ソニーストアが2025年3月17日に3Dセキュア2.0を導入
今夜、ソニーストアにて決済システムに「3Dセキュア2.0」の導入があります。クレジットカード決済時の本人認証サービスの導入を行うためのシステムメンテナンスがあります。
簡単にどういうことなのかご案内したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーのサイトでMy Sony IDでログインする際に二段階認証が求められることがあります。当店店頭でソニーストアでのお買い物をいただく際には「In Private」モードでのブラウザ利用をするため、通常のアクセスとは別の経路でのログインと認識され、当店店頭でのログインの際にはかならず二段階認証が求められ、携帯を使ったワンタイムパスワードでのログインをしていただいています。
今回の「3Dセキュア2.0」はそれとは別のお話になります。
現在、ソニーストアでのクレジットカード決済の際には上記の画面があり、ここで登録したクレジットカード情報に加えて、セキュリティコードというカードの裏に記載された数字を入力することで決済手続きをおこなっています。
この状態は3Dセキュアを利用していない状態で、3月17日以降は、このあとにカード会社による「3Dセキュア2.0」を介した決済を行うことになります。
簡単に図で説明すると、こんな流れになります。
3Dセキュア無し | カード情報のみで決済 | |
3Dセキュア1.0 | カード情報+パスワード | |
3Dセキュア2.0 | リスク低程度 | カード情報のみで決済 |
リスク中程度 | ワンタイムパスワード、生体認証など | |
リスク高程度 | カード利用一時停止 カード会社連絡 |
3Dセキュア無しの場合は、カード情報だけで決済が可能。ただし、高額購入の際には自動でカード会社のチェックが入り、一時的に利用を停止してカード会社に連絡をすることでロックを解除してもらうことがありますが、これはご存じの通り、カードの不正利用を防止するための手段となっています。
年々、カードの不正利用は現在も増えているそうで、日本での被害額はこの10年で5倍に増えているそうで、それを防ぐため経済産業省からの通達でECサイトでの決済時に3Dセキュア2.0を2025年3月までに導入することを義務づけているそうです。
3Dセキュア2.0となっていますが2.0があるということは1.0もあって、これは2022年頃まで使われていた技術でカード情報に加えて、事前にクレジットカード会社に登録したIDとパスワードを使って決済する必要がある、というものだったとのこと。そういえば、一時、クレジットカード決済の際に3Dセキュアの入力が求められてカード会社のサイトで手続きをした覚えがあるな、という方も多いのでは?
その後、カード情報+パスワードだけでは情報流出した際に防げないということで、現在は2.0になり、ワンタイムパスワードやアプリによる生体認証での決済をできるシステムにバージョンアップ。
さらに普段購入しないような高額製品の場合はリスクが高くなるという判断をして、そのときだけ認証を導入するなど、利便性もある方法になっているそうです。
ソニーストアの場合は扱っている商品に高額なものが多いこともありリスクの高い製品を扱っていることから、この3Dセキュア2.0が発動するケースも多そうですね。
ソニーストアの提携カードである「Sony Bank WALLET」も3Dセキュア2.0に対応しており、2022年より対応するECサイトでの決済時には3Dセキュア2.0を利用していました。
3月17日以降にソニーストアでのお買い物をされる際に、提携カード「Sony Bank WALLET」を利用する際はちゃんと対応していますのでご安心ください。
決済システム変更に伴い、My Sony、ソニーストアでのシステムメンテナンスが行われ、こちらについてもご案内が出ています。3月16日22時~3月17日8時にシステムが更新されるようですので、3月17日の8時以降は、クレジットカード決済時に高額製品の購入時だと「3Dセキュア2.0」による認証が必要になるケースがあるかと思います。
※2月25日に予定されていましたが、導入が見送られて今回改めて行われます。
当店店頭では適宜、ご案内いたしますので今後も宜しくお願いします。
★ソニーストアからのお知らせ「クレジットカードの本人認証サービス「3Dセキュア2.0」導入のお知らせ」
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