【レビュー】「うちのBRAVIAでもGeminiが使える?」テレビで何ができるのか実機で試してみました

ソニーのBRAVIAで「Gemini」が使えるようになっているのをご存じでしょうか? しかも対応するのは2026年の最新モデルだけではありません。2024年モデルのBRAVIA 9/8/7やA95Lでも、現在は「Google TV with Gemini」が案内されています。
では、テレビでGeminiを使うと何ができるのでしょう? 店頭展示のBRAVIA 9 IIで実際に話しかけながら、従来のGoogle アシスタントとの違いや対応モデルまで調べてみました。
こんにちは、店員佐藤です。
2026年発売のBRAVIA 9 II/7 II/8 IIに「Google TV with Gemini」が対応しています。
「テレビとの自然な会話で、見たい映画やドラマのおすすめを聞くことができ、あらゆる動画配信サービスの中からぴったりのコンテンツを提案してくれます。」
という案内になっていますが、さて、どんなものなのか試してみます。

BRAVIAにGoogleアカウントでログインしていれば、特に難しい設定は必要なく、リモコンについているマイクボタンを押すと、これで「Gemini」との会話ができるようになります。
マイクボタンを押している間に話をするというのはトランシーバーみたいです。

従来のモデルであれば「Google アシスタント」が起動します。これもBRAVIAと声で命令文を入れる感じで使えます。
主に検索に使うので「YouTubeでクルマの動画を見せて」という単語入力をする感じです。言葉を間違えると間違えた検索をしてしまうので、音声入力の際にはやや緊張が走ります。
「Google TV with Gemini」に対応したモデルだと、ご覧の様にGeminiが聞いている状態をアイコン表示してくれていて、この状態のときに音声入力をします。
マイクはリモコンに内蔵されているので、マイクボタンを押しながらリモコンに向かって話しかけます。
「Google TV with Gemini」を使ったAIの会話は私はこれが初めてではありません。スマートフォンの「Xperia」もGemini対応になっているので、それで会話をすることがあるんですが、メリットの一つとして間違えたことを言っても訂正できることです。
「えーと、今日の天気予報を聞きたいんじゃなくて、ごめん、明日の天気予報を教えてほしいんだ」といえば、ちゃんと明日の天気予報を調べてくれます。
「Google TV with Gemini」も同様で、間違えたことや、多少言葉の選び方を変えても意味をくみとってくれます。
4KテレビのBRAVIAに相談したいことといえば、やはり映画や番組のことですよね。実際に使ってみます。
「海外のホラー映画ですごく怖いやつを教えて」
これだけでGeminiがおすすめの映画を3本ピックアップしてくれます。この時点では映画タイトルとサムネールしかないので内容まではわかりません。
続けて、探してもらいたい映画の希望を追加します。
「謎解き要素があって楽しめるものあるかな」
と、続けて聞いてみると、もう、ここで代表的なタイトルを持ってきてくれましたね。「シックス・センス」は、こうした謎解き映画の元祖みたいなものですよね。
なるほど、それに匹敵するようなタイトルを並べてきてくれているなら、これは期待できそうです。
追加の質問例なども画面下に並んでいるので、これも助かります。
続けて、私がGeminiに相談する一番多い話題も試してみました。
「冷蔵庫の中にももやしとキャベツとあと豚肉の薄切りがあるんだけど、これで作れる、なんかさっぱりした料理を考えて」
というと、レシピ例をYouTube動画から探してきて見せてくれます。そのYouTube動画を見なくてもどの系統のものが良いか考えられますね。
「ポン酢で味付けした炒め物」にピンと来たので、ここから会話を続けて、作戦を立てていくのですが、「最後にポン酢を回しかける」とのこと。料理素人はこういうのが困るんですよね。具体的な量がわかりません。
「ポン酢を回しかけるって量はどのくらい?」
と、聞けば、それで具体的な量を教えてくれます。
こういうのを文字入力でAIに相談するのって、骨が折れるんですが、BRAVIAのリモコンマイクだと簡単に複雑な質問ができます。
「ところでこれから木更津に行きたいんだけどどうやって行けばいいだろう」
と、聞いてみました。電車と高速バスのルートを紹介してきたので、どちらかを選んで、続けて詳細を聞くことができます。
ですが、先日の台風25号の影響で内房線の一部区間が止まっています。電車で行くよりは迂回ルートを選ぶことまで勧めてくれました。
さらに、11月8日には「ちばアクアラインマラソン2026」の開催が予定されています。こちらも木更津駅が出発地点です。開催されるかな?ということを聞くと、公式サイトの案内になり、正確なことは自分で調べるように紹介されます。
ただ、ちばアクアラインマラソンの動画などが多数紹介されます。これはまさにBRAVIAならではの回答になっています。
他にも「あれってなんだっけ?」を聞くことができます。こういう使い方も私は最近増えてきています。(笑)
「ソニーのロボットでちっちゃくて丸くて青い目をしていた可愛いやつの名前は何?」
という少しいじわるな質問をしてみました。AIBOのことを言っていますが、私が聞きたかったのはpoiq(ポイック)のことでした。さすがに製品化されていない、終了したプロジェクトのことなので、答えは出てきませんでした。
でも、poiqのことを聞いて、どんな見た目のロボットなのか聞いたら、たくさんあるYouTube動画で紹介をしてくれます。
うん、これはスマートフォンよりも映像を使って答えてくれる分、情報が多いかもしれません。

