでいないところでは使えないという違いもあります。

タップしている間だけ話ができる、ということだと手が空かなくなってしまうのですが、Xperia Ear Duoのタッチパッドの設定を変更することで右側レシーバーのシングルタップだけで話が出来るようにすることも可能。

これなら「トン」と1タップするだけで話ができて、話が終わったら黙るか、シングルタップをもう一度することでオフにすることができます。

Xperia Ear Duo同士で通信しているわけではなくインターネットを介した通信になるので北海道と東京と九州などで離れていても利用が可能です。当店では店内に私が居て、セブンイレブンまでこのあたりを一周しているお客様と話をしたことがありますが、それなりに話が通ります。電話での通話品質よりも音質が落ちますが、これで5人同時通信ができることを考えれば、ちょっと魅力的です。

サイクリングとかで使っても良いかもしれません。（山歩きとかだと携帯の電波が微妙な場所がありますね。）感覚としてはリアルタイムでつながる声のLINEみたいなものかも。

	NYSNO-100	Xperia Ear Duo
本体価格（税別）	13,425円（送料込）	24,880円（送料別）
通話機能利用時のスマホ有無	無くても可	Android OS必須
同時通話機器数	3台まで	5台まで
通信方式	Bluetooth Ver5.0	Bluetooth Ver4.2
通信出力	Power Class 1	Power Class 1
最大通信距離	約500m	約10m
防水仕様	IPX5/IPX7相当	IPX2
質量	約14g	約10.6g×2
連続通話時間	約4時間	約2.5時間
連続待機時間	約15時間	約22時間

主な仕様の違いは上記の通りです。

10月1日に消費税が10%に増税されるため、来年の6月出荷予定になっている製品との価格比較がややこしくなるので、ここでは消費税8%計算で税別表記にしています。

通話目的で使うならXperia Ear Duoよりは、NYSMO-100の方がコストパフォーマンスは高いことになります。防水機能やスマートフォンを必要としない通話機能など、Xperia Ear Duoではできないことも多々盛り込まれています。

また、First Flight製品としては珍しく製品にはSONYロゴが記載されています。SONYロゴを入れる事でデザインや品質面を含めてかなり製品開発のハードルがあがると聞いています。製品としての完成度についてはかなり期待ができるモデルになるかと思います。

いつものパターンで早期割引きと言うことで、数量限定で早期割引された製品の販売を行っています。1台、2台セット、3台セットで販売されていますが、ひとつだけで買っても使い物にはなりませんので、グループで利用することを前提に、早めに複数セットを購入された方が良いかと思います。

クラウドファンディングがスタートして現時点で2日目に入ったところですが、ペア、トリオでのセットに人気が集中しているようです。出荷は2020年6月以降を予定しています。

詳しくはソニー「First Flight」にてご覧ください。

☆ソニークラウドファンディング「First Flight」『NYSNO-100』のご案内はこちらから

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発売日	2018年4月19日	メーカー商品情報ページこちら
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