自分遺産「白州蒸溜所」

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店員佐藤の自分遺産シリーズ第3弾です。一生のうちに一度は行っておきたかったところ、パート3は山梨県にある「白州蒸溜所」です。なんかこのまま蒸溜所巡りになってしまいそうですが、いえいえ、そんなことはありません。


前回の「山崎蒸溜所」の体験記をあちこちで吹きまくっていたんですが、複数の方から「白州蒸溜所」もいいぞぉ、というお話を伺っており、なんでも、周りの環境がかなり良いらしい、って話で機会を探していたところに、サントリーさんからお声掛けいただき、日帰りで「白州蒸溜所」へ都内から遊びに行くためのモデルケースを作ってみたので試してみません?ってことで、お誘いをいただき、またまたお邪魔させていただいてきました。


当然、今回もハイビジョンハンディカムで撮影する私の「自分遺産」作りの一環です!!


自分遺産作りの話は当店レビュー「HDR-HC3」店員の声にて


今回も100枚以上の写真を使っての超長文エントリーです。是非、気合いを込めて「続きを読む」リンクをクリックくださいませ!!




さて、サントリーさんのPR担当者さんが考えてくださった「白州蒸溜所」を日帰りで120%楽しめまくってしまうという、そのスペシャルツアーの中身とは。。。



9:00 あずさ9号にて新宿駅発→11:09 小淵沢駅着


11:30 タクシーにて「白州蒸溜所」着 着後ガイドツアースタート!!


12:30 白州蒸溜所内 森のレストラン「ホワイトテラス」で
    白州ウイスキーにあう香り高い料理とウイスキー白州で昼食


14:00 白州蒸溜所内 ウイスキー博物館見学とおみやげ売り場で物欲満喫


15:00 タクシーにて南アルプス天然水のふるさと「尾白川渓谷」へ


16:30 道の駅「はくしゅう」でお土産購入(酒肴はココ!!)


17:41 スーパーあずさ30号で小淵沢駅発→19:35 新宿駅着


20:00 Dynamic Kitchen & Bar「響」新宿店で美味しい料理とウイスキー!



という内容。これ、サントリーさんが考えてくださった、もっともオススメの白州蒸溜所スペシャルツアーコース。



白州蒸溜所は「小淵沢」の駅からかなり離れておりタクシーで行くしか方法がありません(距離にして10km程度)。なので、現地での足はもっぱらタクシーってことになってしまうんですが、駅から蒸溜所、蒸溜所から尾白川渓谷、尾白川渓谷から道の駅、道の駅から小淵沢駅という4回の利用で、白州満喫ツアーが堪能できます。



行くぞ!ってなったら、JRへ行ってあずさ9号、スーパーあずさ30号の予約だけすれば、実現可能です。



さて、まぁ、そんなわけで、すでに話は小淵沢駅に到着したところから話がスタートするんですが、駅名こそ「山崎」ではなかったものの、おそらく広告効果が一番高いと思える、駅階段の降り口のところには白州の看板がかかっています。


やはり、ここも白州の駅なんですねぇ。



で、この小淵沢の駅から白州蒸溜所までは約10kmほどの行程になります。歩いて行けないこともありませんが、特に道中楽しそうなハイキングコースというわけでもないので、ここはタクシーに乗ってしまうのが一番かしこそうです。



白州蒸溜所に着いたら、通常はここから受付を通ってツアーガイドさんについて工場見学コースに入るのですが、ここで先方ご担当者様と簡単に打ち合わせを行う、とのことでVIPルームへお邪魔させていただくことになりました。


このままサントリーさんの白州スペシャルツアー体験記みたいに情報を整理してもよいのですが、滅多に入れない場所ですので、ここでちょっとだけ寄り道です。



デンとウイスキー樽が鎮座した部屋へ通されるのですが、ここはどこかと言えば。。。



「オーナーズカスク」のテイスティングルームなんだそうです。(通常の見学コースには含まれませんのでご注意ください)



