富士五湖紅葉の旅 第3話【御坂峠編】

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富士五湖の旅、第3話です。まだ1日目の午前中、11時半くらいの話になります。


忍野八海の散策を終えた我々は一路、第2チェックポイントの「山中湖」へ向かいます。




さぁ、山中湖ですよ! 山中湖!! 山中湖と言えばアレです。今年の7月に富士山に登った時に、御来光を背に受けつつ、その御来光が綺麗に湖面に反射していたアレです!



α100+ズームレンズ「SAL1870」


そう、この湖こそが山中湖だったんです。(2006年7月30日撮影)


今度はその山中湖から富士山を紅葉越しに撮影するぞ!と、意気込んで向かったわけですが。。。


 



α100+ワイドズームレンズ「SAL1118」


うーん、ちょっと晴れ間がでてきたものの、富士山が見えるはずの方角にはどんよりと厚い雲が。。。天気も晴れ間が見えてきたし、ちょっと粘れば富士山とか見えるのかなぁ。。。



α100+単焦点レンズ「SAL85F14Z」


しかし、これがまたものすごい風で、山中湖にはとても湖とは思えないような、大きな波が出ています。こうして桟橋で釣りをしている少年達を見ても、なんかあの桟橋の上で酔ってしまいそう。。。とてもスワンボートをこいでみたい!とかは思いません。



α100+単焦点レンズ「SAL85F14Z」


紅葉についてもご覧の通り。ちょっと色づいてきているものの、やはりちょっと紅葉には早かったみたいです。今年はまだ暖かいですからねぇ。


 



ということで、山中湖には早々に別れを告げて、ちょっと順番を飛ばして第4チェックポイントの「御坂峠」へ向かうことにしました。


この富士五湖を紅葉狩りの目的地に選んだのはこういうところへすぐにアクセスできる利点があったりするからなんですが、例えば、こうして湖周辺がまだ色づいていなくても、ちょっと行けばすぐに山です。


標高の高いところに行けば、紅葉も見られるんじゃないか!?という保険の意味を込めて、この「御坂峠」なんてのがチェックポイントに入っているわけですよ。それほど標高差もなさそうなチェックポイント3の「カチカチ山ロープウェイ」は飛ばして、より高度のある「御坂峠」へまずは向かってみるわけです。


登りはじめの時は、まだ山々も緑色なんですが。。。



はいはい、こうして山道を登っていくと、葉っぱがかなり色づいてきました。これは期待できるぞ!と、ドンドン登っていくと。。。



α100+ワイドズームレンズ「SAL1118」


はい、すぐに着いてしまいました。目的地の「天下茶屋」です。


ここが峠になっていて、この天下茶屋の前が展望台になっています。わりかし早く着いてしまったので、それほど紅葉している感じでもないのがちょっと残念。


で、ここで私たちはお昼ご飯もいただくことにします。(ガイドブックに載っていたオススメのご飯どころなんです。)



α100+ワイドズームレンズ「SAL1118」


ちょうどお昼近くに着いてしまったので、お店もちょっと混雑気味。お店の方に言って順番待ちしつつ、ここで紅葉写真を撮っておきましょう!



α100+単焦点レンズ「SAL85F14Z」


えーと、ここの展望台なんですが、富士三景に選ばれている絶景ポイント。本当だったらこの山々の向こうに河口湖が見えて、さらにその向こうには富士山が見える。で、その手前は紅葉!! なんていう、絶好のロケーションになるはずだったんですが、うーん、雲がかかっていて全然見えません。


まぁ、旅なんてこんなものですよね。


ということで、やっと見ることができた紅葉らしい紅葉、もみじに焦点を当てて、αで写真撮影です。



α100+単焦点レンズ「SAL85F14Z」



α100+単焦点レンズ「SAL85F14Z」


絞り一つでガラッと表情の変わるカールツァイス「SAL85F14Z」ですが、絞り値F1.4とF8ではこうも雰囲気が変わります。


50mm単焦点の「SAL50F14」を絞り解放で撮影しまくったときも楽しかったんですが、それをさらに進めて色の出を良くしたのが「SAL85F14Z」って感じですね。腕とセンスのある方なら、もっとレンズの良さを引き出して撮影することができるんでしょうけど、私なんかみたいなデジタル一眼初心者でも、充分、そのレンズの良さがわかります。


