ポータブルワイヤレスサーバー『WG-C10』ってどこで使おう!?
4月1日よりソニーストアにて先行予約販売がスタートするポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」。これも新しいジャンルの製品でパーソナルコンテンツステーション「LLS-201」と同様、利用するシーンがあまり思いつかないんじゃないかと思います。
どんなことができるのか、機能をチェックしつつ、私も個人的に利用シーンを考えてみました。
さて、まずはポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」の機能を確認します。この製品はWi-Fiのアクセスポイントになるポータブルサーバーで、WG-C10自体には記録ストレージが搭載されていないものの、USB端子、メモリーカードスロットを装備していて、WG-C10にメモリーカードを挿しっぱなしにしておくことで、ポータブルファイルサーバーになる、という製品になります。
スマートフォン、タブレット、PCでの接続は無線LANを使うことで利用します。この辺りはパーソナルコンテンツステーション「LLS-201」と近いかも。
ポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」が内蔵するメモリーカードスロットにメモリースティック、もしくはSDカードを挿すことで、デジタルカメラで撮影した写真データをワイヤレスでスマートフォンに転送。
SDカードやメモリースティックDuoのメモリースロットを内蔵していないスマートフォンでは、こうして自宅へ帰らなくても外出先でデータの取り込みができる。これが一番の特徴になります。一度写真データの取り込みができれば、そこからSNSなどに写真データのアップデートがすぐできて「いいね!」を旅先でもらうことができる、というわけです。
操作には専用のアプリが用意されていて「PWS manager」を使います。上記がそのアプリの操作画面の予想図になります。
普通にファイルマネージャー的な使い方をするだけなので特に難しいそうな感じもしません。
ビジネスの場においては、最大で8人までアクセスすることができるので、会議資料などをUSBメモリーに入れて持ってきて、その場でデータを全員に配る、ということに使うこともできます。
私はこういうことはやったことがありませんが、便利なのかな?
そして、スマートフォンからアクセスして、WG-C10のメモリーカードに、スマートフォンから写真データを送って書き込むことも可能。メモリーカードスロットを持っていないスマートフォンのリーダーライターとして使って、スマートフォンの弱点を補うことができます。
さらに、これがポイントなんですが、WG-C10の内蔵電池からUSB端子を使ってスマートフォンやデジタルカメラへの給電が可能。
ポータブル電源として利用をすることもできます。
上記のデータのやり取りですが、正直言ってそんなに頻繁にそういう使い方ってしそうもないじゃないですか? 旅の最後にファイル共有を友達同士でしよう、なんて時も最後の最後までずーっと持ち歩くことになってしまいますが、別途、ポータブル電源としての役割も持っているなら、それはそれで持っていてもなんか無駄じゃないような気がします。
こういう一石二鳥ってすごく良いかも。
ただ、電池容量は2210mAhなので、これが3.7V程度だとするとそれほどの大容量でもありません。ポータブル電源の容量と比べるとCP-ELSVP相当ということになります。スマートフォンの電力を半分ちょっと復活させるくらいの容量はあるので、過大な期待をしなければ十分、日帰りの旅であれば役に立つと思います。
メモリーカードにMP3の音楽ファイルを入れてスマートフォンにワイヤレス転送をして音楽再生をした場合は最大で10時間の連続再生ができるとのこと。
スマートフォンに空き容量がなければ、そういう使い方もあるのかもしれませんが、普通だったらスマートフォンに音楽ファイルをコピーして再生するかな。。。(おそらく、ここではそれくらいのスタミナ性能があります、という話だけなんだと思います。)
そして、最後は付属のUSBケーブルとホルダーの話なんですが、ストラップがUSBケーブルになっているんだそうです。
実物を見ていないので強度とか大丈夫なのかな?とか、思ってしまうんですが、それよりもこのキーホルダー状態のときのUSB端子の口のサイズから想像して、WG-C10って相当小さいことがわかります。
カタログスペックでは約50x105x18.5mmとなっています。
ってことはXperia Rayよりも一回り大きいくらい? あ、そんなサイズなんですね。なんだ、それで9,000円ですか。いいじゃないですか。
重量も135gだということは相当軽いですよ。これだったらどこでも持って行けそう。
そうなると、なんとなくですが使いシーンが思い浮かんできて、例えば。。。
ここ数年、たまにお付き合いいただいてたびたび出かけている写真遠足とかで、数人のグループで遊んでいるとき。いつもだと自宅に帰ってからお互いの写真を共有するところなんですが、ポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」があれば、帰りの電車の中で受け渡しができるかな。
それと、会議の席で使うのは私にはあまり想像がつかないんですけど、当店で、ごくまれに行っている“α”撮影セミナーなどでたくさんの方にお集まりいただき、バスで移動しながら撮影遠足をしてまわる。
こんなシチュエーションの時に、セミナー資料を用意しておいて、スマートフォンやタブレットでアクセスしていただいて、資料を共有してもらう。
プロジェクターとか利用ができないバスの中ですが、これでバス内セミナーとかできるかな?とか、思ってしまいました。
あとは飲み会の時とかですかね。みんなで集まって飲んでいるときに旅行の話とかして「あ、その時の写真、見る?」って言って、今まではスマートフォンを回し見するしかなかったんですが、ポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」で一気に写真を全部共有してしまうとか。
で、そのあとで帰りにスマートフォンのバッテリーが厳しくなったらポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」から電力供給してもらって帰り道のスマートフォンの電力を支えてもらう、ってことができるわけです。
DSC-WX300や、DSC-TX300V、デジタル一眼カメラ「NEX-5R」などを使っているとカメラにWi-Fi機能が搭載されているのでスマートフォンへの写真データ転送とかできるんですが、その際にはカメラの電力を消費してしまうんですよね。NEX-5Rとか像面位相差AFを使う機種ってすごいバッテリーの持ちが悪くて実撮影で200枚くらいしか撮れないことがあるんです。
Wi-Fi機能を搭載して便利になっているんですがバッテリー消費がちょっと心配になっている面は確かにあるので、ちょっと面倒ですがメモリーカードを移してポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」でデータ転送ができるようになるのはそういう面でも助かるかも。
写真撮影が好きで、出かけるのも好きな人で、スマートフォンを使っている方には、このポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」はかなり役に立つアイテムになるんじゃないですかね!?
ポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」は4月30日発売になっています。
ソニーストアでは4月1日11時から先行予約販売がスタートします。
販売予定価格は9,000円ですが、タブレット、ハンディカム、サイバーショット、デジタル一眼“α”をお持ちのお客様には上記のようなメールが配信されています。
通常のAV商品10%オフクーポンに加えて+5%オフにできるクーポンがプレゼントされていますので、これで15%オフ、7,650円で購入が可能。
さらに楽しい時間モニタープレゼントに応募して落選されている方には3年ワイド保証の無料クーポンもプレゼントされています。これらのお得を全部使ってゲットしてください。
あおるつもりはないんですが、これってXperiaでしか使えない、とかいうものではなく、どこのスマートフォンでも使えるし、もっというとデジカメもソニー製の物でなくても利用できるじゃないですか。スマートフォンユーザー全般に火がつくとものすごい品薄製品になる可能性があります。
ポータブル電源も出始めのころはそうでしたが、供給量がそれほど多くないので品薄になるとしばらく手に入らなくなることがあるので、これは早めにオーダーされた方がよいかもしれないですよ。
月曜日11時にはまた当店でも様子を速報でレポートいたします。
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☆当店blog 13.2.1「ポータブルワイヤレスサーバ『WG-C10』プレスリリース」