オーナーズカスクというのは一昨年からサントリーさんの蒸溜所で始まったサービスで、ウイスキー樽を1個、まるまる、そのまんま購入できるというサービス。


ウイスキー樽をそのまんま自宅に置いてちびちび飲む人が買うのか?っていうとそういうわけではなく、会社の創立記念日とか、結婚記念日とかに樽毎買って、それを瓶詰めしてオリジナルラベルを貼ってもらうところまでをしてくれるサービスなんだそうです。


下は50万円くらいから、上は3,000万円まであるそうで、予算と本数(樽毎に容量が違うそうです。)で相談にのってもらいながら、オリジナルウイスキーを作ってもらうってわけですね。


こだわりのお店とかだと、ここで樽毎買ってウイスキー瓶にしてもらえば「当店だけのオリジナルウイスキーです。他では飲めません!」が、出来てしまうってわけです。



その「オーナーズカスク」選びでいざ「購入する樽を選ぶ」最後段階のテイスティングの際に使う部屋だそうで、見てください。この外の景色を。。。


外のバルコニーで、ゆっくりくつろぎながら、自分だけのウイスキーの味を試飲して決められるなんて。。。


蒸溜所に来るのが夢だった!なんて言っている場合ではなかったですね。こういうセレブな空間が、あったんですよ。



ちなみに、この壁の向こう側が商談ルーム。あそこで商談をすすめて、ずらりと並んだウイスキーを見ながら樽選びをするんです。



ちなみに、よく見ると樽毎に用意された試飲用のボトル。これ、ボトルによって減りが違っていて、一番減っているボトルはどれかなぁ、と探してみたら、2,600万円のボトルが著しく減っていました。


1981年の樽で、やはりテイスティングの時に、一応一番高いモノの味もみてみたい!って、そういう気持ちなんでしょうねぇ。わかる、わかる。



しかし、こうして窓越しに森の緑が映えていて、山崎の琥珀色のボトル棚とは趣も違っていて、これはこれでカッチョイイですよねぇ。


いつか「ソニーショップカラーテック」創立ウン十周年とかいうときに、バンと、こういうものを買ってみたいですねぇ。ラベルに「店員佐藤」なんて入っていたら笑いますが。。。(まだ店員かよ!?みたいに。)


☆オーナーズカスクのご案内はこちら



なお、今回アテンドしてくださったのが品質担当マネージャーの海野さんという方。現在PRのお仕事をされているそうですが、ちょっと前までは工場でウイスキーを作っていた方とかで、ウイスキーの話をしだしたら止まらないというか、すんごい情熱を注ぎ込んでらっしゃる方でした。


あまりにく詳しすぎて、まるで大学教授が小学生に教えているような状態なのにもかかわらず、くだけた話をしてくださって、恐縮するばかりでした。



ということで、白州蒸溜所の全体的な説明をしていただきつつ(というか、こちらからオーナーズカスクの事をバンバン聞いてしまったので、その話ばっかりになってしまったんですが。。。)白州はスゴイですよぉ。


山崎蒸溜所よりスゴイぞ、と耳にはしていましたが、本当にスゴイ。何がスゴイって、周りの自然環境もそうですが、スケールがでかいんですよ。



場内をこんなバスが走っているんですが、これ、送迎バスとかではなくて、見学者用の場内移動のためのバスなんだそうです。


山崎蒸溜所では歩いてすべての見学コースを回れたんですけど、白州では移動はこういうバスを使うほどの広さなんです。



また、山崎蒸溜所は駅から歩いて15分くらいという地の利が良い分、近くまで民家がある感じになってしまっていますが、白州はクルマで行かなければたどり着けないくらいへんぴなところにある分、自然がいっぱいです。


仕込み、発酵棟へ行く道中もこんな感じ。夏場は盆地ということもあり、かなり気温が上がるそうなので、今が一番良いシーズンですよ、なんて話をしながら道を歩いて行きます。



さぁ、ウイスキー工場見学コースの始まり始まり。最初は場内の説明をうかがうんですが、とにかく広くて、ここは工場というよりは、国立公園なのか!?的な感じかも。


麦を貯めておく巨大なサイトを建物にはいる前に説明されたんですが、その巨大サイトがこんなに小さく見えるの!?というくらいの広大な敷地に驚きます。



で、おなじみのウイスキーとビール、焼酎の製造工程の違いをうかがいます。ビールとか焼酎の工場へ行くと、また違うことを言うのかもしれませんが、蒸留酒は糖分がほぼ全部飛んでしまうそうで、カロリーが低いことが特長。


