『奥多摩むかし道』の話

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今日は久々の写真遠足ハイキングということで「奥多摩むかし道」に挑戦してきました。





自宅出発は朝の7時過ぎ。奥多摩駅に到着したのは9時過ぎで、約2時間の鉄道の旅でした。奥多摩というのは、東京都の一番西に位置する町で、ええ?ここか東京都なの!?というくらいの自然が残りまくっている場所。


JRで配っているハイキングコースのパンフレットに紹介があり、またトレッキングガイドブックにもちょっとだけ案内が掲載されていて、それを参考に、たまには高尾山以外のハイキングを!ってことで、やってきました。


この奥多摩駅から、東京のみずがめ、奥多摩湖までのハイキングです。



で、駅についたら、まずは奥多摩ビジターセンターへ向かいます。駅からは歩いて約2分くらい。駅入り口交差点のすぐ近くに建っていました。ガイドブックによると、ここに奥多摩駅を起点にしたハイキングコースの最新情報が用意されているので、ハイキング前に立ち寄ると便利とのこと。


営業は9時からとなっていたため、私たちもその時間に合わせて、やってきました。



ウォシュレット付きのおトイレを拝借させていただいたのと、今日はこれから「奥多摩むかしみち」のハイキングに行ってみます、と話したら、無料でコースガイドをいただけました。本とパンフレットを用意していましたが、ここでいただいたコースガイドが一番詳しく、またわかりやすく案内されており、結局、このコースガイドを元に歩いています。


なるほど、ビジターセンターって、こういう利用の仕方をするものなんですね。



で、そのコース図の案内にしたがって、商店街で花屋さんを探し、花屋の角を右折、そしてこの看板を見つけたら、そこが「奥多摩むかし道」のスタート地点です。


コースにはこのような矢印看板がしつこいくらいに用意されていますので、ルートを外れる心配はまずありません。初めてのハイキングには超おすすめなコースになっていると思います。(と、初心者ハイカー佐藤は思います。)


唯一、コースのスタート地点がどこなのかが、いまいちわからなかったんですが、花屋の角を曲がる、ということだけ知っていれば、あとはもう大丈夫です。



で、コースの概要がわからないままに現地にきていたというか、登山道ではないので山道もなく、キッと楽なんだろう、という思いから、今日は二人ともハーフパンツ。なめてます。


ただ、今日、歩いてきてみた結果から考えると、これくらいの装備で十分で、道中の6~7割くらいは舗装路で、2割lくらいがこんな砂利道。あと1割くらいが山道ってイメージです。山道といっても整備された階段部分もあるので、普通のスニーカーで全然OKでした。



コースを歩き始めると10分くらいで、こんなところに到着します。これはダム建設時に利用していたトロッコ線のトンネルで、今は廃線になっているため、その跡が見られるというわけです。


このトンネル、奥の方は真っ暗で全然先が見えません。どうなっているんでしょう?


このトンネルは、若干、むかし道のコースから外れたところにあって、トンネルの上をコースは走っています。でも最初のところにありますので、注意して歩けば、すぐに見つけられるはず。



その後、一般道路を歩いたり、民家の私道の様なところを歩いたりしてルートを進んでいきます。変化に富んでいて、これはこれで楽しいかも。



奥多摩町でも、このむかしみち案内には力を注いでいるようで、この様なコース案内板をあちこちで芽にします。現在地も記載されているんですが。。。こういうのにはよくありがちなことで、イベントを等間隔で紹介しているもので、実際の地図の距離感とは違っていたりするんですよ。


で、これもそう。コース前半にイベントは集中していて、コース後半はただ、ただ、歩くだけってことになります。



あと、休憩所についてもこんな立派なトイレが用意されているところが、少なくとも3カ所あります。登りで4時間、下りなら3時間という約9kmのコースなんですが、トイレの心配は必要なさそうです。



ただ、文句を言うわけではないんですが、あちこちにある見所ポイントというかイベントがどれも小粒。この滝のところとか、かなり期待をしていたんですが、なんと小さいことか。。。想像していたサイズの1/3以下って感じです。


他のものもそんなイメージで、どうも物足りなさが。。。が、盛り上げていこうと思えば盛り上げることも可能!



まずはここ! 耳地蔵というところなんですが、なんでもその昔はお医者さんとか医学の発達もなかったので、耳の病気があるとここにお参りにきたそうな。



ここに穴の開いた石をそなえると、耳の病気に効き目があったそうです。穴のあいた石なんて、滅多にありませんから、これは事前に探して持ってこないといけません。


「奥多摩むかし道」を歩いてみたいなぁ、という方、さぁ、今日から石探しです。



で、この耳地蔵を過ぎたあたりに、ゴール奥多摩湖までの最終トイレポイントがあります。ここから1時間半、最後までトイレはありません、となっています。ここがコースの大体の距離の半分くらいのところかもしれません。



この後、吊り橋などがあるんですが、かなり高所です。揺れるし面白いんですけど、このつり橋、渡ってはいけません。ここはコースの外なんです。


一度渡ったら、向こう岸から戻ってきてまた歩きなおしましょう。私たちはここでミスコースをして、そのまま橋を渡って歩いてしまい、30分ほど、意味もなく山道をさまよってきました。



そして、店員佐藤的見所パート2。ここは縁結び地蔵。やはりお供え物をすると、ご利益があるらしいのですが、お供え物には二股大根が必要なんだそうです。二股大根って。。。何?それ?


