『VAIO Pro 13 │ mk2』開梱レポート
5月25日に発表になった「VAIO Pro 13 │ mk2」の店頭展示機がやってきました。展示用のセッティングをしつつ、製品の様子をカンタンにレポートしたいと思います。
「VAIO Pro 13 mk2」が前世代のモデルと比べてどういう風に違うのかは発表時の当店レポート記事をご覧いただくとして。。。
☆当店blog 15.5.25「5分でわかる新型モバイルPC『VAIO Pro 13 │ mk2』のご案内」
見た目は変わらなくても中身は完全に入れ替わっており、質実剛健な使ってみて価値のわかるモデルになっています。セールス的にはそういう使いやすいPCよりも、世界最薄とか世界最軽量とかのわかりやすいスペックを狙ったモデルの方が売れそうな気もしますが、VAIO(株)が作った新しいVAIO Proは、本当に使いやすいPCを作りたい、ということなんだと思います。
開梱してセッティングをしていきます。
まずは取説からチェックするのですが、VAIO本体と一緒に購入したい、リカバリー用のメディア。今回のモデルではUSB 2.0規格のUSBメモリーで、容量は16GB以上のものを指定されています。
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以前のモデルでは8GB以上のポケットビットで大丈夫だったんですが、2015年発売のモデルから16GB以上のメモリーが指定されるようになりました。
ただ、容量は8GBでも大丈夫そうなんです。試しに8GBのUSBメモリーを用意して、これにリカバリーデータが書き込めるかどうかやってみました。使っているのはUSB 3.0規格のUSBメモリーなので、書き込みができても、ここから起動ができるかどうかの保証がないので、実際にはリカバリーメディアにはできないんですが、これは実験だけです。
結果的にはこれでリカバリーメディアが作れました。8GBのUSBメモリーでも大丈夫みたいです。
余裕も461MBあります。当店でもVAIO(株)でも保証はできないのですが、手元にUSB 2.0規格の16GBのUSBメモリーがない場合は、これで代用するということもできそうです。
ついでなので、これは初期設定が終わった時点でのVAIO Pro 13 128GBモデルのディスクの空き容量です。
Windows Updateを全てあてて、アカウントを2つ作って、そしてMicrosoft Office 2013のパワーポイント付きをセットアップしたところ。これで128GBのSSDのウチ、30.5GBを消費して残りの空き容量は80.1GBになっています。
ハイレゾ音源を入れたり、動画ファイルを持ち歩くことがなければ多少の写真データも持ち歩けるし、Officeの文書ファイルくらいだったらたっぷりと入れられそうな容量は残っています。
以前のソニー製VAIOだとオリジナルソフトウェアなどもあって、リカバリーデータも大きかったし、128GBのSSD選択だと空き容量がかなり心配だったんですが、今はプレインストールソフトも少ないし128GBでもビジネス用途だったら、全然問題なさそうです。
さて、せっかく旧型のVAIO Pro 13も手元にありますので比較してみます。写真左が新型のMk2で、写真右が販売終了した従来モデルです。天面はMk2はマグネシウム、従来モデルはカーボンでした。
マグネシウムを切削してボックス型にすることにより角の強度を上げているとのこと。
デザインはほぼ一緒なんですが、ボディを形成する素材が違っているわけです。パームレストなどはそのまま踏襲しているみたいですが、一見同じに見えるキーボードは別のモノに入れ替わっています。
VAIO Zで採用されている耳障りな音が出ないようにチューニングされたキーボードと同じモノをVAIO Proに採用。
実際にキー入力をしてみると、やはり音が静かなんです。自分で打っているキーボードの打鍵音ってそれほど気にならないと思うんですが、回りの人には迷惑だったりすることがあります。
先日も取材でうかがった場所で、たまたま隣の人がライターさん風の方だったんですが、PCにキー入力をしながらスピーチを聞いていて、その音が結構やかましくて。。。会議の席とかだと気を遣いますしね。
こういうのはすごく大事。
当店の店頭でもVAIOのオーダーの際にVAIO Zを使っているのですが、お客様に入力していただくとこれがすぐに実感していただけます。静音キーボード、威力絶大。
キーボードのレイアウトは従来モデルと変更はありませんが、タッチパッドの位置とサイズが変更されています。上は従来モデル。
