【入間航空祭2026】当店撮影隊の作品を一挙公開!「入曽多目的広場」で撮ったブルーインパルス

α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 105mm, f/4.5, 1/3200s, ISO 400
ブルーインパルスが目の前に迫ってくる! 11月3日に開催された「入間航空祭2026」に、お客様と一緒に行ってきました。
撮影場所は入間基地の滑走路延長線上にある「入曽多目的広場」。α7R VIと新型100-400mm G Masterを使った実写作例に加え、600mm単焦点や800mmの超望遠撮影など、ソニーαユーザーの力作を一挙に紹介します。
■入曽多目的広場でブルーインパルスを撮影
こんにちは、店員佐藤です。
今年は望遠レンズがたくさん発売になっていて、当店でも野鳥撮影、動物撮影、そして航空機撮影ブームがやってきています。当店でも望遠撮影最強セットと思えるα7R VI+SEL100400MCでの撮影を試したくてウズウズしているのですが、11月3日に東京近郊でもっとも行きやすい、入間航空祭が開催され、お客様と一緒に出撃してきました。

今回お邪魔したのは「入曽多目的広場」の中にある公園です。入間基地の外です。無料で入れる公園で、滑走路の延長線上にある公園なので、まさに離着陸の際に真上を通り抜けてくれる公園になっています。
最寄りの駅は西武新宿線の入曽駅で徒歩15分ほど。西武池袋線の武蔵藤沢駅からも徒歩20分ほどなのですが、西武池袋線の方は入間基地最寄りの稲荷山公園駅に向かう方たちでかなり混んでいます。西武新宿線から歩くのがおすすめです。
それでも11月3日の当日はたくさんの人がやってきていて、かなりこちらも混雑します。お手洗いは小さな公園のものしかないので利用できないつもりで来られた方が良いかも。
多目的広場にはテニスコートやソフトボールのグランドなどもあるのですが、ここは遊水地になっていて8月の大雨の際に利用したらしく、今年は整備中で中に入ることができませんでした。例年であれば、このグランド内にも人が入れるので、混雑はかなり緩和されるそうです。
今年は公園と西側にある空き地での見学となります。
こちらは11月2日の予行飛行の際に撮影した場所です。公園内の柵の最前列に入ることができたので、ここは一等地だったのですが、本番の11月3日は朝8時には鈴なりになっていて、入るのは難しい感じ。
ということで、西側にある空き地スペースに入って、ここで撮影をさせてもらってきました。ブルーインパルスがやってくる頃には、一面にたくさんの人がいらっしゃいましたが、スペースはまだまだ全然ある感じです。
基地内と違って手荷物検査もなく、三脚、一脚の使用もできますので、動画撮影をする方には良いかも。私もXperia 1 VIIIに空間オーディオマイクロホン「ECM-AX10」を装着して、航空祭の展示飛行の様子を動画撮影してきています。
■【試聴動画】ブルーインパルスが頭上を通過! バイノーラル録音の立体音響
見ての通りの距離感で展示飛行を見学できます。着陸シーンなどは基地内で見るよりも近いところで航空機を見学できます。これは一度は来なくては!という場所でした。
■α7R VI+SEL100400MCで撮る入間航空祭2026
さて、9時頃から航空祭の展示飛行が各種始まるので、それらを楽しく撮影させてもらってきました。
α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 400mm, f/5, 1/1000s, ISO 100
まずはC-2輸送機からの落下傘降下です。
基地の外で撮影していると場内アナウンスが聞こえないので、いつ、何の飛行展示が始まるのかわかりません。この落下傘降下も、気がついたらすでにパラシュートが開いて飛んでいた、という感じです。
慌ててカメラを向けて撮影しましたが、輸送機と6つのパラシュートを一緒に収めることができました。
焦点距離は100-400mmズームのテレ端400mm。そこからさらに元画像の約半分の面積までトリミングしています。α7R VIの約6680万画素なら、これだけ切り出しても約3500万画素以上が残る計算です。
さらにパラシュート部分を拡大したのがこちら。
パラシュートの布の膨らみや細いロープ、降下中の隊員の姿まで確認できます。突然始まった飛行展示でも、望遠レンズと高画素カメラの組み合わせなら、あとからこうした細部を楽しむことができます。
α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 100mm, f/10, 1/160s, ISO 100
こちらは頭上近くを通過していくプロペラ機です。あまりにも近くを飛ぶので、焦点距離は100mmまで引いて撮影しています。
プロペラの回転を表現するためにシャッタースピードを1/160秒に落として撮影したのですが、機体の一部には動体ブレが出てしまいました。胴体の日の丸部分はバッチリなんですが、機体の前後はぶれて見えます。近い距離での高速移動なので1/160秒では動体ブレが出てしまうようです。