で、焼酎と違い、ウイスキーでは樽で熟成されるので、樽ポリフェノールも含まれるとか。。。なんか、ここで説明をうかがうとウイスキーこそが最強のお酒と思えてなりません。洗脳されかかっています。(と、いうか、自分から洗脳されに行っている部分があるんですが・・・私の場合。)



これがモルツウイスキーで使われる二条大麦です。ウチでも育てられるかなぁ。



で、これがピート。泥炭ともいうそうですが、先日、テレビで見たときにアイラ島のスコッチウイスキーの製造過程を説明していて、その時にこのピートが取れるところをみたんですが、聞けば「ピート」というのはスコットランドのアイラ島で取れるモノをいうんだそうで、これもアイラ島から持ってきたものなんですって!


日本では1割くらいのものにしか使わないそうですが、これで麦芽を乾燥させると独特の香りがつくとか。。。アイラウイスキーの場合はこれが特長になるんですね。


なるほど、知れば知るほど蒸溜所見学ってオモシロイです! 何度来ても、その都度新しい発見があります。



そして次は仕込みの説明になるんですが、スケール感が大きいのと別に、山崎ではガラス張りになって隔離されていた発酵工程とかも隔離なし。しかも発酵槽の数がかなり多く、山崎蒸溜所よりも強い香りを楽しめます。ライブ感がこれまたスゴいことになっています。



場内の香りもスゴイ強烈なんですが、さらに、今回は特別に本当に仕込槽の中とかをのぞかせてもらいました!(普通の見学コースではできません。ご注意ください。)



暗くて見えづらいかもしれませんが、これが仕込槽の中です。なんか太古の地球って感じで、中には高温の雨がザンザン降っています。これがウイスキー製造の旅の第一歩なんですね。


まだ、ここではアルコールのニオイは全然しません。



続いては隣の発酵槽です。通常の見学コースではこうしてガラス越しに中をのぞくだけ。山崎蒸溜所では、この区画全体がガラス越しになっていてのぞき込めませんでしたので、こういうところでも白州の方がライブ感満点なんです。



で、ここからは、通常の見学コースを外れて、その発酵槽区画の中にずんずん進ませてもらい、槽のふたを開けていただき、生で中をのぞかせていただきました。



これ、発酵槽に、仕込槽の中身を移しているところ。小学校のプールとかの水道と同じような管でどぼどぼと槽の中にウイスキーの素が注ぎ込まれまくっています。


そうそう、このニオイが場内に充満している素なんですよね。



で、発酵が進んでいる様子がこうして、生で見られます。。。なんだろ、この香りは気の抜けたビールのにおいっていうとイメージに近いかな? この貴重な映像が自分でハイビジョンとして撮影できたのが、この時点でかなり嬉しかったりしました。


香りまで録画できるハンディカムが欲しいなぁ。



で、一見、この槽の深さって1mくらいのものなの?って感じですが。。。



下を見るとトンデモないことになっています。本当の地面ははるか彼方なんですよ。アテンダントの方に言われるまでは全然気がつかなかったんですが、ここで腰が引けました。


これじゃ、工場の建築現場ですって。



この発酵には3日間の時間をかけるそうで、1日目、2日目、3日目と順を追って槽の中をのぞかせていただきました。だんだん炭酸ガスの量が増えてくるようで、3日目になると、空気の層によってはむせかえる感じに。。。



これから10年後にこの発酵されているウイスキーさん達と会える機会があるかもしれないんですよねぇ。この槽の液体はなんのウイスキーになるのかなぁ。



ということで、超大量の発酵槽とお別れ。



続いては別棟に移り、蒸溜している過程を拝見します。



そうそう、これら蒸溜釜がウイスキー蒸溜所のシンボルですよね。いつものアテンダントさんではなく、海野さん自らが解説してくださるので、とにかく味へのこだわりというか、どれを使うとどうなる、みたいな話が端から始まります。



