2021年9月3日

【レビュー】長時間テレワーク向けネックバンドスピーカー『SRS-NB10』実機レポート

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発売延期になりようやく本日発売になった新型ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」の実機レビューレポートです。

今回はショールームではなく、自宅にて実際にテレワークで使わせてもらいましたので、その様子をレポートします。

こんにちは、店員佐藤です。

ショールームでの実機展示レポートはちょっと前にお届けしましたが、さすがにショールームでは自宅などとは環境が違いすぎて、音量ってこんなもので大丈夫なのかな？とか、思う部分があったのですが、今回は実際に自宅で使わせてもらうことができました。

しかもたまたまですが、年に数回しかないテレビ会議もあったので、ちょうど良い機会、ということで実際に利用してみました。

実際に使ってみた感想ですが、音質についてはショールームで感じたのと同じ様にとても音質は軽いもので、音楽再生に向いてて重低音もビンビンくるぜ！という感じはまったくないものの、使っているうちに、その音質に満足してしまう自分がいるというか、耳が慣れてしまって、この軽い音質が普通になってしまいます。

それよりも、自分の耳の一番近いところにスピーカーがあるので、比較的音量を小さめにしていてもよく聞こえるし、家族からうるさがられない程度の音質でも、充分、音楽もテレビ番組の音声も、通話時の音声もよく聞こえます。

この製品は360 Reality Audio対応とか、バーチャルサラウンド搭載とかはなにもないのですが、なんていうか、子供の頃にみんなやっていると思いますがステレオスピーカーを両手に持って両耳に持ってきて聞いて「すごいステレオ感！」と感じた、アレがネックバンドスピーカーで味わえます。包み込まれる様な音場が普通のステレオ音声で味わえるので、音質に耳が慣れてくると、これはこれでアリだな、と思えます。

そもそも、ピュアオーディオをじっくりと聴く製品ではなく、あくまでテレワークをしつつ、BGMも楽しめますよ、という製品ですからね。

ちょっとユニークなのはPCとスマートフォンと同時にBluetooth接続ができる点です。

先にPCとBluetooth接続をしておき、あとからスマートフォンもBluetooth接続します。

この状態でスマートフォンのBluetooth設定を開き、SRS-NB10のデバイス詳細を開いて「電話」だけオンにしてあとはオフにしておくと、いう設定を行います。

すると、PCでBGMを鳴らして仕事をしたり、動画再生をしたりしつつ、いざ、電話がかかってきたら、スマートフォン音声に一発で切り替わる、という使い方ができます。

電話での通話音声にBGMが流れてしまうことはなく、PCからの音声は完全にオフになり、通話音声だけの音声になります。

これが別途オーディオシステムを使っていたり、テレビをつけていたりすると、その音が電話に入ってしまう可能性がありますが、そういうのを気にせずに使えるというのは便利です。

試してみたところではLINE通話、Skype通話でも同様に音声が切り替わっていました。私の所には滅多に通話での連絡がくることはないので、音声テストなどで試して、自分の声を聴く限りはこちらからの発声音声もクリアに拾ってくれているように思えます。

ネックバンドスピーカーの内側には最低限の操作ボタンが配置されています。あまり数が多いと操作するときに大変なのですが、SRS-NB10のボタンは本当に少なく、右側にマイクミュートボタンと電源ボタンのみ。

こちらにUSB type C端子もあるのですが、ここで満タン充電するとスタミナ性能20時間というモンスターぶりを見せてくれます。

マイクミュートがハードウェアについていると安心。Teamsとかでソフトウェアでマイクミュートにしているつもりが、実はオンになってしまっていて音声筒抜け、とかいうことが、手元で確実にミュートできます。

こういうのは実際に失敗して恥ずかしい思いをしないとありがたさがわからないと思うのですが、私はすごくわかります。

左側には音量のプラスマイナスと通話ボタンが配置されています。一番使うのが「むむ、ちょっと聞こえづらいぞ」というときの音量プラスだと思うのですが、それが一番最先端にあり、かつ、指触りでプラスのマークがわかるので、すぐに使いこなせる様になります。

あとは通話音声だけではなく、ちょっとした調べ物の時に、スマートフォンの検索窓のマイクアイコンをタップすることで「OK! Google」が使えるわけですが、ここで「200ポンドは（日本円で）いくら？」という音声検索にも使えます。

スマートフォンをミニ電卓的に調べ物に使うコトができるのは、慣れると便利かもしれません。私の場合は海外プレスリリースの時に多用しています。

そしてブラビアの2021年モデル Jシリーズなどとセットで使うコトも可能。Google TV搭載のソニーのブラビアではBluetooth接続でBluetoothヘッドホンと接続して使うコトができるのですがSRS-NB10も利用することができます。

これだとテレビ音声を聞きながらのテレワークなどが可能。スマートフォンの電話機能と同時接続ができるので、これが最上級の使い方かも！？

ブラビアはBluetooth接続している時はスピーカー音声がでないので、電話中にテレビを観ながら仕事をしている、というのはバレません。

それは冗談としても、耳元で鳴らしているのでネックバンドスピーカーから聞こえる音量は本人ほど、周りの人は感じないかと思います。ヘッドホンではないので周りに音が漏れない構造にはなっていませんから、本人が大音量で鳴らしてしまうと、当然、周りの人にも大音量が伝わってしまいますが、お手元テレビスピーカーよりも効果は高いかと思います。

それでいて、本人の耳を塞ぐわけではないので、周りの音も聞こえます。宅急便さんがピンポンで呼び出しても、それを聞き逃すことはありません。

ご自宅だけではなく、職場などでも利用ができるかもしれないですね。（関係筋の話によると法人からの引き合いがかなりあるそうです）

人気商品でしばらくは品薄が続く可能性がありますが、まだテレワークも続きそうですし、ご自宅での利用に検討されてみてはいかがでしょうか？

この手の新ジャンルの製品は、稀にウイークポイントがあって故障しやすい、とかいうものもあったりしますが、メーカー直販のソニーストアであれば通常1年のメーカー保証が3年。有償になりますがワイド保証に入っておけば故意に壊したりするのでなければ何でも無償で修理をしてくれます。

ソニーストアでのオーダーがおすすめです。


ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NB10		ソニーストア価格： 15,400円円税込

発売日	2021年7月30日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	５年ワイド：2,200円(税込) ３年ワイド/５年ベーシック：1,100円(税込) ３年ベーシック：無償
ソニーストア購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ店頭入特典	テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

■比較検討モデル
こちらはテレビ音声専用モデルです。Bluetooth機能ではなく専用コーデックで通信します。汎用性はありませんが遅延はほとんどありません。


ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1		ソニーストア価格： 27,368 円税込

発売日	2017年10月14日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	５年ワイド：3,300円(税込) ３年ワイド/５年ベーシック：2,200円(税込) ３年ベーシック：無償
ソニーストア購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ店頭入特典	テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内