で、ここからは私の御坂峠でのベストショット5選です。



「SAL18200」絞り値F6.3 シャッタースピード1/200秒 焦点距離200mm


ベストショットと言いながら、単に葉っぱと森が写っているだけで、なんのテーマもないんですが、こうやって望遠ズームレンズがあると、やはり便利なんですよね。ちょっと離れた被写体があると、カンタンにこうして寄ることができて。。。



「SAL18200」絞り値F6.3 シャッタースピード1/250秒 焦点距離200mm


もっと近くのもみじを被写体にすれば良いところなんですが、展望台の向こうは崖になっていて、そうそう近寄れません。こんなことなら75-300mmの望遠ズームレンズも持ってくれば良かったなぁ。。。なんて、思いつつ、そうそう全部のレンズは持ち歩けないですからね。


そういう意味ではやはり18-200mmの広範囲をカバーしてくれるズームレンズって私みたいな初心者には本当に便利です。



ワイドズームレンズ(DT 18-200mm F3.5-6.3)「SAL18200」販売価格56,280円


 



「SAL135F28」絞り値F4.5 シャッタースピード1/250秒 焦点距離135mm


それと、これはSTFレンズの「SAL135F28」です。独特のボケ味を持っており、前ボケも後ボケも綺麗ってことになっています。もっともみじが赤く色づいていると、本気で前ボケを作れるところを探すんですが、もう一息ですねぇ。


こうやってもみじのアップを撮るときは、葉っぱの綺麗なものを探すのがコツとのことですが、私には探しきれませんでした。紅葉写真の難しさを思い知った一枚です。



STFレンズ(135mm F2.8 [T4.5] STF)「SAL135F28」販売価格147,000円


 



「SAL28F28」絞り値F4.0 シャッタースピード1/50秒 焦点距離28mm


で、ここでも活躍してしまうのが、単焦点の28mmレンズ「SAL28F28」だったりします。


実は私はこういう単焦点レンズに恐怖心を持っていたというか、いや、恐怖心までは行かないんですが、なんていうんでしょう、今までサイバーショットのズーム機能を利用しまくっていたので、最適な画角に切り取るのにはズーム機能が絶対に必要!なんて思いこんでいる部分があり、こうした単焦点レンズだけだと撮影がすごく不安に思ってしまっていたんです。


もっと広い画角が欲しいとか、もっと望遠側でないと、アレは撮れない。。。みたいな状況になったときに単焦点レンズだけだとどうにもならないなぁ。なんていう不便さがあるような気がしていたんですが、この28mm単焦点はそういう思いを吹き飛ばしてくれますね。



「SAL28F28」絞り値F2.8 シャッタースピード1/50秒 焦点距離28mm


こうして食べ物を撮らせてみれば、もうナンバーワンというか、ズームレンズと違ってレンズの解放F値が明るいし、ある程度広角になっているので、何となくピントも合いやすく、スナップ撮影がとても便利!


ズームレンズがなくてもコレ1本あればたいていのモノは記録できるな!って思いまくれました。


 


思えばサイバーショットを使っているときも大体ワイド側いっぱいのままで使っているわけで、それはそうなんですよね。


思い出してきてますよ。単焦点レンズのサイバーショット「DSC-F55K」を使っていても全然不便を感じなかったことを。



ちなみにこの御坂峠にある「天下茶屋」の「ほうとう」なんですが、最高に美味しかったです。空腹も手伝って、こんなにオイシイほうとうを食べたのは初めての様な気がします。


元々味噌好きなもので、こういうのには目がないんですが、かぼちゃを世の中で一番おいしくいただく方法ってのが、このほうとうなんでしょうねぇ。


いやぁ、満足、満足。富士五湖まで来た甲斐がありました。



単焦点レンズ(28mm F2.8)「SAL28F28」販売価格29,400円


 



「SAL28F28」絞り値F10.0 シャッタースピード1/125秒 焦点距離28mm


最後にもう一度、富士山の姿を追ってみると。。。あ、河口湖までは見えた! あの向こうにあるのは富士山の稜線なんだろうなぁ。


いつかまた、富士三景を楽しみつつ、ここのほうとうを食べに来るぞ!と、心に誓うのでした。


 


第4話に続く。。。


 



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