ついに繋がった! Xperia 1 VIIIでpovo 5G SAを土曜朝の通勤で実機検証

8月25日のサービス開始以来、SIMフリー版Xperia 1 VIIIで追い続けてきたpovo 2.0の5G SA。
9月5日の実機検証で、ついにn28とn77の5G SA接続を確認しました。上中里、上野、新橋へ移動しながら通信速度を測定し、ミリ波n257でのSA接続にも挑戦します。
今回は、SIMフリー版Xperia 1 VIII+povo 2.0という、かなり狭いところを狙った通信ネタです。対象になる方はそれほど多くないと思いますが、5G SAの実際の接続状況に興味のある方はお付き合いください。

こんにちは、店員佐藤です。
先週も熱烈なソニーファンなお客様とお話をさせていただく機会がありました。今年、Xperia 1 VIIIに乗り換えられてネイティブゴールドモデルを購入されたとのことなのですが、ケースはシルバーを選ばれてお使いになっていました。
いかにも「ゴールド!」というのは目立ってしまいがちですが、そこにStyle Cover with Stand for Xperia 1 VIII のアイオライトシルバーのケースを装着すると、かなり柔らかい印象に変わるとのことで気に入ってお使いになっているそうです。
乗り換えられて、今までの不満が全部解消され大満足とのことで「Xperia 1 VIII」のどこがお気に入りなのかうかがっていたのですが、なんと「Xperia 1 II」からのお乗り換えとのことでした。6世代ものジャンプだと、それはもう。。。感動すること間違いなしですね。
「Xperia 1 VIII」は6年間のセキュリティアップデートを予定しているモデルです。今回も長くお付き合いできそうですね。
その際に8月25日にサービスがスタートしたpovo 2.0の「5G SA」も話題になりました。当店ではサービス開始直後から、SIMフリー版「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」を使って5G SAへの接続を試してきていて参考にしていただけたとのことです。
povo公式の5G SA動作確認端末に掲載されていないSIMフリーモデルの「Xperia 1 VIII」が、サービス開始直後に5G SA契約に切り替えたもののpovo回線そのものが通信不能になっていました。
その後、povo側では8月27日夜間に接続設定の修正が行われ、当店のSIMフリー版Xperia 1 VIIIでも通常通信が可能になりました。そこまでは先日の当店blogレポートでもお伝えしています。
☆KDDI 重要なお知らせ・ニュース「povo 2.0の5G SA対応端末について」
その後も検証を続け、povo回線でSub6のn77やミリ波のn257に接続するところまでは確認できていたものの、NewRadioSupporterアプリで確認すると、いずれもNSA(ノンスタンドアローン)接続。
同じSIMフリー版Xperia 1 VIIIを使ったahamo回線では5G SA接続を確認できていたので、端末そのものには5G SAへ接続する能力があることは確認できています。
それでもpovoではSAにつながらないという状態が続いていたのですが、9月5日の土曜日の通勤時に、ついに状況が変わりました。

設定そのままでは5G SAでの接続は確認できませんでしたが、前回の記事のコメント欄で「ネットワークを自動的に選択する」をオフにして、手動で「44054」を選んだところ、SIMフリーモデルでも5G SA接続が確認できたとのことでした。
私も手持ちのXperia 1 VIIIで同様の設定をして、土曜日の通勤で試してみたのですが、これまでとは違う表示が出ていました。
「スタンドアローン方式(SA)の5Gに接続中です。」
ついに来ました! 接続していたのはKDDIの5Gで、バンドは「n28」。周波数は777.85MHz、NR-ARFCNは155570と表示されています。つまり、最初に確認できたpovoの5G SAは、Sub6のn77でもミリ波でもなく、700MHz帯を利用するn28の転用5Gでした。
この状態で通信速度を測定すると、下り:27.9Mbps、上り:17.7Mbpsとなっています。
速度だけを見れば「これが5G SA?」と思ってしまう数字ですが、5G SAだから必ず高速になるというものではありません。今回はn28での転用5Gでの接続です。NewRadioSupporterには明確に「SA」と表示されており、実際にデータ通信もできました。
しかも瞬間的なものではなく、スピード測定もできて、測定後に確認してもネットワークは「44054」での接続を確認しています。