こちらはMk2のタッチパッドです。セパレートタイプのものに変更されてパームレストの中央ではなくキーボードのホームポジションに対してセンターになるよう、やや左に寄った場所に配置されました。
1枚デザインの大型タッチパッドよりも、ビジネス用途では従来のセパレート型にして欲しいという声が多かったと聞いています。
私も正直いうと、このセパレート型の方が好きでスライドさせるのとクリックは別ボタンの方がわかりやすく感じます。
久々に搭載されたセパレート型のクリックボタン。安心感があります。
安心感と言えばボディの剛性感も微妙に違います。カーボン素材を使って面で強度を確保していた従来型ですが、新型のmk2では内側に補強リブを入れるなどして強度を上げています。
耐久性が気になる部分に補強リブを追加することにより剛性をアップ。この中央のリブのところには何が載るかというと、実はキーボードが載っかってきます。これによりキーボード面のたわみも強度アップしています。
キーボードを強く押すとある程度沈むようにはなっているみたいですが、打鍵時にキーボードが沈むような感覚はありません。
この補強リブのおかげもあって剛性感はさらに上がっている気がします。
さらに底面のビスもmk2(写真左)ではあえてビスが見えるようにして今まで(写真右)はデザインを優先してセンター付近には打てなかった部分にも強度アップを目的にしてビスを入れています。
こういうこだわりこそ道具としてのVAIOに魅力を感じる部分。
キーボードのバックライトは健全。ブラックモデル、シルバーモデルともにキートップはブラックになっていて、よりバックライトが映えるデザインになっています。
VAIOの設定にある「いたわり充電」も健在。バッテリーにとっては100%充電をするというのは、アスリートが翌日の大会に備えて限界ギリギリまで調整をしているような状態になるので、ここ一番、というとき以外は80%、もしくは50%までの充電にしておくとバッテリー自体の寿命が長持ちすると聞いています。
当店も店頭ではそんなギリギリ状態までの充電は必要はないので50%とか80%に設定して使わせてもらっています。今回も80%の容量で設定しました。
接続端子はなにも減らさずにRGB端子と有線LAN端子を追加しています。さらに2つだったUSB端子は3つに増量。
写真上が新型で、写真下が従来モデル。mk2にはUSBは一つしか見当たりませんが。。。
本体の左側面に端子が2つ装備されました。
どこを見ても「進化」を感じられるモデルです。
さて、その「VAIO Pro 13 │ mk2」ですが、初回生産分については数にやや制約があるようで、プロセッサーの選択により納期が大幅に変わります。Core i7を選択すると割と早い納期でお届けができるのですが、Core i5のメモリー4GB選択をすると一気に7月下旬頃のお届けになったり、パネル選択によっては入荷未定になっていたりします。
オーナーメードするときは価格と同時に納期もチェックしてください。
本日より、当店店頭にて「VAIO Pro 13 │ mk2」を展示いたします。Office 2013も入っていますので、いろいろなシチュエーションでの利用が試せます。
当店店頭にてご購入の方には同時購入のアクセサリーに使える2,000円のクーポンとワイド保証半額クーポンをプレゼントいたします。
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ヤマト
2015年6月13日 @ AM 12:15
(テックスタッフ経由では無いですが)VAIO Pro 13 mk2、購入させていただきました。来週届きます。
「8.1にアップデートした出荷時8のモデルは回復パーティション部分が変わってないので『PCのリセット』をすると8に戻る」ニュースを見たので、Windows 10が出たときはまたリカバリー作る必要は無いのでしょうか?それかイメージフルバックアップ・・・?
店員佐藤
2015年6月16日 @ PM 4:18
♪ヤマトさん、こんにちは。
Windows 10は当初1年間だけアップグレードが無料と
いうことになってます。今までのVAIOでOSをアップグレードして
リカバリーデータを書き換えれくれたモデルはなかったかと
思います。今回のVAIO(株)製VAIOがどういう対応をするのか
わかりませんが、イメージフルバックアップをすることになる
可能性が高そうですね。
Windows 10モデルが登場しましたら是非
今度は当店経由でのご購入をよろしくお願いします。