Xperia Z3 Tablet Compactで始める『ハイレゾJAZZ入門』
なんか今年はずーっとソニー製品に追いかけられる1年だった気がします。矢継ぎ早に登場する新製品と、新機能のお勉強、そしてお客様の対応に追われてて、なかなか自由に時間をかけて製品とつきあうことができなかったんですが、年末になってようやくそういう時間を作れています。
今回は年末に大ヒットしたXperia Z3 Tablet Compactの話なんですが、新たに搭載されたハイレゾ音源の再生機能、そして8インチの書籍が見やすい大画面を使って楽しんでいる店員佐藤的ジャズ入門の話をしたいと思います。
時間があるとすぐにくだらないことをやりはじめちゃうんです。
さてさて、この秋はソニーからハイレゾヘッドホンがどっさりと発表になり、当店の店頭でもたくさんのお客様に試聴をしていただいてます。この秋にお店で用意したハイレゾ音源もあって、中でも「ベスト・オブ・ジャズ・ハイレゾサウンド」にかなり感化されました。
なかでも「ストレイト、ノー・チェイサー」という曲がえらいかっこいいんです。
よみがえってきた想いというか、そういえば2年ほど前にジャズとのすごい出会いがあったのを思い出しました。
超特等席で「ルパン三世」の大野雄二氏のジャズ演奏を聴かせていただいたことがありました。きっかけをつかめずにいたんですが、いつかジャズミュージックをちゃんと系統だてて聞いてみたいなぁ、とは思っていたんです。
そこで、この秋、ついに私も自前で持つ初めてのハイレゾ再生機器「Xperia Z3 Tablet Compact」を入手。
「ハイレゾ」をきっかけにここからジャズを勉強。。。いや、音学ではなく音楽ですからジャズを楽しんでみることにします。
で、まず手に入れたのがmoraでのハイレゾジャズ楽曲ではなく電子書籍Reader Storeでの「ジャズの鉄板 50枚+α」(648円)と「ジャズの名盤入門」(648円)でした。
Reader Storeで「ジャズ」と検索すれば多数のジャズ書籍がヒットするんですが、いきなり「ベスト100」とかになると数が多すぎるかな? ということで鉄板50枚からまずは聞いてみて、これでグッとくるものがあったら、これを皮切りに自分で調べるようにしてみよう、ということで先に「ジャズの鉄板 50枚+α」(648円)を購入。
いきなり、この本を全部読破しても、知らない外人の名前と知らない曲名のオンパレードでまったく面白いことはありません。
で、何をしたかというと、紹介している鉄板のアルバム50枚をリストアップして、これをハイレゾで聞けるかどうかを、moraで検索。曲をそろえるのにどれくらいの金額がかかるのかを先に調べてみました。
2014年12月時点でmoraで1枚1枚検索をしてみたところ、13枚のハイレゾアルバムを発見。これをすべて購入すると30,914円になります。
ちなみに320kbpsのAAC音源で検索すると41枚のアルバムが見つかり合計金額は48,443円。ハイレゾで買えるモノはハイレゾで、それ以外のものをAACでそろえると43枚のアルバムを65,425円でそろえられることが判明。
ふむふむ、moraでは揃わない7枚のアルバムはとりあえずおいておいて、この書籍をしっかりと楽しむのにはだいぶ出費がかかります。
ただ、moraはアルバムの最低価格が617円と結構高めなのと配信しているのは圧縮音源になります。これをレンタルCDで補えば、相当なプライスダウンはできそう。ウチの近所のツタヤさんですと5枚まとめてレンタルすれば1枚216円にしてくれるので、これで全部そろえることができれば10,800円程度で済む計算。
「ハイレゾでジャズを楽しむ」が目的なのでハイレゾで30,914円+7,992円で済みそうです。49,500円で購入したXperia Z3 Tablet Compactです。こうしたソフトウェア代に40,000円くらいの投資をするのは問題ないでしょう。
毎月1万円予算くらいでハイレゾジャズの道を進むことにします。
楽しむのは通勤時。レンタルCDを5枚単位で借りてきて、それをXperia Z3 Tablet Compactに取り込みます。ハイレゾ楽曲ではないCDからの楽曲でもこのモデルにはCD音源をハイレゾ相当の音域で鳴らしてくれる「DSEE HX」を搭載しています。
