2023年10月3日

【レビュー】ストリーミングマイクロホン『ECM-S1』実機レビューレポート

新しいカテゴリーのマイクロホンが明日からソニーストアで受注開始になります。ストリーミングマイクロホンという今までにないジャンルの製品が登場。

「ECM-S1」の実機の様子を写真中心でレポートします。

こんにちは、店員佐藤です。

新製品のストリーミングマイクロフォン「ECM-S1」の実機を見させてもらってきました。今回のワイヤレスマイクの大本命というか、最近さぼってますが当店のYouTube配信の強い味方になりそうなマイクの登場でかなり興奮しています。

なんせカッコが良いというか、DJ風で自撮りのYouTube配信をするときのアイテムとしてすごく良い感じ。実機を見てみたらイメージしていたよりも小さくて、さほど大げさな感じもないのでさらに良い感じがします。このサイズ感というのが絶妙なものかも。

どれくらい、というぴったりなサイズイメージが湧かないんですが、アイス最中くらいっていうとイメージできますかね！？w

スマートフォンXperia 1 Vと並べて見るとこれくらいです。

縦にするとこれくらい。

スタンド込みで良い感じの高さになっているかと思います。

ウインドスクリーンは付属しませんが、ボーカル、ナレーションの収録時に息の吹きかけがあって発生するポップノイズを軽減するポップガードが付属。

パコッとはめられるアーム状になっています。

装着すると、なんかこれで「ファーストテイク」ごっこができるんじゃないかという出で立ちになります。

マイクスタンドは脱着可能でスタンドを外すと底には三脚穴が見られます。

三脚穴にシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を装着する、なんて使い方もできます。

これだと本当のワンマンオペレーションのときに、グリップ部でカメラの操作を行って、マイク部でマイクミュートとボリュームコントロールができるようになります。

手元でカメラ操作とマイク操作の両方ができるって、スゴくないですか？

GP-VPT2BTはミニ三脚にもなるので、テーブルがあればそこでマイクスタンドにして使い、スタンド部でカメラのコントロールをすることも可能。

こうしたスタイルのマイクは有線マイクであればサードパーティ製で選ぶことができるかもしれませんが、これがワイヤレスで利用できるというのがスゴい。

さらにECM-W2BTの様にピンマイクとして使うわけでは無いので、ひとりで収録するときは単一指向性で、多人数でのトークのときには無指向性にして集音することが可能。音楽収録の時にはこの状態でステレオ収録することもできます。

まさにオールマイティーなマイクで、ストリーミングマイクと名付けるなんてセンスあるなーとか思います。

マイク中央に「マイクミュートボタン」がありこれで演者さんの意思でマイクミュートをすることができます。咳をしてしまうときとか、予期せぬアクシデントの際に音声を自分の意思で切ることができるというのは大事です。

本体下部中央にあるボタンが電源ボタンです。2秒長押しで電源が入ります。

右側面にはマイク音量調整、ヘッドホンの音量調整つまみがあります。

本体背面には指向性の切替がついているのと、ノイズ抑制用フィルターも装備しています。

本体下部にはヘッドホン端子があるのですが、ここはワイヤレスマイクとして使っている時は利用不可で、USB端子にPC、スマホ、タブレットなどのUSB Auido Class 1.0対応機器と接続しているときだけモニター音声を聞くために使うことができるそうです。

マイクを直接USBで接続している時はPCからのループバック音声のモニターにも対応しているそうで、単なるワイヤレスマイクとしてだけではなく、いくつもの使い方ができます。

収録スタイルが変わってもいろいろ試すことができるマイクになります。

レシーバーはソニー”α”のMiシューと接続して使うことができます。Miシューから給電をしてもらいながら使うことができるのですが、その電力だけでは無限利用はできず、レシーバーはUSB Type Cで充電してつかうことになります。

Miシューの保護カバーも用意されていて、PCやスマホなどとアナログ接続して使う場合はMiシューをカバーして使うことが可能。

Miシューのカバー底面にも三脚穴が用意されているので、カメラにアナログ信号で入力する場合はリグなどにこれで固定して保持させたりすることができます。

カメラと三脚、それにストリーミングマイクがあれば、これがミニマムなストリーミングスタイルにできそうです。

こうしたマイクがあると話がしやすくなるかも。

ワイヤレスマイクのピンマイクスタイル「ECM-W3」が被写体中心の音声収録をするマイクだとしたら、ストリーミングマイク「ECM-S1」は被写体周辺の音を広く集音する方向けのマイクになります。

明日10時からソニーストアで予約販売開始、11月17日から出荷開始になります。新しいスタイルでのVlog収録を目指す方は是非ご検討になってみては。


ワイヤレスマイクロホン ECM-S1		ソニーストア価格： 55,000 円税込

発売日	2023年11月17日	メーカー商品情報ページこちら
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