type Uのリカバリーの話

LINEで送る
Pocket


本日到着した「VAIO type U」ですが、先行エントリー者の受注初日に当店blogのコメント欄で話題になっていた「リカバリー」の件。セットアップの前にちょっと検証してみました。


当店経由でtype Uをご購入いただき、本日これからセットアップをされる方の参考になると幸いです。




話はどういうことかというと、通常のVAIOノートとかだと、DVDドライブもついているし、リカバリーデータがHDDに入っているので、なにも他に必要なく、HDDを購入時の状態に戻す、リカバリー作業が可能です。


ですが、光学ドライブを内蔵せず、また小容量のHDDを搭載しているtype UではHDDにリカバリーデータを置かず、久々にリカバリーディスクが付属する仕様となっています。


本体を初期状態に戻すためにはポートリプリケーターが必要になるのと、メーカーホームページを読むと、対応ドライブの「VGN-DDRW4」「VGN-DDRW3」をお使いくださいとのこと。。。


うう、こういう話はいつも、当店的には購入前にお客様にご案内したい目立たない記事内容だったんですが、私も購入してお客様にコメント欄からご記入いただくまで本当に気がつきませんでした。


で、その指定ドライブ以外でもリカバリー出来ないかなぁ。。。というのが、今回の検証目的です。


まず、1番バッターは。。。



PCVA-DRW1です。これはソニーのVAIO周辺機器として発売されたDVD-RWドライブの1号機。確か10万円くらいしたという記憶が。。。私はこれでDVDライティングの勉強をさせてもらいました。



これは同じソニー製だし、VPG-DDRW4と同じi.LINKだし、なんとなく似た環境なのでなんとかなるんじゃないかと。。。



いまどき、スゴいんですが、6ピン端子を使っているので、6ピン→4ピンの変換ケーブルでtype Uのポートリプリケーターに接続。



リカバリーディスクをドライブに入れて、これで起動させたら、ディスクブートできるのかな? DVDディスクから起動できれば、とりあえず大丈夫でしょう?



それ!電源起動!! って、なんか普通にWindowsが起動しちゃいましたね。やっぱダメか。


 


仕方なく、そのままWindowsをセットアップしてしまう私です。



で、起動したところでプログラムメニューを見てみると。。。ふーん、おなじみの「VAIOリカバリーツール」とかがないんですね。やっぱりHDDにはリカバリーデータは入っていないわけです。


 


DVDドライブにアクセスしてみると、アプリケーションリカバリーのツールは起動するんですが、これだけじゃあねぇ。


 


ということで、次はBUFFEALOのUSB接続のDVDライティングドライブで挑戦。USB接続のドライブでリカバリー可能です、なんてどこにも書いていないんですが、これでイケると、かなり便利というか、対応できる人が増えますよね。



ポートリプリケーターにUSBで接続して、ディスクを挿入。



本体を再起動させると。。。



うわぁ、ダメだ。やっぱりWindowsが普通に起動してしまいます。やっぱ専用ドライブがないとだめなのかなぁ。。。


という、思いこみはやはりいけません。


ここは説明書をしっかり読んでみましょう。なにか魔法の一言が載っているかもしれません。



載っていました。


起動時にVAIOのロゴマークが出たところで、Fnキーを押しながらF11を押すんですって。そうするとリカバリーモードに入るというか、ディスクブートしてくれるみたいです。



写真ではちょっと押しづらそうすぎ、なんですけど、実際には右手と左手を使って同時押しをします。



すると。。。あ、できた。リカバリーユーティリティーが起動してくれました。他社製のUSBドライブでできちゃいそうです。



リカバリーウィザードが出てきたので、あとはこれに従って進んでいくだけですね。



ハードウェアチェックの機能もついているので、まぁ、新品ですから問題があるわけもないんですが、一応チェックしてみてと。。。



ディスクのパーティションの切り直しもここで可能です。購入時の30GBフルCドライブも良いんですが、どうせここでリカバリーテストをするなら、パーティションを切り直しちゃおうかな。


Cドライブ一発で、ここをめいっぱい使ってしまって動作が不安定になる危険を冒すよりもDドライブを一応作っておいて、そこをデータディスクにしておけば、他のPCからネットワークドライブで動画ファイルとか転送させるときも、この方が安心ですもんね。(Cドライブが満タン状態ってのは、あまり考えたくありません。)



なので、ここでCドライブを25GB、Dドライブを5GBにセッティング。


これで、旅行中の写真データのバックアップとかにもDドライブを安心して使えそうです。



Windowsのリカバリー自体は15分程度ですみました。このあと、アプリケーションのリカバリーを行うので全部で40分くらいはかかるのかな? リカバリー中に別の仕事をしていたので、すみませんが正確な時間は計測していません。


あ、別の仕事ですか?


もちろんこれです。


 


いやぁ、グランツーリスモ4にフォーミュラーカーがあるなんて、知りませんでした。馬力が900とかになっていますから、これ、F1そのものですね。また後で仕事しよっと。



と、いうことで、なんだ、汎用というかUSB接続のDVDドライブでもリカバリーインストールはできてしまうみたいです。



なお、先ほどのi.LINK接続のドライブでも再度「Fn」+「F11」を試してみたら。。。


 


ちゃんとリカバリーユーティリティは起動しましたね。よかった、よかった。



これでほっと胸をなっでおろしてらっしゃるかたとかいっぱいいるんじゃないでしょうか? 39,800円の出費を抑えられてよかったです。



蛇足ながら、リカバリーにはポートリプリケーターも必要ということになっていましたが、どうやらそれはVGP-DDRW4を接続するためのi.LINK端子が本体に搭載されていないからで、USBドライブを使う場合は、ご覧のとおり、ポトリ無しでもリカバリーが可能な様子です。


 


ということで、パーティションを切り直したし、これからようやくセットアップ開始です。これから、入れられるだけソフトウェアを入れて、帰宅途中に遊び回りたいですね!


 


※なお、今回の検証内容ですが、メーカーで動作を保証しているものではありません。また当店でも動作保証、サポートをするものでもありませんので、ご了承ください。


 


vaio_type_u_486_80
VAIO type Uの最新情報はこちらから


 

LINEで送る
Pocket