聞き比べてしまうと音の情報量は足りないままではありますが、響きや余韻などの微少な音をうまく補完してくれて音楽CDでもハイレゾ風に聞かせてくれます。
レンタルしてきた5枚のCDを週5日に割り当てて、毎日1枚ずつ楽しんでいきます。
音楽再生が始まったら、該当するページを読書。アルバムを聴きながら、そのジャズアルバムの背景、エピソードなどを読むわけです。
最初に「ジャズの鉄板 50枚+α」(648円)を選択したのは大正解で、あとでわかるんですが、この本の方が初心者向けでカンタンなことを書いてくれています。
非常にわかりやすい。
それと、50枚のアルバムを紹介しており目次にはその曲目一覧があるんですが、すべてハイパーリンクになっていて、目次で曲を選べばそのまま楽曲のページにジャンプしてくれます。
掲載は録音された年の順に並んでいるんですが、レンタルしてくるCDは古い順ではありません。後述しますが、気に入ったモノから聞くことになるので、このハイパーリンクが非常に助かります。
ただ、「ジャズの鉄板 50枚+α」(648円)はひとつひとつのアルバムについての説明が短くアルバムを1枚聴く間に読む文量としてはやや少なめ。
アルバムを録音した背景などはわかるものの、肝心の楽曲ごとの説明などはないんです。
そこで便利だったのが「ジャズの名盤入門」(648円)でした。こちらはジャズの名盤と呼ばれるアルバムを50枚ピックアップ。
こちらはアルバムの録音された背景はさらっとした説明になっていて、それよりは曲ごとのストーリー、誰がどんな演奏をしてどこが聴き所なのかを案内してくれています。
言っていることが「鉄板の50枚」と「名盤の50枚」で真逆の事を言っているところもあるのですが、ジャズアルバムの理解をより深めるのには非常に役に立ちます。
目次がハイパーリンクになっていないので、曲ごとにページを探すのがすごく大変なんですが、アルバムを聴きながらの時間つぶしには良い具合です。
ちなみに50枚の選曲はそれぞれバラバラでかぶっているのは13枚だけでした。moraに用意されている楽曲アルバムを数えてみると、両者の違いはこんな感じです。
鉄板の50枚 | 名盤の50枚 | |
ハイレゾ収録アルバム | 13枚 30,914円 | 17枚 33,909円 |
mora AAC収録アルバム | 41枚 48,443円 | 39枚 38,506円 |
ハイレゾ+AAC アルバム | 43枚 65,425円 | 42枚 58,028円 |
moraに収録アルバムなし | 7枚 | 8枚 |
ダブっているアルバム | 13枚(ハイレゾ5枚 AAC8枚) 17,617円 |
著者の好みが出て、ほとんどが違うアルバムで鉄板アルバムも名盤アルバムも揃っている感じがしますが、このダブっている13枚のアルバムから聞くことで情報量を増やして行けます。
ダブっていないアルバムについても例えば鉄板の方にはサードアルバムが紹介されていて名盤の方ではファースト、セカンドアルバムが紹介されている、という感じで大筋ではずれはないんです。
両方に掲載されているアルバムからそろえて聴き始めるわけですが、このマイルス・デイビスの「Kind of Blue」についても正反対のことが書かれていたりします。
鉄板の方では、ジャズ史上最高セールスを記録するアルバムで初めてのジャスアルバムでこれを手にする方は多いはず、実は著者もそうだった。というアルバムの思い出話まで披露する内容になっています。
名盤の方では、このアルバムを初心者が聴いて感動するかというとちょっと疑問。このアルバムはちょっと難解ですよ。というのも、この曲の1曲目から案内すると。。。という、様な感じになっています。
演奏者のキャノンボールについてもなぜそういう通称がついているのかというと、大食いな人らしくそこからついたあだ名とのこと。その後、糖尿病をわずらって49歳でなくなるそうですが、そういう話を聞くと右から聞こえてくるサックスの音。。。相当太った人が吹いているサックスなんだな、というハイレゾとは違った「空気感」が感じられます。
