2019年6月16日

4年半使ったソニーのスマートウォッチ『SmartWatch 3』長期レビューレポート

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長期レビューと言って良いのかどうかわかりませんが、すでにソニーストアでは販売が終わっているXperia アクセサリー SmartWatch 3「SWR50」の話です。

最近になって替えバンドを手に入れることができた上に、新品を購入することができました。現在のSWR50の様子をレポートしたいと思います。

こんにちは、店員佐藤です。

ソニーのスマートウォッチ SmartWatch 3「SWR50」を購入したのは2014年11月のことでした。あれから5年近く経ちます。毎日使っているわけではなく、時間を気にする必要があるとき（旅行やお店でイベントがあるとき）だけしか使っていなくて、大事に、大事に使っていたのですが今春、ちょっとした不具合が出ました。

USBのキャップが取れてしまったんです。

充電のたびにむいていて、こんな小さなパーツですしすぐに切れても不思議ではないパーツだったのですが、ついに取れてしまいました。キャップをなくしたわけではないので、これをつけ外しして使えば、まだいけるな、というところですが、なくしてしまうのも時間の問題の様な気がします。

修理してもらえないかと見積もりを出してもらったら、なんと17,000円もかかるんだそうです。こんなキャップが1万円もするわけはないので、交換対応になってしまうようです。それでもまだ交換品があるだけ良くて、いずれは交換対応も終わってしまうんですよね。

「SWR50」はXperia ブランドで発売されたスマートウォッチで最後の機種になります。2014年発売で2016年12月に在庫処分的な価格、9,880円になり、当店でも相当数をお買い上げいただきました。あっという間に販売終了になってしまい、あれから早2年半です。

17,000円で交換してもらえるならソニーさんに交換対応してもらおうかな、と、思っていたところで、パルコの「ミツカルストア」で、なんと10,800円でブランドコラボのSWR50が販売されているのを発見！

2016年10月に36,000円でソニーストアで販売されていた、この3モデルが10,800円で販売されていたんです。私が見つけたときには吉田カバンブランドは完売してしまっていたのですが「A BATHING APE」と「ANREALAGE」コラボモデルが販売されていました。

さらにPORTERのベルトもウォッチ付きではないものが5,400円で販売されています。

SWR50はGoogleのwear OSで動作しているモデルなんですが、最新バージョンの2.0対応をしない、という発表があり、それで販売が終了したモデルです。バージョンは前世代の1.5止まりのモデルで、使えるアプリも徐々に減ってきています。これから何年、スマートウォッチとして使えるのか不安な要素はたくさんあるんですが、もう5年近く使っている時計です。

この安さがあれば買うしかないですね。

ということで「A BATHING APE」と、「PORTER」ベルトのコアホルダー無しを購入。到着まで10日もかかるという、今時珍しくノンビリした通信販売でしたが、今月になってから到着しました。

こちらが到着したパッケージです。PORTERのベルトはビニール袋に入っただけの本当の簡易包装で到着。

ソニーストアで36,000円していたブランドパッケージが3年の時を経て、手に入れることができました。

SWR50の新品と「A BATHING APE」モデルの黒皮ベルトが同梱されています。

「コアホルダー」というのはSWR50を装着するためのケースです。なるほど、コアの裏側は2重構造になっていて、ここにコアホルダーを通す仕組みになっているわけですね。

SWR50を装着しない状態でつけてみるとこんな感じ。シリコンベルトと違ってこれはわりとフォーマルな雰囲気になります。

仕事で身につけるのに、これは良いですね。（現在は完売しています）

こちらは吉田カバンのベルト部分です。コアホルダー無しで購入しました。

APEのホルダーを外して使い回すこともできるし、まだ製品として販売されているときにソニーストアで1,980円で買っておいたコアホルダーがあるのでこれを流用しようと思います。

