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II型大三元レンズの最後の1本、広角ズームレンズ G Master「SEL1635GM2」が本日発売日を迎えました。店頭展示モデルのSEL1635GM2を早速、開梱しましたので紹介したいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。

9月6日に予約販売が開始になったG Masterレンズ「SEL1635GM2」が本日、発売になりました。Web全体を合わせると”α7C II”の方がオーダーが多いのですが、当店店頭でのご予約状況を見ると「SEL1635GM2」の方が大人気です。

「SEL1635GM2 売れてる？」と聞かれるお客様が多いのですが、そこそこ売れています。(^^)　なんか、ソニーストアで発売日に在庫があると売れて無いんじゃないか？と、心配される方がいらっしゃいますが、確かに以前は争奪戦になることが多かったのですが、最近は生産コントロールがうまくいっているのか、そこまでの品薄状態になることはないですね。それでも業界動向をうかがうとカメラは絶好調みたいなので、今回も良い感じで出荷になっているんだと思います。

さて、当店店頭にも製品版が到着していますので開梱してみます。

続々とプラスチックフリーになっていくソニー製品の梱包ですが、いよいよ”α”レンズにも、その波がやってきてレンズをつつんでいたビニールがなくなり紙製の包装になっていました。そういえば仕入れ製品の場合、外箱もビニールで包んでくださっていたのですが、今回はそれもなくなっています。

こうした地球環境に優しい梱包パッケージですが、日本ではあまり意識される方は少ないようですけど、これがヨーロッパに行くと、環境負荷の軽減に取り組んでいない企業はかなり軽視されてしまうらしく、日本以上に製品選びの際にサステナビリティが重視されているという話を先日うかがいました。こうしたプラスチックフリーの製品にすると経費がかかるそうですが、これを進めていかないと企業としての成長は今後は見込めないほどとのこと。

プラスチックから紙製になると「経費節減か？」と、思われる方がいらっしゃるかもしれませんが逆です。”α”レンズもついにプラスリックフリーです。

G Masterレンズということでキャリングケースが付属しているのはいつも通り。コンパクトになったSEL1635GM2ですが、キャリングケースには上げ底のクッションが入っていました。

レンズキャップは82mm径のもので、花形レンズフードが付属します。

写真左はII型、写真右はI型のSEL1635GMです。重量は約20％の軽量化を果たしていてレンズ全長は10.1mmの小型化を実現しています。

680g→547gになっていて、もともと小型軽量のワイドズームレンズだったので、望遠レンズの軽量化ほど数値的に差はないのですが、持ち比べてみると、中に入っているレンズの芯がないような軽さになっています。比べてみると軽量化の実感ありです。

レンズフードも逆光耐性に強くなったこともあり？ 若干小型化されています。これくらいのフードでも逆光耐性を充分保てる設計になっているようです。

II型は8mm、I型は14mm繰り出されるので、広角撮影時の長さではレンズトータルは16mmほどの差になります。レンズフードの差を入れると25mmくらいは短くなっているかも。

SEL1635GM2を”α7R V”に装着して、近所でシェイクダウンしてきました。

画像をクリックしていただくとFlickrでオリジナル画像をご覧いただけます。焦点距離16mmでの絞り開放の際の周辺解像度が大幅にあがっているとのことだったので、開放F2.8 で撮影してきました。

確かに周辺部でも流れてしまう感じはなくビシッと解像しています。レンズ中央部分も高い解像度です。風景撮影で威力を発揮しますね。

こちらもオリジナル画像をFlickrにアップロード。三脚を持って言っていないので手持ちでの比較撮影になりますが、II型とI型で撮り比べ。黄色枠のところを拡大して比較してみます。

左がSEL1635GM2で右がSEL1635GMです。

ちょっと差が出すぎ？ですが、全体にやはりII型の解像度はあがっています。

こちらはII型とI型の開放F2.8でのワイド端16mm、テレ端35mmのMTF曲線です。グラフは横軸の左がレンズ中央部で右がレンズ周辺部の解像度になります。右に行くに従って解像度が下がっていくのですが、その下がり方がII型の方が緩やかで最後まで高い値を保っているのがわかります。特にワイド端では緩やかにグラフが下がっていてワイド端での周辺部の解像度があがっているのがわかります。

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最短撮影距離も短くなり、テレ端で最大倍率が出ます。実際に撮り比べてみるとかなり差が出ます。

↑こちらはSEL1635GM2の0.22mの0.32倍の撮影になります。マニュアルフォーカスで撮影しています。

↑こちらはI型のSEL1635GMです。0.28m、0.19倍での撮影。

16-35mmは広角専用レンズではなく、35mm側を使うと普通にスナップ撮影ができるので旅行などでは装着しっぱなしで使えるレンズです。最短撮影距離の短さは、撮影のバリエーションをたくさん増やしてくれることでしょう。

同時発売の3300万画素”α7C II”そして6100万画素の”α7CR“との組み合わせも高解像度＆軽量コンパクトレンズということでマッチングが良さそうです。

天気が悪いのも今日までで明日からは関東地方はまた晴れるようです。本日、到着された皆様、今週末は良い景色を探しに出かけましょうね♪

デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1635GM2		ソニーストア価格： 346,500 円 税込
発売日	2023年9月22日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド：35,200円 3年ワイド／5年ベーシック：17,600円 3年ベーシック：無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ 期間限定 60回分割払い手数料0％（～1/31）
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