「映画 君の名はで出てくる丸い湖がモチーフになっている湖 えっと、なんか、そこ、どっかの山から見ると富士山越しにきれいな夜景、雲海とかが見られるらしいんだけど、そこが見える高原の名前は何?」
という、かなり長めの質問をしてみたのですが、ちゃんと「高ボッチ高原」をピックアップしてきました。
使ってみた感想としては、今回試した範囲では短い会話のやり取りが中心で、たくさん質問を重ねることでこちらの嗜好を覚えていく、という感じではありませんでした。ただ、なんせ言葉を失敗しても普通に口頭で訂正できるし、上記のように「思い出したいこと」について長い質問ができるのは助かります。
さすがGeminiです。
他にもBRAVIA 9 IIのホーム画面の上部タブには「Gemini」があるので、ここを開くと、Geminiの使い方についての案内があります。
なんと、BRAVIAで「画像を作成する」という項目があります。作成したい絵を言葉で作ります。実際に試してみたところ、本日時点ではエラーが出てしまい、画像生成まで進むことはできませんでした。
作成した画像はどこで使うかというと、テレビのスクリーンセーバーとして使ってください、という提案をしてきました。なるほど、BRAVIAの画面を自分の世界にして飾ることができます。

その他、最初は落ち着いた男性風の声でしたが、音声の選択ができて、これで声を好みのものに変更することができます。
ホテルマン風の声や、元気な子ども風の声にしたり、自分のBRAVIAに性格付けをすることができる感じです。
さて、ここからは「Google TV with Gemini」の対応機種を調べてみます。最新モデルだけではなく、2024年モデルのBRAVIA 9/8/7やA95Lにも対応が広がっています。
2024年モデルのBRAVIA 7は現在Android 14で動作しており、ソニーの商品ページでも「Google TV with Gemini」対応が案内されています。
「Google TV with Gemini」の対応条件を見ると、Android 14とRAM 2GBの搭載が条件になっています。OSのバージョンはBRAVIAの設定システムから見られるのですが、RAM容量は確認ができません。
そこで「AIDA64」というアプリをインストールして調べてみました。アプリの検索からインストールすることができます。
AIDA64で確認したところ、BRAVIA 9 IIの搭載RAMは5GBと表示されました。Androidから認識されているTotal Memoryは4653MB、検証時のAvailable Memoryは1964MBとなっていました。
実機での検証ができないため、ソニーの商品ページで確認したところ、現在の「Google TV with Gemini」対応モデルは下記の機種になります。
| 発売世代 | BRAVIA | Gemini対応 | ソニー公式での確認 |
|---|---|---|---|
| 2026 | BRAVIA 9 II(XR90M2) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2026 | BRAVIA 7 II(XR70M2) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2025 | BRAVIA 8 II(XR80M2) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2025 | BRAVIA 5(XR50/XR53) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2024 | BRAVIA 9(XR90) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2024 | BRAVIA 8(XR80) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2024 | BRAVIA 7(XR70) | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
| 2023 | A95L | ○ | 「Google TV with Gemini」表記あり |
ソニー公式サイトの商品ページを確認したところ、上記8シリーズには「Google TV with Gemini」の記載があります。
一方、A80LやX95L、X90L、X85L、X80L、X75WLなどの2023年モデルや、2026年発売のX83L/X81Lなど、現在ソニー公式サイトでGemini対応が案内されていないモデルもあります。
自宅のX75WLで確認してみると、OSはAndroid 12ですが、RAMは3GBを搭載していました。
Googleが案内している「Gemini for TV」の対応条件は「Android 14以降」「RAM 2GB以上」のGoogle TVデバイスとなっています。つまりX75WLの場合、RAMについては条件をクリアしていることになります。
あとはOSですが、X75WLについてAndroid 14へのアップデートは現在発表されていません。
一方、2024年モデルのBRAVIA 7/8/9ではAndroid 14へのアップデートが行われ、現在は「Google TV with Gemini」対応モデルとして案内されています。
果たして、さらに旧モデルまで対応が広がることはあるでしょうか? ここは今後のアップデート情報に注目したいところです。
ご自宅のBRAVIAが「Google TV with Gemini」対応になっているかどうかは、リモコンのマイクボタン長押しですぐに判明します。
BRAVIAをお使いの方は、お試しになってみてください。
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