PORTERのベルトを開くと、なるほど、こんなことになっていて面ファスナーでコアホルダーを固定する仕組みになっています。

こんな感じで装着するわけです。すごいなー、布縫製だけで時計のベルトを作ってしまっているとは。

コアホルダーをカバーする形でこうして腕に巻き付けます。

時計を見るときはこうして面ファスナーをはずして開くわけです。

ふむふむ、やや分厚いのですがアウトドアに持ち出すときにSWR50本体を衝撃から守ることができそうです。5,400円でこれは良い買い物ができました。

さて、問題はこちらの「SWR50」です。新品が手に入れられたのは本当にラッキーなんですが、OS 1.5のモデルでどこまで使えるでしょうね。今からセットアップしてちゃんと動くようにできるのかな？

箱から出して、スマートフォン「Xperia XZ1」とBluetooth接続します。

2014年の購入当初は「Android Wear」という名前のアプリだったと思うのですが現在は「Wear OS」というアプリになっています。これをスマートフォンにインストールして「Wear OS」を使ってスマートフォンからスマートウォッチにスマートウォッチ用のアプリをインストールする形で使います。

スマートウォッチ単体でWEBに接続するとかいう機能はなく、あくまでスマートフォンの子機的な扱いになります。

写真左が今まで使っていたSWR50のバージョン、写真右が新たに購入したSWR50のバージョン情報になります。Android Wear 1.4から1.5は簡単にアップデートで来たのですがGoogle Play 開発者サービスというのが8.7から17.4.55へなかなかアップデートしてくれません。

もしかしてアップデートサービスをもうやめてしまっていて、新たにインストールすることができないのでは？

PC用のソフトウェアで「Xperia Companion」というソフトウェアがソニーモバイルから公開されており、これを使うことでビルド番号を「M1D64T」にアップデートさせることはできました。これもBluetooth接続だけではできなかったアップデートなので必要な作業だったのですが、Google Play 開発者サービスのアップデートが全然できません。

しかし、2日ほど経ったある日、突然自動でアップデートされていて、見ていない間に最新バージョンになってくれました。

※2019年9月現在、SmartWatch3のGoogle Play 開発者サービスのバージョンは「18.3.82」になっています。その後もアップデートされているようです。

※2021年5月現在、Google Play 開発者サービスのバージョンは「21.15.15」になります。すぐにはアップデートされず一晩経つとアップデートが終了しています。2021年2月時点ではアップデートがされなくなっていましたが復活しています。

Google Play 開発者サービスが最新版になったとたんに多数のアプリがスマートウォッチにインストールされ、これでやっと使い物になりました。

「A BATHING APE」コラボモデルに入っていたブランドアプリのダウンロード＆インストールにも成功。Google Play 開発者サービスのアップデートがないとこれは表示ができませんでした。

それとPORTERのウォッチフェイスですが、こちらはダウンロードURLがわからなかったものの、WEB検索したらプログラムのダウンロードをすることができて、インストールできてしまいました。

★ソニー商品情報サイト「SmartWatch3」モバイルライフに新しい解放感

SWR50の商品ページにはスマートウォッチでこんなアプリが使えます紹介があるので、こちらも一部テストしてみます。

Wear OS 1.5止まりになってしまっているので徐々に使えるアプリは減ってきていてgoogle MapなどはSWR50ではもうすでに使えなくなっています。ほかにもRuntasticもダメだし、Twitterアプリも動作しません。Google Fitは歩数の表示がなぜかできなくなるなど一部制約が出ていたり、写真表示のための「MyRoll Gallery」もGoogle Playでの配信は終了していました。

時とともに徐々に対応アプリが減ってきているのですが、まだ使えるアプリもいくつかあります。

「MyRoll Gallery」は「Gallery – フォトギャラリー」という名前に変更されて公開されています。インストールしてみるとまだ機能は使えます。

アプリ名	SWR50動作対応 (2019.6現在)	Google Playでの配信
Runkeeper	〇	〇
MyRoll Gallery	〇	〇
メディセーフ	〇	〇
Twitter	×	〇
カレンダー	〇	〇
Runtastic	×	〇
乗換案内	〇	〇
Video & TV SideView	〇	〇
Google Fit	〇	〇
Wear Audio Recorder	〇	〇
JALカウントダウン	〇	〇
Facebook	×	〇
懐中電灯	〇	〇
LINE	〇	〇
Yahoo!ニュース	×	〇
Gmail	×	〇
Wear Camera Remote	〇	〇
カメラリモートコントール	〇	〇
ミュージック	〇	〇
Google Map	〇	〇
YAMAP	×	〇
Swarm	〇	〇
Map My Run	△	〇
Road Bike Pro	〇	〇