そういうウンチクを読みながら実際にジャズ楽曲を楽しむ、という通勤時間が非常に楽しいんです。書籍を読み終わってもまだ時間はあるので、そういうときはXperia Z3 Tablet CompactをテザリングでWEBにつなげて、Wikipediaでアルバム情報を検索すると、こちらでもまたいろんな話が出てきます。
ハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」。。。日本では「処女航海」というタイトルがついているそうですが、ジャズアルバムとして初めて全曲にストーリーがある内容で、それまでは曲ごとにバラバラのコンセプトだったのに、このアルバムで初めて全体を通して流れをつけている、どういうことかというと。。。
という話をアルバムを聴きながら電子書籍で読むわけです。
これがXperia Z3 Tablet Compactのたった1台でできるってすごくないですか? あ、もちろんハイレゾ対応のヘッドホンがあれば言うこと無しなんですが、ハイレゾ対応ヘッドホンがなくてもそこそこ鳴らせるヘッドホンがあれば充分楽しめます。
ここ、2週間くらい、こうしてジャズ入門をしているんですが、通勤時間が超楽しくなっています。
ちなみに、ハービー・ハンコックのハイレゾアルバムですが、これ、Xperia Z3 Tablet Compact本体だけで楽曲の購入ダウンロードをしています。タブレット本体だけでmoraの楽曲の購入はできるんです。
じゃ、音楽CDの取り込みはどうなのかというと。。。
私はVAIOで取り込んでしまっていますが、実はPCがなくても今はタブレット本体だけでCD録音ができるCDドライブとか販売されているんです。4,000円ちょっとで。
Logitec ロジテック Androidスマホ向け CD録音ドライブ ブラック LDV-PMH8U2RBK
- 出版社/メーカー: ロジテック
- メディア: Personal Computers
これがあれば、本当にXperia Z3 Tablet Compact本体だけでジャズ入門ができちゃいますね。
年末年始も、そしてお正月明けもしばらくはXperia タブレットとハイレゾヘッドホンでジャズを楽しみまくりたいと思います。
まずは鉄板と名盤のかぶっている13枚。そして、合わせて87枚のジャズアルバムをコレクションしてみようと思います。
ジャズが終わったら、次はクラシック。11月に無料で3巻読ませてもらった「のだめカンタービレ」を軸にこちらも楽曲集めをしようと思っています。コミッ クではなく、アニメやドラマを見れば、一発で映像と曲のイメージが合わせられるんですが、そこを自分でコミックに合わせて楽曲を探してくることで、アーティストや楽曲についての知識がついてくるんですよね。
こういう遊びをするのにはソニーのXperia Tabletって最高です。
この年末、本当に良い買い物を出来たなぁ。大人の嗜みで、この年末年始からはジャズを聞ける人になろうと思います。
PS
ここまで記事を書き上げた後で思いついたんですが、Music Unlimitedを利用したらもっとカンタンに楽曲集めができるかも。。。(^_-)
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MONSTER ZERO
2014年12月22日 @ PM 2:46
遂に、ここに来ましたか!!
ナイスです!
比較検討中の者
2014年12月24日 @ AM 12:46
ジャズの場合、ハイレゾももちろんいいんですが、古い録音やネットラジオみたいなローファイ的サウンドも面白いというか、さまになりますよ。我が家ではネットラジオで一日中ジャズチャンネルをかけっぱなしにしていることがありますが、生活のBGMとしてはローファイ気味なジャズは最適だと思いますね。
店員佐藤
2014年12月24日 @ PM 9:23
♪比較検討中さん、こんにちは。
なるほど、そうなんですね。
私の場合はハイレゾでガツンと来てしまったので
高音質な曲を探しながら楽しんでいます。
ヘッドホンでばかり聞いているのですが
ハイレゾ対応のコンポ。。。SRS-X9も
欲しくなってきました。