メモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」について考える

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ソニーさんから新発売になるメモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」のカタログがきており、それを読みながらちょっと考察してみました。




実はお客様からメールでお知らせいただいたんですけど、この「MSVR-A10」はチューナーこそ内蔵していないモノの、外部入力映像・音声をPSPで再生可能な「MPEG-4 AVC」で、メモリースティックDuo PROに変換記録をしてくれるもの。


シンクロ録画が可能で、映像出力がスタートしたところから自動で録画させることもできるし、なんと言ったってウリの一つがデジタル放送のコピーワンスにも対応!ってことで、ついにデジタル放送のワイド画角の映像をPSPで持ち出すことができるようになる!っていう、私の夢のひとつをかなえてくれる、すんばらしいアイテムなんですが。。。


インプレスさんのAV Watchに掲載されたレビュー記事で、ちょっと気になることがあったりしました。


どういうことかっていうと、私が使っているハイビジョン・スゴ録を含め、現在のデジタルチューナー内蔵レコーダーには「視聴予約」ってのが、ほとんどの機種でついていないってこと。


私はデジタル放送開始当初に外付けデジタルチューナー「DST-BX500」とかを使っており、その時は予約時に「視聴予約」と「録画予約」のふたつがあったのを覚えています。


そのノリで、こんどの「MSVR-A10」を使うときも「視聴予約」を使えばいいや!とか思っていたんですけど、そういえばハイビジョン・スゴ録「RDZ-D5」で視聴予約の項目って見た覚えがないなぁ。。。


と、いうことで、昨夜検証してみました。



検証するのに14形のテレビとかがあればいいんですが、それはちょっと面倒なのと、コピーガードの信号を検出する必要があったので、ちょっと変わった検証方法をとります。



昔懐かしい、メディアコンバーターの「DVMC-MS1」です。最近はあまり使っていませんが、テレビ映像の静止画書き出しのために自宅のテレビセットに接続されています。


コピーガード信号を検出すると「プロテクト」という項目のランプが赤く点り、この状態ですと録画ができないって状態になります。



この出力をVAIO type Tにi.LINKで回してあげて、これでDV録画のための画像が送られてくれば、MSVR-A10でも録画ができるって計算。


 


で、なにが出来れば良いか、というと、録画予約の状態で、録画時間になったところで外部出力に映像が出てくれれば、なんのことはない、って話。そうすれば、単純にスゴ録のS映像出力とかにMSVR-A10をつないでおいておくだけで、自動的にMSVR-A10で録画ができるって寸法なんですけど。。。



うーん、やっぱり。ハイビジョン・スゴ録「RDZ-D5」では、録画時間を迎えても電源が切れている状態だと、映像出力はしてくれないんですね。


だとすると、デジタル放送のシンクロ録画はあきらめて、スゴ録の電源を入れっぱなし、それでMSVR-A10の方でタイマー録画の作業をする必要があるんですね。


なるほど、なかなか面倒そうです。


 


ちなみに、当たり前の話ではありますが、ハイビジョン・スゴ録「RDZ-D5」の方で録画してあるデジタル放送の番組を再生させて、それを録画させようとすると、コピープロテクトの信号を感知して、メディアコンバーターは映像出力を停止してしまいました。


一旦、録画したデジタル放送の再生時の信号はコピーワンスの制限により、録画不可になるんですね。


 


別にこれは新発売のメモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」が悪いってわけではなく、コピーワンスでがんじがらめにしている著作権団体というか、放送局側の問題なんですよね。


あの手、この手でコピーワンスの制限をかいくぐってこういう製品を世に出そうとしてくれているメーカーさんには頭が下がる思いなんですが、うう、もうちょっと、これ、コピーワンスの制限を緩和してくれないと、デジタル放送がドンドン不便になってしまいそうです。


誰か、本当にどうにかしてください。。。(T_T)


 


★メモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」のご案内はこちら


 

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