普通に持ち歩いているものではないですよね?(^_^;) ということで、縁結びの願掛けをしたいあなた、二股大根を用意して「奥多摩むかし道」に挑戦です。



そして、こちらはパート3です。虫歯地蔵です。


必要なお供え物は煎った大豆だそうです。



いろんなお地蔵さんを眺めつつ、さぁ、最後のラストスパートです。


最後だけ急に山道状態になり、ここで標高600mまで登ります。高尾山が599mですから、高さはほぼ一緒。今まで、ほとんど平坦な道を歩いてきていたので、この山道がことの他堪えるんです。



山を登り切ると、木の間からうっすらと小河内ダムの姿が見えます。しかし、見晴台などの開けたポジションがなく、見えるのはこんな景色だけ。ダムの全景を観るのにはかなり良いポジションのはずなんですが、こういうところもちょっと残念ですね。



ということで、どこかダムというか奥多摩湖の全景が観られるポイントがあって、そこがゴール!ビクトリー!!みたに盛り上がれるはず!!なんて思ってきたんですが、それもなく、あとはダムまで山道をくだるだけ。


うーん、なんか盛り上がりに欠けるコースでした。


9時半出発でゴールは13時。ミスコースがなかったら3時間で歩き切れたようです。写真の撮りどころみたいなのもなかったし、まぁ、こんなものかな。



で、今度はこのコースを下って、最後は奥多摩湖でちょっと散策を楽しもう!なんてところだったんですが、バス停に着いて時間を調べたら、なんと3分後に便があるとのこと。それを逃すと、なんと1時間半待たなければいけないことが判明して、せっかくゴールしたのに、たった3分で引き返すことに。(T_T)


うーん、ついてるんだか、ついていないんだか。。。


まぁ、20代の頃にデートでさんざん、このあたりにはクルマで遊びにきているし、いっか、ということですぐにやってきたバスで奥多摩駅にとんぼ返り。


約20分のバスの旅で奥多摩駅に戻れました。



そして、奥多摩駅に戻ったら、あちこちに看板があり、ガイドブックにも広告がたくさん載っている「もえぎの湯」という温泉に向かいます。


奥多摩温泉なんて聞いたことがないんですが、ここでも温泉をくみ上げていて、しかも露天風呂もあるとのことで立ち寄ってみます。大人一人、2時間までで750円。それをJRでもらった「おもてなしクーポンBOOK」を見せることで100円引き。


内湯と露天があり、それほどたいして大きいお風呂ではありませんが、清潔感もあって良いところでした。露天風呂は温泉ではなく水道で、それにハッカを入れたハーブ湯にしてくれているのかな? 内湯の方が温泉ということでしたが、妙にぬるぬるした透明なお湯で、こういう温泉は初めて。泉質はフッ素となっていましたが、ふーん、こういう温泉もあるんですねぇ。


たいしたことのないハイキングコースだったんですが、この最後のお風呂で締めを飾れるというのは、本当に嬉しいんですよね。着替えももってきているので、ここでさっぱりと生まれ変わりました。



で、普段はクルマでの移動なので、こんなことはできませんが、今日は電車。そう、ビールが飲めるんです! かんぱーい!(何に!?)



お昼ご飯もここでいただけました。値段を撮影してくるのを忘れてしまいましたが、ここのレストラン、価格が結構リーズナブル。観光地値段になっていないどころか、むしろ安いくらいなので、安心して食事ができます。


でも、ここで馬鹿食いしては意味がありません。それほど馬鹿食いしたい感じでもありませんので、かき揚げそばをがつんと。。。



そして、帰りの奥多摩の駅で「わさびソフト」の文字があったので300円出して頼んでみたんですが、出てきたのはこれ。まだ口つけていませんが、とても売り物とは思えない不格好さ。カップを使って作る簡易的なソフトクリームシステムで、しかもわさびをお願いしたら、ソフトクリーム自体がわさび味なのではなくて、バニラソフトにわさびのソースをかけてわさびソフトにするという、ほとんど詐欺の様なソフトクリーム。形がいびつでもうまければ文句を言いませんが、このソフトクリーム、問題だらけです。問題がうずを巻いてのっかっています。


この後、これを持って電車の出発を待っていたわけですが、この詐欺じみたわさびソフトを買ってから電車に乗るひとがくるわくるわ。で、決まってわさびソフトを食べてから同行者に文句を言う、というのを繰り返していて、ちょっと面白かったです。


ちなみに、その駅の中の売店ですが、ここは本来、本物のわさびを売っているおみやげ屋さん。ソフトクリームは副業みたいな感じなんですが、みているとソフトクリームの方が売れているみたいですし、夏が終わる頃にはもっとうまくソフトクリームが作れるようになっているかも。(^_^;)


 



帰りもホリデー快速奥多摩号に乗って帰ってきました。この休日だけ運行するホリデー特急って、特急料金もかからず、普通運賃だけで乗れて、それでいて目的地までかなりの駅をぶっ飛ばして運行してくれる、なんとも都合の良い電車。


これがなかったら奥多摩まで電車で来よう!なんて気にはならないんですが、これの存在を知ったおかげで、私の人生はかなり楽しくなっていると思います。いつか「ホリデー川口湖号」に乗って、本当に河口湖に行くのが夢です!


 


そういえば、今日は写真遠足だって言ってたのに、たいした写真を撮ってきていませんねぇ。全然、紹介できるものがないんですが、ちょっと補正をして、気に入ったものがあったら、久々にSo-net Photoにアップロードしてみたいと思います。


 



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