.
ランニングアプリもRuntasticはダメでしたが「MapMyRun（表示項目は減）」や「Runkeeper」は今でも使えます。自転車用の「Road Bike Pro」も使えました。

使えるアプリはどれだ！？みたいな宝さがしをしている気分です。まだまだいけそうです。

さて、マイクロUSBの充電キャップが取れてしまった件ですが、こちらも対応策が見つかりました。キャップが取れてしまったマイクロUSB端子ですが、なにかでフタをすることができると安心です。そこでなにか埋めるための端子をさがしていたらamazonでマグネット式の充電アダプターが販売されていて、これを使えばスマートウォッチ側のマイクロUSB端子を埋めることができます。

しかも充電もいちいち端子を挿す必要がなく、マグネットでポンとドッキングするだけになりそうです。

これがマイクロUSB端子用のマグネット端子をSWR50に挿してみたところです。写真ではだいぶ突起している様に見えますが実際にバンドを使って腕に装着するとここは浮いてしまっていて当たらない場所になります。特に気にはなりません。

ここにマグネットでドッキングする専用端子を装着するだけ。

これでスマートウォッチの充電ができます。マグネットでつながっているだけ（磁力はわりと強い）なので簡単に外れてしまうんですが、無理な力が加わった時に簡単に外れてしまうのは安心です。

PORTERバンドにコアを入れた際も、横からマグネット端子を入れるだけで充電ができます。

USB端子のキャップが外れてしまったものをカバーする目的でしたが、これだったらUSB端子キャップはわざと取ってしまって、これで運用するのも良いかも。かえって便利になってしまいました。

ところでPORTERのバンド部だけですが、こちらはまだ今日時点でミツカルストアにて販売を続行しています。

コアホルダー付きで9,000円、コアホルダーなしで5,400円になっています。2016年のソニーストア販売時には36,000円で販売されていました、SWR50本体は当初24,880円で販売されていたので11,000円分がベルトやパッケージなどのコラボモデル代だったわけです。

そのコラボベルト部分が5,400円で買えるのはかなりお得です。

しかもカラーはソニーストアで販売していたオリーブだけではなく、ミツカルストアオリジナルでネイビーも用意されています。

カラーはソニーストアでも販売していた「オリーブ」カラー以外に、ミツカルストアの特製でネイビーカラーも用意されています。今日時点ではどちらのカラーも在庫があります。（追記：在庫はあまりないようで記事公開から1日立たずにコアホルダー付きは完売しました）

コアホルダーがないと装着することはできないので、コアホルダーをお持ちでない方は9,000円コース。コアホルダーをお持ちの方は5,400円コースで利用ができます。（追記：在庫はあまりないようで記事公開から1日立たずにコアホルダー付きは完売しました）

ゴールデンウイーク前に販売が始まっていて、それが5月下旬にも再度販売をしていました。すでにコアを含むパッケージは完売している模様です。現在、ミツカルストアで販売しているのはPORTERのコラボモデル２種のみです。

SWR50のコア部分の販売が終了しているので購入できるのはSWR50をすでにお持ちの方だけになりますが早い者勝ちになります。SWR50を9,800円で最後に購入していまでもお使いの方は、ここで気分一新、PORTERのベルトにしてみる最後のチャンスです。

☆ミツカルストア　SONY smartwatch 3 コラボ商品の一覧はこちらから

	SmartWatch 3 SWR50
	ストア価格：24,880円+税～
	メーカー商品情報ページはこちら　製品サポートページはこちら
	販売終了
発売日：2014年11月28日
ソニーストア購入特典：送料無料　ソニーカード決済で3％オフ
テックスタッフ店頭購入特典：　AV商品10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中　開店2周年記念ソニーオリジナルポーチプレゼントオータムフェア特典購入プレゼント（詳しくは店頭にて）

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詳しくはコチラ

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