お盆明け最初のニュースはαレンズ、SAL500F80の生産完了のお知らせになってしまいました。お休み中にコメント欄にお客様からお知らせをいただいていましたが、あらら、本当ですね。商品情報ページと、販売店の取り寄せ端末でも生産完了で出荷が終わっていることを確認できました。

 

私の愛機α550とレフレックスレンズSAL500F80を組み合わせたものがこちらの写真。500mmという超望遠の焦点距離がAPS-Cセンサーのα550で使うことで750mm。ハンディカムやサイバーショット的に35mmを元にして望遠ズームでいうと、21倍ズームくらいにあたる、ものすごい長距離砲になるんですが、それがこんなに軽量コンパクトで使えます。

自転車に乗って近所をフラフラして、リュックからおもむろに望遠鏡代わりのレフレックスα550を取り出して野鳥観測＆撮影が出来る、私にはとても便利なレンズでした。

なんで、そんなに都合の良いことができるのかというと。。。

このレンズはレフレックスレンズと言って、鏡を使った望遠鏡になっているんです。天体望遠鏡でも反射型のものは同じ仕組みをしていて、主鏡と副鏡と2回の反射をさせてレンズ筒の長さをかせぐということをしています。これによってレンズを何枚も入れるわけではないので軽く出来るのと、小型にできるというわけです。

デメリットとしては光が入ってくる前玉のところに副鏡があるのでボケに独特のリングボケが出てしまうというのと、オートフォーカスに対応するのが難しいという話を聞いたことがあります。

レフレックスレンズはレンズメーカーさんからも同様のものが発売されているんですが、どれもすべてマニュアルフォーカスになっているそうです。ソニーのαレンズではAFセンサー部に工夫をしていて、それでオートフォーカスが使える様にしているそうで、これが唯一オートフォーカスの使えるレフレックスレンズだと聞いています。

生産終了になる前に買えたので、私はラッキーだったんですが、このレンズの便利さを十分に歌う前に販売が終了してしまうんだなぁ。。。

 

そういえば、ソニーのαレンズで一番最初に販売が終了してしまったレンズって覚えていますか？「SAL24105」というお手軽なフルサイズ対応のズームレンズだったんですが、これはα900が発売になる直前に生産終了になりました。フルサイズ対応の安価なズームレンズだったんですが、α900で使うには品質的にちょっと追いつけない、という話だったのかも。（なんせ、本当に直前で販売終了しましたから。）

今回もなんの情報もなく「SAL500F80」が販売終了になるんですが、もしかすると次に出てくる新機種とかで、このレフレックスレンズの特殊なAF構造に対応できないモデルが登場する、という前触れなんですかねぇ。

このレフレックスレンズでAFが使えて、それでAVCHDの動画が撮影できる、というのを夢見ているんですが、果たして実現するでしょうか？(>_<)

 

なお、販売店ではすでに取り寄せ不可の販売終了扱いになっているんですが、ソニースタイルではまだ「入荷待ち（予約可）」のステータスになっています。

以前、AIBOの「ERS-7M2」が予約を受け付けていたのに、そのまま販売終了になってしまったことがあるので、手に入るかどうかは確約できませんが、もしかしたら最終入荷のアテがあって、こういう表示になっているのかもしれません。

レフレックスレンズを購入するラストチャンスです。

気になる方は早めのご予約をどうぞ。 

 

★ソニースタイル　レフレックスレンズ「SAL500F80」のご案内はこちらから

☆当店ホームページ「ソニーデジタル一眼α望遠レンズ体験記　店員の声」 

☆当店blog　09.4.30「望遠レンズで撮影するものと言えば。。。」　
☆当店blog　09.4.28「定額給付金クーポン利用レンズ到着！」　

 

【追記】

8/17の朝の段階で確認したところ「入荷未定」表示に切り替わっていました。予約をされた方のところに入荷の案内が届くかどうかわかりませんが、これでソニースタイルでも販売を愁傷したことになると思います。

 

【追記】

8/18お昼の確認でソニースタイルでも販売終了ステータスになりました。聞くところによるとどうやら理由は生産のコストにあるようで、実はこのレンズ、生産コストがかなり高かったんだそうです。最初のPS3ではないんですが、売れるたびに赤字になるようなレンズだったそうで、それで生産を終了したという噂です。

なんか、そうやって聞くと、買っておいて良かった～。と、思えまくります。これからも大事に使わせていただこうと思います。