2023年11月7日

『BRAVIA CORE』から『Sony Pictures Core』へ　PS5で利用してわかったこと

tecstaff PlayStation, Home AV & PlayStation BRAVIA CORE, Sony Pictures Core 0 Comments

1ヶ月ほど前のニュースになりますが「BRAVIA CORE」というブラビアの購入特典として用意されていたソニーピクチャーズ映画のビデオオンデマンドサービスが「Sony Pictures Core」としてリブランドされ2024年初頭からエンタテインメントアプリとして提供されることがアナウンスされています。

当初はPS5、PS4でアプリ提供が始まりますが、2024年になるとブラビアのアプリも名称変更され、アナウンスはありませんがXperiaで提供されている「BRAVIA CORE for Xperia」も名称変更されてサービスが提供されるかと思います。

サービスとして始まった「Sony Pictures Core」をPS5で試してみましたのでレポートします。

こんにちは、店員佐藤です。

「Sony Pictures Core」へのリブランドが発表されたのが10月6日でした。特に試す機会がなかったんですが11月2日から映画「グランツーリスモ」のデジタル配信がスタートしたので、この機会に自宅のPlayStation 5でコンテンツ購入を試してみました。

なるほど、BRAVIA COREとほぼ同じ操作性で楽しめるビデオオンデマンドサービスになっています。

「BRAVIA CORE」は2021年4月に発表されたサービスで、ブラビアの最新映像エンジン「BRAVIA XR」搭載モデルにだけ、購入特典という形でアプリ提供。10本のコンテンツチケットと2年間の対象タイトル見放題サービスがセットになっていて2024年2月末までに利用を開始してください、ということになっていました。

あれから早くも2年半経っていて、最初のモデルの利用開始期日の締切が迫ってきているんですが、そうか、最初から3年間は試用期間みたいな形で無料サービスを行い、収益化できる形（ユーザー数や設備等）が見えたところでテイクオフする予定だったのかもしれません。

さて、PlayStation 5の「Sony Pictures Core」ですがメディアタブの中から新しいアプリとして無料でインストールすることができます。アプリのプログラムサイズは非常に小さいのであっという間にインストールができるかと思います。

私は加入していませんがPlayStation Plus会員さんは割引きサービスが用意されているみたいですね。

映画タイトルは600タイトル用意されているそうで、BRAVIA COREには見放題コンテンツなどが用意されていましたが、Sony Pictures Coreには用意がなく、すべて有料コンテンツとなっています。予告編までは無料で全タイトル観ることができます。

ざっと見たところ、どのタイトルも期限なしで観られる「購入」で2,000円、48時間だけの「レンタル」で500円になっています。（スパイダーマン最新作も2500円の特別価格）

公開されたばかりの映画「グランツーリスモ」だけは購入が2,970円、レンタルが1,760円の設定になっています。

PlayStation StoreみたいにPlayStation 5の中だけで購入ができるわけではなく、決済にはスマートフォンを利用します。上記のQRコードをスキャンして支払いページにて決済するとPlayStation 5でコンテンツ視聴ができる、という仕組みになっています。

Xperiaで読み取った場合、支払いにはクレジットカード、もしくはGoogle Payが利用できました。

映画「グランツーリスモ」を拝見させていただきました。私の映画の感想はどれも「面白かった」なんですが、この映画もとても面白いですね。実車とゲームの境目がわからないというか、もしかして全部100％CGだったのかな？まったく不自然なく現実とゲームの世界がつながっていて、ところどころ聞き慣れたゲーム「グランツーリスモ」の効果音がして楽しかったです。

上記のシーンとか絶対にこれゲーム映像じゃん、とか思ってしまうんですがメイキングで車の後ろにこの画角でカメラを付けて走行しているシーンがあったので上手いことオーバーラップさせているんでしょうね。

さて、Sony Pictures Coreでの視聴ですが、PS5のコントローラーで操作をします。×ボタンで再生停止、○がキャンセルで、他の操作ボタン、レバーを使うと上記の様な画面表示が出てきます。

左右キーを使うとシーン選択ができるようになっていて、下キーを使うと字幕や音声の設定が変更可能。

字幕はざぶとんを付けたり色を変えたりすることが出来るんですが、フォントは日本語の場合はひとつしか入っていないようです。フォント変更をすると文字の空きが変わるんですが日本語フォントに変化はありません。

それと文字サイズですが、これがやや小さめ。サイズ変更できて18～42サイズでの変更が可能。デフォルトは20になっていますが、それでは全然小さくて読めないので最大サイズの42にしてみます。

最大サイズのフォントでもまだこのサイズ。かなり小さめになります。

なお、こちらはamazon prime videoで5つあるフォントサイズの中間サイズです。もしかするとamazon prime videoの一番小さいサイズのフォントと同じくらいのサイズになるかもしれません。

さて、Xperiaに入っている「BRAVIA CORE for XPERIA」とアカウントの互換がないか、調べてみたんですが、先ほどPlayStationで作ったSony Pictures Coreのアカウントでログインしようとしたら上記のメッセージが表示されました。

Sony Pictures Coreで先にアカウントを作ってしまうとログインできないそうです。新規に同じメールアドレスでBRAVIA　COREのアカウントを作るように案内されているのですが、それを試してもエラーがでてしまい新規アカウントを作ることができませんでした。

いずれアカウントは統合されるとなっていますが、これはちょっと怪しいかも。急ぎで観る必要がない方は、アカウント統合があった後にPlayStation での「Sony Pictures Core」を使い始めた方が良さそうです。

なお、こちらのBRAVIA CORE for Xperiaのレンタル料金は400円に設定されているみたいなので、同じ映画を観るならXperiaの方がおトクな価格設定になっているかも。

販売店向けにも「BRAVIA CORE」がリブランドされて来年には「Sony Pictures Core」に変わるという話は案内されているんですが、こうした詳細についてはまだ情報がありません。

チケットを使って見られる様にした10本の視聴期限が5年というのが撤廃されるかどうか、価格の変更があるのか、などの詳細も不明ですので「BRAVIA CORE」をお使いの方は、とりあえず来年までそのままでお使いになるのが良いかと思います。

UHD BD並みのビットレートでの視聴ができるというのが「BRAVIA CORE」の売りどころで、ブラビアの場合は実際のビットレートをモニターすることもできたのですが、PlayStation版ではそうした機能が今のところ見つけられていません。ですが、回線状態が悪いときはSD画質くらいまで落ちることがあるので、通信状況によってビットレートを変更しているのは「BRAVIA CORE」と同様の様です。おそらく同じ送出サーバーを使っているはずなので、他のVODサービスよりも高画質コンテンツで楽しめるはず。

今後のサービス展開にご期待ください。

☆PlayStation「Sony Pictures Core」のご案内はこちらから

★ソニー「BRAVIA CORE」のスペシャルコンテンツのご案内はこちらから

★ソニー「BRAVIA CORE for XPERIA」のご案内はこちらから


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