これで当店のSIMフリー版Xperia 1 VIII(XQ-GE44)+povo 2.0 5G SA回線で、初めて5G SAによる通信を確認できました。
さらに面白かったのが、そのわずか数分後です。手動でのネットワーク接続をやり直して試したところ、今度は同じn28、同じ777.85MHzに接続しているにもかかわらず、今度はNewRadioSupporterに「ノンスタンドアローン方式(NSA)の5Gに接続中です。」と表示されました。
このときの通信速度は、下り:13.5Mbps、上り:28.3Mbpsでした。
つまり、同じn28だから5G SAになるわけではなく、同じ周波数でもSA接続になる場合とNSA接続になる場合があることを実機で確認できました。
なお、速度測定は時間や通信状況など条件が異なるため、今回の数字だけを使ってSAとNSAの速度を比較することはできません。それほどスピード差もないので、あまり参考にはなりません。
しかし、地元駅ですぐに検証ができてしまうとは、auさん、恐るべしです。
さて、その後、移動中の電車の中でも5G SAの通信ができないかとずっとモニターしていたのですが、この手動でのネットワーク選択にはややクセがあり、自分で44054に設定しておいて、あとから開き直してネットワーク選択をひらくと「KDDI ホームネットワーク」に接続済みという表示になります。
再び「44054 ホームネットワーク」に設定し直しても、次に開き直すとまた「KDDI」に戻っている、という不思議な動きをします。
また、「44054 ホームネットワーク」は4Gとして表示されることもあれば、5Gとして表示されることもあります。そして何より、44054を選択していてもNSAになるケースを確認しています。
このため、今回の検証だけでは「44054を手動選択すれば5G SAになる」とは言えなさそうです。
44054の手動選択がSA接続のきっかけになる可能性までは否定できませんが、少なくとも「44054=5G SA専用ネットワーク」という単純なものではないようです。
さらに移動して上中里駅でも「5G SA」接続ができました。
ここではNewRadioSupporterが「5G Sub-6」と表示。バンドはn77、周波数3709.92MHz、NR-ARFCN 647328です。
そして接続方式を見ると「スタンドアローン方式(SA)の5Gに接続中です。」となっています。
転用5Gの「n28」だけではありません。これまでpovoではNSA接続しか確認できなかった「n77」でも、5G SA接続を確認できました。
このときの通信速度は下り:50.3Mbps、上り:8.9Mbpsでした。
場所を変えて、さらに異なる5GバンドでもSA接続を確認できたことで、最初のn28でのSA表示が一時的なものだったとは考えにくくなりました。
少なくとも今回の実機検証では、SIMフリー版Xperia 1 VIIIでpovo 2.0の5G SAが実際に利用できています。
こちらは上野駅での5G SA接続の様子です。通信速度は下り:81.7Mbps、上り:26.5Mbpsでした。接続&スピード測定後にネットワーク設定を確認すると「44054」の表示になっています。
上中里駅の50.3Mbpsから、上野駅では81.7Mbpsまで上がりました。これは新橋駅での測定も楽しみです。
新橋駅に到着しました。いつもの平日は人でごった返しているホームですが土曜日の朝はガラガラです。
平日は人でごった返している新橋駅ホームですが、この日は土曜日の朝ということもあってかなり空いています。以前の検証でも高速通信を確認している場所なので、今回はどこまでスピードが出るのか楽しみです。
ということで、まずはSub-6でのSA接続に成功してスピード測定するのですが、出ました。下り:581.8Mbpsです。猛烈なスピードが出ているように思えますが、以前「Xperia 1 VII」を使ったpovo 2.0でのNSA接続で下り:582.2Mbpsという記録は出ています。
なので、やはりここでも「5G SA」だから通信速度が早くなる、ということにはなりません。
しかし、ここまで来ると試したくなるのがミリ波です。新橋の3・4番線ホームは以前からpovo回線でn257のミリ波に接続できることを確認しています。
いつものミリ波スポットへ移動してミリ波受信を確認してみます。
ミリ波受信をして、しばらくSA接続を待ってみたのですが、それはなくミリ波ではNSA接続にしかなりませんでした。ついでなのでスピード測定してみると、下り:2.33Gbps、上り:567.4Mbpsという新記録を達成。