でも、私はこの蒸溜釜の動きが面白くて。。。山崎ではタイミングが悪く、一基しか稼働していなかったんですが、ここではほとんどのモノが稼働中。


こうして窓があるんですが、中をのぞくとグツグツと炊かれているのがわかりますし、大体温度がスゴイ高いことになっています。




稼働していない釜の中をのぞかせてもらうことができました。底にこびりつかないような工夫なんでしょうか? ブラシがついていて、これが回転する仕組みになっているみたいです。



階段でひとつ降りるとニューポットという蒸溜したてのウイスキーの赤ちゃんがわき出ているところを見学できます。


前回はこれを飲ませてもらって、むせまくったんですが、ここで無色透明だった液体が樽で熟成されて、あのセピア色になるわけですね。



さぁ、ここからはバスでの移動になります。通常であれば場内バスで移動するところなんですが、私たちブロガーツアーでは特別にサントリー号をご用意くださったので、これで移動です。



それほど距離があるわけではないのですが、なんかユニバーサルスタジオハリウッドのトラムライドみたいです。



で、見学行程の次は「チャー」と呼ばれる、樽の焼き付け作業です。



ウイスキー樽の素材は木なんですが、そのままウイスキーを入れると、木の香りが強すぎるのと、熟成に時間がかかってしまうため、こうして一度内側に焼きをいれて、熟成しやすくするんだそうです。


バーボンだと、この焼き入れを強く行うことで、熟成期間を短くしてしまうらしいんですが、あまり強く焼いてしまうと、長期熟成には向かないですって。見学させてもらった樽の焼きは1.5mmという指定になっているそうです。


最初はゆっくりとした火なんですけど。。。



ほんの数分でこんな勢いになります。火消しは一瞬で終わるんですが、なんかアトラクションを見ているみたい。



焼き上がった樽を間近で見させてもらいました。この焼き入れのおかげで、ウイスキー独特のバニラ香がするそうで。。。うん、かがせてもらったら確かにバニラの香りを感じますね!


しかし、こうして立ちのぼる煙を目の前にすると、頭にかけたくなってしまうところが日本人ですよね。(^_^;) 私も頭にかけてきました。



そして、またまた移動して、お次は貯蔵庫見学です。



今回、一番圧巻だったのが「貯蔵庫」でした。聞けば山崎蒸溜所では、この貯蔵庫と蒸溜所が別になっているらしく、一部しか貯蔵していなかったらしいのですが、この白州ではその貯蔵庫も同じところにあります。



山崎では千樽くらいの数で「え?これで日本の山崎ウイスキー全部をまかなえちゃうの?」って勘違いしていたんですが、白州では5万樽の貯蔵庫を拝見できました。5万樽ですよ、5万樽!! 見渡す限りのウイスキー樽の数。



これだけ数が集まると、貯蔵庫の中はウイスキーの香りで充満しまくり!! これは興奮しますって!



写真は貯蔵庫のカットモデルです。


この貯蔵庫の5万樽ですが、敷地内には同じようなモノが22棟もあるらしく、気の遠くなるような量に圧倒されます。



何もかもがスケールが違うんですよ。山崎ではこんなに日本人が飲むウイスキーって量が少ないの?とか思っていたんですけど、今度は逆。日本人全員でよってたかっても、こんなにウイスキー飲めないって!!(それはそうです、熟成に10年近くかかるわけですから、10年分以上のウイスキー樽がここに保存されているんですもんね。)



ここはオーナーズカスクという、最初に説明した、樽売りウイスキーの樽そのものが貯蔵されている区画。



一部、個人情報のかねあいがあり(要は樽にオーナーさんのサインが入っていたりします。)通常は貯蔵庫内部は撮影禁止になっているそうです。私たちは厳格な撮影可能領域だけの撮影を特別に許可していただいています。


なので、ここで撮影させてもらったハイビジョン映像も貴重なものなんです。



ここで見学コースは終了です。見学コースは通常30分くらいで済むそうです。その後、30分ほど試飲タイムを用意してくださっていて、大体1時間程度で見て回れる計算になっています。


私たちは特別な計らいで、ちょっと普通では入れない区画まで入れていただいたので、試飲タイムは削除でしたが、スケール感&ライブ感ともに山崎蒸溜所以上のものがありました。