今回はLightroomのAIシャープ機能も使って仕上げています。これだけ近い距離で動く航空機を撮影するなら、1/250秒くらいが良かったかもしれません。プロペラ機が来た!と、シャッタースピードを落としすぎたかも。
ちなみに、この機体はただのYS-11ではありません。航空自衛隊入間基地の電子飛行測定隊が運用する「YS-11EB」という電波情報収集機で、機体番号は12-1161です。
YS-11といえば戦後初の国産旅客機として知られ、1962年から1973年までに182機が製造されました。民間の旅客機としては2006年に国内での運航を終えていますが、航空自衛隊では特殊な用途に改造された機体がその後も活躍してきました。
今回撮影した161号機は、なんと1971年5月に初飛行した機体で、今年で55年になります。YS-11EBはエンジンを換装した「スーパーYS」と呼ばれる機体のひとつで、現在、日本国内で飛行しているYS-11はこのEB型だけになっているそうです。
さらに驚いたことに、今回の2026年入間航空祭は、このYS-11EBが初めて展示飛行を披露した航空祭だったとのこと。後継となるRC-2もすでに配備されており、これほど貴重な機体の飛行シーンを間近で撮影できたのは、うれしい収穫でした。
α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 100mm, f/4.5, 1/2500s, ISO 200
ブルーインパルスの4機がそれぞれの方向へ広がっていくシーンです。ここでは機体を大きく写すのではなく、空に描かれるスモークの軌跡を中心に撮影しました。
ズームレンズならではですが100mmの広い画角を使うことで、4本のスモークが大きく広がっていく様子を収めることができました。航空機撮影は望遠で機体をアップにするだけではない、というのも面白いところです。
α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 400mm, f/4.5, 1/3200s, ISO 500
そして、こちらがブルーインパルスの4番機、666号機です。400mmで撮影していますが、機体が画面いっぱいに迫ってきます。
コックピット内のパイロットや機体下面の構造、着陸脚などもはっきり写っています。この近さで撮れるのが、今回の撮影場所の最大の魅力だと思います。
α7R VI, FE 100-400mm F4.5 GM OSS, 400mm, f/5, 1/2500s, ISO 100 トリミング
こちらは大きなU字を描くスモークと、その先を飛ぶ機体を縦位置で切り取った写真です。
実はこの写真、撮影時は横位置で撮っています。α7R VIは有効約6680万画素なので、横位置の写真から縦位置へ大胆にトリミングしても、約3000万画素の画像を残すことができます。
高速で飛ぶ航空機を追いながら構図を決めるのは大変ですが、とりあえず横位置で撮っておいて、あとから構図を作り直せるというのも高画素モデルα7R VIならではのメリットです。
■お客様が撮影したソニーαの航空祭フォトギャラリー
さて、ここからはご参加いただいたお客様の作品です。お願いしてソニーαの作品をご提供いただきました。
α7R VI, FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS, 600mm, f/6.3, 1/2000s, ISO 320
こちらはkotesasiさんの作品です。692号機を斜め下から捉え、コックピットから翼までを大胆に切り取った1枚。私もこうした機体を上から見られる写真を撮りたかったんですが、背後から一瞬でやってきてしまうので追いつけませんでした。
使用されているのはα7R VIと「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の組み合わせ。600mmの超望遠域までカバーし、しかもズーム操作でレンズの全長が変わらないインナーズーム方式なので、高速で飛行する航空機を追いながらの撮影にも適したレンズです。
α7R VIの約6680万画素という高解像度も魅力ですが、これほど接近してくる機体にピントを合わせ、コックピットや機体のマーキングまで鮮明に捉えているのはお見事! 機体全体を収めるのではなく、超望遠ならではの迫力を生かした作品ですね。
α7R V, FE 600mm F6.3 GM OSS, 600mm, f/6.3, 1/3200s, ISO 500
うめ兄さんの作品です。先日発売になったばかりの単焦点望遠レンズ「SEL600F63GM」を1本だけぶら下げて登場。663号機のコックピットをこれでもか!と、大きく撮影されています。
この新型600mm GMは、なんと質量約995g。600mmの超望遠単焦点レンズが1kgを切るという軽さで、航空祭のようにカメラを上に向け続ける撮影でも大きなメリットがありそうです。