やっぱりXperia 1 VIIIのミリ波接続はすごい! これが5G SA接続でスピードが上がるのか試したかったのですが、接続が確認できません。
新橋駅ホームだけでなく、駅前のSL広場もKDDIのミリ波スポットになっています。ここでもしばらくウロウロしながらミリ波接続を試してきました。
結果、n257バンドで周波数はいろいろ変わるものの、NSA、もしくは4G接続までしか今回は確認ができませんでした。
ミリ波n257については、今回SA接続を確認できなかっただけで、n257がpovoの5G SAで利用できないと判断できるものではありません。
今後も新橋周辺などミリ波を受信できる場所で検証を続けてみたいと思います。
蛇足ながら、ネットワークの手動検索を続けていると、一番下に『docomo SpaceX』という見慣れないネットワーク名まで表示されました。
ドコモではSpaceXのStarlink Mobileを利用した『docomo Starlink Direct』が提供されていますが、今回表示された『docomo SpaceX』が同サービスのネットワークを示しているのかまでは確認できていません。
これはちょっと気になります。今度はStarlink Directについても実機で調べてみたくなりました。
■SIMフリー版Xperia 1 VIIIでpovo 5G SAは使えた
8月25日のサービス開始から追いかけてきたpovo 2.0の5G SAですが、9月5日、ようやく当店のSIMフリー版Xperia 1 VIII(XQ-GE44)でも5G SA接続を実機で確認することができました。
しかも一度だけではなく、n28とn77という異なるバンドでSA接続を確認しています。
一方で、同じn28でもNSAになることがあり、ネットワーク選択画面に表示される「44054」と「KDDI」の挙動など、まだ分からない部分も残っています。また、ミリ波n257については今回もNSA接続でした。
なお、今回紹介したのはあくまで当店の実機で確認できた結果です。SIMフリー版Xperia 1 VIII(XQ-GE44)がpovo公式の5G SA動作確認端末になったことを意味するものではありません。
サービス開始直後には通信そのものができなかったところから始まった今回の検証。通常通信ができるようになり、n77、n257の5G接続を確認し、そしてついにn28とn77で5G SA接続まで確認できました。
残るターゲットは「ミリ波n257+5G SA」。
これが新橋で捕まえられたら、また追記したいと思います。
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2026年9月8日 @ PM 2:02
ミリ波は5G SA時は、n78・n77にくっつく形のはずです。
アプリ表示では、n78 5G SAのように表示。電波の掴みとしては、n78_n257のように、100Mhz幅のsub+400Mhz幅のミリ波で掴みます。
ヨドバシ店内の天井のミリ波局でやれば、3Gbpsほど出ると思います。
2026年9月8日 @ PM 2:07
そばちゃそば様、詳しい情報ありがとうございます!
なるほど、SA接続時のミリ波はn257単独でSA接続を探すのではなく、n77/n78などのSub6側との組み合わせで見る必要があるんですね。
今回はNewRadioSupporterの表示でn257+SAになる場所を探していたので、検証方法を少し変えてみたいと思います。
ヨドバシ店内のミリ波局という情報もありがとうございます。機会を見つけて、NewRadioSupporterの表示と通信速度を実機で確認してみます。
新しい検証ネタをいただきありがとうございました!
2026年9月8日 @ PM 5:21
ヨドバシのあみあみ天井の中に
https://x.com/Big_5G/status/2056973856288739659
このポストの右側のようなauミリ波アンテナがある場合があるので、見つけた際はスピードを試してみて頂けると幸いです。
2026年9月8日 @ PM 5:55
そばちゃそば様、追加情報ありがとうございます!
写真までありがとうございます。なるほど、こういうアンテナを探せばいいんですね。
新橋駅ではこれまでの実機検証でミリ波のn257を捕まえられる場所が分かっているので、もしかすると近くに同じようなアンテナが設置されているかもしれません。
明日の通勤時にちょっと探してみます。
あわせてpovo 5G SAの状態で、n257がどのような表示・接続になるのかも改めて試してみたいと思います。
いろいろ検証のヒントをいただきありがとうございます!