これはオススメですよ。



そして、その後は森のレストラン「ホワイトテラス」で、昼食をいただくんですが、このレストランも白州ウイスキーに合わせたメニューが並んでおり、こういうコダワリが嬉しいんですよね。



ウイスキーには燻製がよく合うらしく、ヤマメ、イワナの燻製などがおつまみに用意してあったり、「信州ハーブ鶏」「富士桜ポーク 自家製ハム 地場野菜のロースト」など、見るからにウイスキーとのマッチングが良さそうな昼食メニューばかり。。。



山崎蒸溜所では期間限定でオードブルの用意をしていましたが、この白州蒸溜所ではいつでも、サントリーさんが考えるウイスキーとのマッチングが良い料理をいつでも楽しめるんですね。



私は「八ヶ岳山麓の紅マスと山菜五目ちらし」をお願いしてしまい、後から「酢の物とウイスキーってマッチングが悪かったんだ!」とか思ったんですけど、酢の味はかなり抑えられていて、コレはコレで美味しかったりしました。


イワナの自家製燻製とかも白州ウイスキーとベストマッチングなんですよねぇ。


このレストランでいただいたお料理については、また別のエントリーでご紹介したいと思います。



順序が逆になってしまいますが、この後、ウイスキー博物館見学を行います。



通常は、ここにガイドツアーの受付があるので、最初にここへ足を運ぶことになります。



私たちはここまででかなり予定の時間を押していて、ウイスキー博物館とおみやげ屋さんは駆け足でこなします。



ウイスキー博物館はザッとしか拝見できませんでしたがウイスキーだけでなく、お酒の歴史を語っていて、いろいろなお酒の作り方を展示していました。



これらの解説文をマジメに理解して帰れば、自宅でウイスキーとか作れちゃうんじゃないの!? とか思えます。いつかプライベートで来たら、端から全部覚えてみたいです。



そして、博物館見学が終わったら「うさぎバー」という特別コースへ。。。(平日は閉まっていますが、特別にオープンしてもらいました。)



ここは銀座8丁目に実在した「うさぎバー」を移設した場所なんだそうです。



このカウンターの部分がその当時のものを持ってきたものとかで、名だたる文豪の方々がここに腰をかけて、ウイスキーの味を楽しまれたんですね。




ここで「白州18年」の味を試飲させていただきました。1本21,000円のお酒です。先ほどのレストランでいただいた白州12年よりも、まろやかな感じになっており、熟成された、って感じがしまくり。


普段はおつまみがないと楽しめないウイスキーなんですが、ここではウイスキーだけでお酒を楽しめてしまいます。


白州でできたウイスキーと、仕込み水と同じ南アルプス天然水、天然水で作った氷、という黄金のカルテットでいただけるからこその味なのかも!! これが自宅でも手軽に楽しめるというのが白州ウイスキーの魅力のひとつですよね。


 



と、すっかり盛り上がってしまったところで、ある意味、一番楽しみにしていたおみやげ売り場へ。



ショップで販売しているものは、ここでしか売っていないモノだらけ。すっかり白州ブランドに魅せられてしまって、ここでかなり奮発した買い物をしてしまいました。



何を買ったのかは、また別のエントリーでご案内するとして、おそらく一番人気があるのはこのおみやげ用「白州蒸溜所ウイスキー」なんでしょうね。



私も、帰ってきてから味見させていただきましたが、ちょっと量が少ないモノの、白州の味、香りを楽しむことができます。



あいにくお酒に弱い方へのおみやげ品はほとんど皆無状態ではあるんですが、飲食系のおみやげにこだわらなければ、コップ類などがあるので、そういう選び方をすればなんとかなるかな?


