業務用イヤホン『MDR-EX800ST』試聴レポート

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10月20日から出荷の始まったインナーイヤーヘッドホン「MDR-EX1000」と「MDR-EX600」の他に「MDR-EX800ST」というモデルがあるのはご存じでしょうか? こちらはソニーミュージックが取り扱う業務用モデルの様なんですが、なんと、まだ出荷されて間もないこのタイミングで、kanchinさんが実機をもってきてくださいました。

当店のEX1000、EX600などとの聞き比べをしてみたいとのことで、私も聞かせてもらえましたので、そのレポートです。

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「MDR-EX800ST」は一般向けには販売されていない業務用のインナーイヤーモニターです。調べてみたところ、やはり当店の様な一般的な契約のソニーショップでは取引することができず、またソニーストアさんでも販売は行っていないので、今のところは表題のソニーミュージックさんへ問い合わせるか、もしくはソニーのプロフェッショナル機器の取り扱いがあるショップで取り寄せてもらうことになります。

事前にお客様から相談をいただいていたので存在は知っていたのですが、取り扱いができないのでは、当店blogでも紹介はできないかなぁ。。。と、思っていました。が、実は裏技で取り扱いができることも発見したので、それもあって、実機の様子を紹介させていただこうと思います。

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まずはパッケージの様子ですが、さすがプロフェッショナルです。余計なモノはなにもなく、真っ白い箱になんの飾りもないケース。ここにヘッドホンがはめられて出荷されているようです。

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これがインナーイヤー本体と、そのジャック部。このジャック部はどうやらEX1000、EX800ST、EX600で共通になっているようで、どの組み合わせでも差し替えが可能。

では、EX1000、EX600などと外観の比較からしてみます。

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写真上からMDR-EX1000、MDR-EX800ST、MDR-EX600になります。並べてみるとMDR-EX800STだけイヤーハンガーが短めになってます。

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そうやら、それがあって、ソニーミュージックさんのサイトではご覧の様な写真が掲載されていたようです。最初、ネックバンドスタイルのものになっていると思っていたんですが、どうやらイヤーハンガーが短く作られていて、それでコードの取り回しを後ろ側で、という話のようです。

ケーブル自体はEX1000もEX800STもEX600も従来のu型ではなく、Y型になっています。

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ヘッドホン側のジャックはご覧の通り。

使ってみると、このネックバンドスタイルが何とも。。。えーと、このMDR-EX800STのイヤホンコードだけを部品取りすることが可能。3,600円(税別)です。早速、オーダーしてみました。

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こちらがインナーイヤーヘッドホンの本体部です。写真左からMDR-EX600、MDR-EX800ST、MDR-EX1000となっています。それぞれ特徴のある外観になっていますが、EX600だけはタイ生産。EX800STとEX1000は日本製となっています。

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仕様の詳細まではわかりませんがインピーダンスがEX1000、EX600は32Ω、EX800STは16Ωになっています(1KHz時)。先代のフラッグシップモデルEX700SLが16Ωになっているので、中身のドライバーユニット自体はもしかするとEX700SL相当のものがEX800STには搭載されているのかもしれません。

バスレフポートと呼んで良いのかわかりませんが、負圧を抜くためのポートはどれも装備されているんですが、抜けがいかにも良さそうなのはEX1000とEX800STになりそう。

こちらのインナーイヤー本体も部品取りすることが可能です。左右別々に部品番号が振られており、片方だけで9,000円(税別)です。

そんなわけで、実は商品パッケージにはなりませんが部品取りで9,000円×2+3,600円でインナーイヤー本体とコードが入手可能。これにハイブリッドイヤーピースを自分で用意すれば、業務用製品取扱店でない、当店でも部品取り寄せでMDR-EX800ST相当のものが用意できる、というわけです。

ちなみにMDR-EX800STには1年保証などはなく、初期不良以外は実費修理となるので部品取りでもほとんど条件は変わりません。(^_^)v

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こちらがMDR-EX800ST付属のキャリングケースです。特にガイドなどはなく、ナイロン製のポーチになっていますが、こういう方がしまいやすいといえばしまいやすいような。。。

このキャリングケースもお取り寄せ可能。1,400円(税別)です。これでパッケージ以外は全部部品取りで揃いそうです。

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そんなわけで聞き比べです。これで一時的にヘッドホンオールスターが6選手になりました。

私のあてにならない耳で聞き取りをするには。。。やはりまたMDR-EXQ1から順番に違いを聞き分けながら、下から上にむかってヘッドホンを使っていきます。

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で、結論ですが音の傾向はMDR-EX700SL、MDR-EX600と近いところのものという感じ。何度聞いてもMDR-EX1000だけは別格でグランツーリスモで言うと、メーカーワークスマシンとフォーミュラーマシンくらいの違いがあって、これはもう比較になるインナーイヤーヘッドホンがありません。

MDR-EX700SLはかなりダイナミックで高域は音が刺さる感じがするし、低域もパワフルになるんですが、こうして多機種で聞き比べをするとちょっと時代的にモニターヘッドホンの考え方が変わったのかな?という感じがしないでもありません。

それよりもMDR-EX600とMDR-EX800STが近い音質でMDR-EX800STの方がより低域がクローズアップされてはっきりした輪郭で聞こえます。耐久性重視で音はMDR-EX700SL並になるのかな?というイメージだったんですが、ちょっと意外です。

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ま、どれを聞いてもかなり高いレベルでの聞き比べになっているとは思うんですが、なるほど良い体験をさせていただきました。部品取りでMDR-EX800ST相当をお取り寄せすることはできるんですが、それよりは素直にMDR-EX1000をオーダーされた方が良いような。。。

新型モニターヘッドホンレビューの追記モデルの紹介でした

こうなったらついでなのでMDR-EX510の音とかも試してみたくなってきたなぁ。。。

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★ソニースタイル インナーイヤーレシーバー「MDR-EX1000」のご案内はこちらから

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★ソニースタイル インナーイヤーレシーバー「MDR-EX600」のご案内はこちらから

☆当店blog 10.10.20「『MDR-EX1000』『MDR-EX600』開梱レポート」
☆当店blog 10.10.15「インナーヘッドホン『MDR-EX1000』が受注開始に」
☆当店blog 10.10.6「『MDR-EX1000』『MDR-EX600』ファーストインプレッション」

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