壊れたVAIOの話

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記念すべき1,000本目のエントリーでお知らせした、自宅デスクトップPC「VAIO type M」の故障の件ですが、今日はちょっとばらして中をチェックしてみました。





ちなみに故障したときは、自分で電源を落として、その後、バン!って音がして、写真のこの部分から煙が出ていたんです。かなり本体も熱くなってしましたので、なんかの部品が異常過熱したってことなんでしょうね。


私は、ドラマ録画が趣味で、再放送のモノとか全話録画をさせては、TMPGEncで高画質圧縮して、DVD1枚に焼いたりしてコレクションをしています。TMPGEncもノイズ消去や色補正のオプションを入れていくと、猛烈なレンダリング時間がかかり、11話の圧縮とトリミングとノイズ消去と輪郭補正なんてのをいっぺんにやらせると、レンダリングで1週間ぶっ続け、なんてのは、ざら。


今回もそうやってTMPGEncでぶっ続けレンダリングをやらせている最中の出来事でした。普通、こういう作業をtype Mなんかでやらせないですよね。


しかも、デッドニングと称して、中に防振材とか張り巡らせているし、熱効率はかなり悪くなっていたんだと思います。


決して、VAIOが壊れやすいってことではないと思いますので、念のため、申し上げておきます。


ちょっと前に聞いた話ですが、とある量販店で販売したPCの修理依頼率を算出してみたところ、VAIOの修理率というのは主要メーカー中、もっとも成績が良かったんだとかいう話を聞いたことがあります。


VAIOはもっとも壊れにくいパソコンなんですよ。


 


ということで、じゃんじゃんばらしていくんですが、type Mオーナーさんに言っておきます。このモデルはユーザーが自分で分解することを考慮したモデルではありません。


分解は非常に難しいというか、VAIOモデルの中でももっとも難易度の高いモデルになると思いますので、くれぐれもご注意ください。



で、最終的にマザーボードが全部見えるところまで、分解していくんですが、見た目にはどこも爆発が起こったような形跡はありません。


私も分解して自分で直せるものとは思っていませんでしたが、なんかがっかり。動かなくなった理由を見た目で知ってみたかったですね。


 


 


さて、そんなわけで、次の一手はメーカー修理です。私はこのモデルを購入する際に、ソニースタイルの3年ワイド保証に入っています。04年秋に購入したtype Mはまだ1年半しか経っていないわけで、まだ、ワイド保証期間。


通常1年のメーカー保証では保証期間が切れているし、自己責任での改造に起因している可能性もあるため、メーカー1年保証ではどうにもなりませんが、ワイド保証なら水没、落下、火災などでも保証修理をしてくれます。もしかしたら、私の自己責任による改造に原因がないのであれば、無料で直してくれるのかも! 入ってて良かった、ソニースタイルのワイド保証です。


 


で、そのワイド保証なんですが、基本はソニーさんのVAIOカスタマーリンクへ電話して、VAIOを引き取り修理してもらうことになります。


宅配便の業者さんが梱包材を持って自宅まで取りに来てくれるんですが、我が家は共働きのため昼間は人がいません。土日しか引き取りをお願いできないため、今、お願いしても来週の土曜日まで、無駄に1週間経ってしまうんですよ。



そこで、近所の電気屋さんで修理をお願いできないか、実験しにいくことに。


ちなみに修理受付ですが、当店では基本的に、お客様にVAIOカスタマーリンクへご連絡いただくことをお勧めしています。その方が修理の上がりが早いからという理由もあるんですが、無料修理とわかっているものだと、お店の手数料収入がないため、正直、うまみがないからなんです。ですが、故障して不安になっているお客様の不安も解決してあげたいし、持ち込みになられるお客様はご近所さん、サービスしておいて悪いことはないですからね。なので、ソニースタイルさんの修理保証は基本が電話でメーカー直接、となっているものの、通常のソニーさんの修理ルートでだすことも可能になっています。


ということで、まずは最近近所でオープンしたばかりの量販店へ。


 


結果、修理は受けられないとのこと。ある程度予想はしていましたが、やはりクールですねぇ。対応自体はとても親切で紳士的に対応してくださっているので店員さんに責任はなく、会社の考え方ってことになりますね。


こちらの事情も話したんですが、考慮してもらうことはできませんでした。


 


続いてはその新規オープンのお店のちかくにあるもうひとつの量販店さんへ。ここは修理コーナーがあるし、大きく他店購入品の修理も受ける!とあるので、期待していったんですが、ここもダメ。直接VAIOカスタマーリンクさんへ連絡してくださいとのこと。


有償修理で受ける、つまりソニースタイルの修理保証サービスを利用しないで良いのであれば修理をお受けすることができます、とのことで、基本的にここもだめ。


看板に書いてある「他店購入品の修理もします」というのは、ちょっと誇大広告になっていて、※として有償修理の場合に限る、などとしないといけないのかも。


 


他にもう一店舗にも持ち込んだんですが、そちらは「他店購入品の修理もいたします。※一部除く」となっていましたので、その一部にひっかかるみたいですね。


ソニースタイルさんの保証書を読んで、ご自分で連絡いただくことになっています、と説明していただきました。こちらの事情も話したんですが、ダメでした。まぁ、これを受けても全然利益がない可能性がありますからね。クールなものです。


 


結局、どこの大型店も修理を受けてくれなかったので、明日にでもVAIOカスタマーリンクさんへ電話して、今週末の引き取りで修理をお願いすることにします。


こんなに電気屋さんが近所に乱立しているのに、量販店ばかりでソニーショップとかの小規模店舗が全然ないんですよ。そうすると、こういうことになるんだなぁ、というのがよくわかりました。自分でも電化製品の購入を考えたときに近所のお店に行くよりも、こういう量販店へ足を運んでいたんですけど、その結果がこういうことになるわけですよね。


ポイント制度も魅力的なんですが、それよりもこういう基本的なサービスをしてくれるお店が近所にできませんかねぇ。(自分のお店から出せばいいんですが、さすがに東京まで持っていくのはちょっと重すぎです。)


 


あと、こちらも申し訳ないので、義理立てして修理を受け付けてくれたお店でtype T用の512MBの増設メモリを購入しようとしていたのですが、結局全部断られてしまったため、買って帰ることができませんでした。


増設メモリはどこか通販で購入することにします。


どのお店も開店したばかりの時に、足を運んで、ご祝儀がわりに、電化製品を購入してあげたりしていたんですが、そんなことする必要なかったなぁ。。。


 



最後にマックでエビバーガーをいただいて、電気屋さん巡りの旅は終了。さすがにデスクトップVAIOを持ち歩いてあちこちの店舗へ行ったので、疲れました。


 

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