しかも、G Masterならではの高い解像性能を備えた単焦点レンズです。約6100万画素のα7R Vとの組み合わせで、拡大してみるとパイロットのヘルメットや機体に記された文字もはっきり見えてきます。
シャッタースピードは1/3200秒。600mm単焦点なのでズームで画角を調整することはできませんが、間近を飛行する機体を見事に捉えています。新型600mm GMの描写性能と機動性を感じさせる作品ですね。
α7 IV, FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS, 100mm, f/5.6, 1/2000s, ISO 100
あやねこさんは、5機が美しく並んで飛行する瞬間を撮影。青空と雲を背景に、斜めに伸びる5本のスモークがきれいに揃っています。ちょうど青空が背景になっているところで、隊列が揃った瞬間を最高の構図で撮影されています。
使用機材はα7 IVと「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」。有効約3300万画素のα7 IVは、高速・高精度なAF性能も備えたオールラウンドなカメラです。
注目したいのは、この作品がズームのワイド端となる100mmで撮影されていること。400mmまでの望遠性能がありながら、編隊が広がったときには100mmまで引いて、機体だけでなくスモークの流れまで画面に収めることができます。
飛行機を大きく撮るだけが航空機撮影ではないですね。ズームレンズの画角の自由度をうまく生かした、美しい編隊写真になっています。
α1 II, FE 100-400mm F4.5 GM OSS + 2X Teleconverter, 800mm, f/9, 1/3200s, ISO 1600
こちらはたっくんの作品。α1 IIに新型「FE 100-400mm F4.5 GM OSS」と2倍テレコンバーターを装着し、なんと800mmで撮影しています。
新型「SEL100400MC」はズーム全域で開放F4.5という明るさを持ち、2倍テレコンバーター装着時でも800mm、開放F9での撮影が可能です。
さらに組み合わせるのは、有効約5010万画素のフラッグシップモデルα1 II。飛行機にも対応する被写体認識AFや、最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写など、航空機撮影でも頼りになる性能を持ったカメラです。
今回の作品は800mm、1/3200秒で撮影。見ればコックピットのパイロットが手を上げている様子まで写っています。800mmという超望遠だからこそ捉えられた、航空祭ならではのサービスショットです。「800mmでの撮影、お疲れさん!」と、言ってくださっているのかもしれません。
α1 II, FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS, 600mm(APS-Cクロップ・35mm判換算900mm), f/8, 1/2500s, ISO 500
akikoさんは、機体を大きく傾けたブルーインパルスの迫力ある姿を撮影されています。
使用機材はα1 IIと「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」。こちらは600mmのテレ端から、さらにAPS-Cクロップを利用して35mm判換算900mm相当の画角で撮影されています。
α1 IIは有効約5010万画素の高解像度センサーを搭載しているため、APS-Cクロップでも約2100万画素の画像を残せます。900mm相当という超望遠の画角でも、十分な画素数を確保できるわけです。
大きく傾いた機体の主翼が画面を斜めに横切る大胆な構図で、機体下面の立体感もよく出ています。スモークが加わることで飛行の動きも伝わってくる1枚です。
同じα1 IIでも、たっくんはテレコンバーターによる800mm、akikoさんはAPS-Cクロップによる900mm相当の画角。望遠撮影にもいろいろな方法があることを教えてくれる作品ですね。
以上、入曽多目的広場からお届けした入間航空祭2026のフォトレポートでした。
ブルーインパルスの撮影が初めてという方も、何度も来られているベテランさんも、今回はパイロット撮影狙い!とターゲットを絞っていた方もいらっしゃいましたが、同じ場所から同じ航空機を撮影しているのに、これだけ違う写真になるんですね。
使うカメラやレンズによって撮れる写真が変わり、撮影する人によっても狙うシーンが違うというのが、こうして皆さんの作品を並べてみるとよくわかります。
今回ご一緒いただいた皆さん、楽しい時間をありがとうございました。素敵な作品もご提供いただき、感謝です! これだけの超望遠レンズが揃っているなら、次はぜひ野鳥撮影にもご一緒しましょう!
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