ケーキとかもあるんですが、どれもウイスキー入りになってしまうんですよ。



ということで、白州蒸溜所のおみやげをしっかり購入したら、ここからまたタクシーで移動。尾白川渓谷へ場所を移します。



前回の山崎蒸溜所では「山崎幼稚園」を見つけてはしゃいでいたんですけど、今回は「白州中学校」なんて見つけて盛りあがってしまいました。他にもtype Uの地図で調べると「白州小学校」「白州保育園」なんてのもあるみたい。


地名がそのままブランドになっているなんて、うらやましい限りです。



さて、その「尾白川渓谷」というのは、日本名水百選に選ばれた清冽な水が流れる渓谷です。



サントリーのペット水で有名な「南アルプスの天然水」もここが水源。



正確にはサントリーさんでは地下水を使っているので、川の水をそのまま使っているわけではないんですが、ルーツは同じ南アルプス。



そんな話を聞くと大量に流れている水が全部ペットボトルの水に見えてしまい、思わず「もったいない」とか考えてしまうのは私だけでしょうか?



町営の無料駐車場から歩くこと5分程度で神社に到着し、ここまでは普通の道なんですが、ここで揺れる吊り橋を渡ったところから、急に山道になります。



高尾山クラスの山道とは違い、ここからはいかにも「探検」って言葉がしっくり来るような両手を使っての上り下りの急坂になります。



はっきり言って運動靴でもかなり厳しいくらいの道。



なめて行けない場所みたい。



で、そんな道を20分も行くと、最初の滝「千ヶ淵」に到着。



ここの景色だけ見ても白州が森のウイスキーと言われているゆえんが感じられるような、感動的な風景を楽しめました。



白州蒸溜所の見学で盛り上がり、そのあと、この尾白川渓谷で余韻を楽しみつつ、自然の空気を胸一杯に吸い込むと、気持ちよさも最高潮です。


このスペシャルツアーは、一度だけではなく、何度も楽しめそうですね。



で、ここまでは良かったんです。ここまでは。。。お次の道の駅「はくしゅう」で、今回のツアー、最大の失敗が訪れます。


先ほどの白州蒸溜所のおみやげショップでは、お酒中心のおみやげになるんですが、道の駅では酒肴が買える!ってことで、それを楽しみにやってきたんですけど。。。なんと、この日は定休日でした。


うわぁ、残念!!



でも、ここで名水を無料でくめるようになっているので、手持ちのペットボトルに天然の南アルプスの水を汲むことに成功。


ここでもらったお水で、帰ってから水割り作ろっと!!



以上、スペシャルツアーは小淵沢駅にもどってきて帰りの途につきます。



ゆとりをもって乗車しないとこんな事になってしまうので要注意。。。



旅の締めくくりは新宿駅近くの「Dynamic Kitchen & Bar「響」新宿店」で、またまた舌鼓を打ちまくりで締め。



この「響」のお料理、お酒の話もまた、後日、別エントリーでご紹介させていただこうと思います。


 


「白州蒸溜所」には他にも「天然水工場ガイドツアー」や「バードサンクチュアリ」というバードウォッチングや散策もできるそうです。お酒を飲めないお子様、奥様をお連れの場合はそちらに参加してもらいつつ、パパだけウイスキー見学なんて事もできそうですね。


帰りの道中では、もっともっと遊びたかった!という初めて体験したディズニーランド帰りの子供みたいな気分になってしまい、普段、クルマの運転をしない妻をたきつけて、なんとか今日のコースをもう一度体験できないかと画策してしまうのでした。。。



「山崎蒸溜所」へお邪魔したときは「関西地区の方は良いなぁ、いつでも気が向いたときにこんなところへ来られるなんて」とか思って、非常にうらやましい思いをしていたんですけど、新宿からたった2時間で、こんなところまで来られるなんて、やはり関東圏に生まれて良かったぁ、と思えまくりでした。「歴史の山崎」と「自然環境の白州」って感じで、どちらも魅力的な場所なんですけどね!!



新緑が映える今こそが「白州蒸溜所」で「森のウイスキー」を感じるベストシーズンなんでしょうねぇ。「尾白川渓谷」のもうちょっと奥まで行った散策もしてみたいし、ソニーのデジタル一眼「α100」が発売されたら、今度はプライベートでお邪魔させていただこうと思います!!



● 白州蒸溜所のご案内はこちらから


☆ 帰り道にVAIO type Uで作成した今回の旅ログはこちら


☆ 当店blog「白州のおみやげです」はこちらから
  ※DSC-T30で撮影した尾白川「千ヶ渕」の壁紙をご用意しました!


 


 


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VAIO type Uの最新情報はこちらから


 


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