【5分でわかる】スマホ用マイク『ECM-AX10』発表! Eclipsa Audioとは? Xperiaで立体音響のデモ試聴にも挑戦
スマートフォンで動画を撮るとき、映像だけでなく周囲の音まで立体的に記録できたら面白そうだと思いませんか?
ソニーから、世界で初めてEclipsa Audioの認証を受けた空間オーディオマイクロホン『ECM-AX10』が発表されました。スマートフォン用のマイクです。
花火の音や野鳥の鳴き声など、その場の空気感まで残せそうな新製品です。今回はEclipsa Audioの仕組みを調べるとともに、Xperiaで立体音響のデモ試聴にも挑戦してみました。
こんにちは、店員佐藤です。
個人的に大好物な新製品が登場しました。スマートフォンに直接取り付けて使える空間オーディオが収録できるマイクロフォンの登場です。
これまでもソニーの「360 Reality Audio」や「Dolby Atmos」など、立体音響を楽しめる技術はありましたが、一般のユーザーが自分で立体音響を収録して公開するには、機材や編集の面でハードルがありました。
しかし、今回発表された「ECM-AX10」は、スマートフォンで収録ができて、専用アプリを使うことで撮影から編集、エクスポートまでが可能。このマイクと対応スマートフォンがあれば、すぐに空間オーディオが楽しめる、という内容になっています。
空間全体の音を記録する『アンビソニックス録音』を採用し、収録した立体音響を『Eclipsa Audio』という新しい形式で公開できるようになります。
むむ? Eclipsa Audioってなんでしょう? 調べてみました。
■立体音響フォーマット「Eclipsa Audio」について

「Eclipsa Audio(エクリプサ オーディオ)」は、GoogleとSamsungが共同開発した新しい立体音響技術です。従来のステレオ音声とは違い、前後左右だけでなく上下方向も含めた音の広がりを再現でき、まるでその場にいるような臨場感を楽しめます。2025年からYouTubeが対応を開始しており、対応する動画と再生機器を組み合わせることで、立体音響を楽しむことができます。
ソニーの「360 Reality Audio」も立体音響技術ですが、Eclipsa Audioとは異なる規格です。Eclipsa Audioは誰でも利用しやすいオープンな規格を採用しているのが特徴です。

YouTubeではすでにEclipsa Audioに対応していますが、実際に再生して「詳細統計情報」を確認すると、音声コーデックが「opus(251)」と表示されました。Googleの公式案内によると、Eclipsa Audioで再生されている場合は「iamf.001.001.Opus」という表示になります。
今回、Windows 11+ChromeとXperia 1 VIII(Android 16)のYouTubeアプリで試してみましたが、どちらも通常のOpus音声での再生となり、Eclipsa Audioでの再生は確認できませんでした。再生できる代表的なものは、2025年以降のSamsung製対応テレビなどです。YouTubeでEclipsa Audio対応動画を再生するには、テレビやスマートフォンだけでなく、YouTubeアプリ側も対応している必要があります。
一方、Android 17ではEclipsa Audioの基盤となる「IAMF」形式への対応が互換性要件に追加されています。今後、スマートフォンでも立体音響を楽しめる環境が広がることに期待したいですね。
■スマートフォンでEclipsa Audioの立体音響を体験してみよう!
当店では他にもBRAVIA 9 II、Google Pixel 7(Android 17)を使ってYouTubeのデモ動画を再生してみましたが、いずれも通常の音声で再生され、Eclipsa Audioにはなりませんでした。
そこで、なんとかXperiaでもEclipsa Audioの立体音響を体験できないかと探してみたところ、デモ音源を発見しました。映像・音声のオープン規格を開発しているAOMediaの公式デモサイトです。
Eclipsa Audioで採用されているIAMF規格を使った立体音響を体験できるデモ音源が用意されています。「Select a demo file」で再生するデモ音源を選択すると、その場でデコードが始まり、デコード作業が終了するとデモ音源を再生することができます。
「Stereo」と「Binaural」の2つのボタンがありますが、これで「Stereo(通常のステレオ)」と「Binaural(立体音響)」が体験できます。イヤホンを使って聞くと、音の広がり方の違いが体験できます。
厳密にはEclipsa Audio対応のYouTube動画を再生しているわけではありませんが、同じIAMF規格を使った立体音響を体験できるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
新型マイクの「ECM-AX10」では「アンビソニックス録音」「バイノーラル録音」「ステレオ録音」の3つの録音形式から選択して録音をします。
「アンビソニックス録音」というのが空間オーディオフォーマットの「Eclipsa Audio」で収録を可能にする録音形式です。世界で初めて認証を受けたとあるので、これが世界初の製品になります。収録したEclipsa Audioフォーマットの音声は、YouTubeで公開&再生することができます。
現時点ではYouTubeのEclipsa Audioを再生できる機種は限られていますが、Android 17ではIAMF形式への対応が正式な互換性要件に追加されています。今後、立体音響を楽しめる環境が広がることに期待したいですね。
「バイノーラル録音」は、ヘッドホン再生に最適化した2ch収音方式で、360 Reality Audioにも使われるソニー独自の立体音響技術により音像を再現します。Eclipsa Audioに対応していない機種でも空間オーディオが楽しめます。
「ステレオ録音」は通常の左右2chでヘッドホン、スピーカーなどでの再生が可能。「バイノーラル録音」と「ステレオ録音」は専用アプリ以外でも使用できますが「アンビソニックス録音」は専用アプリ「Sony |Spatial Audio Video Tool」での収録となります。
■専用アプリ「Sony |Spatial Audio Video Tool」について
☆Google Play「Sony |Spatial Audio Video Tool」
☆App Store「Sony |Spatial Audio Video Tool」
アプリはすでにGoogle PlayとApp Storeで配信されていて、どなたでもダウンロード&インストールができます。「アンビソニックス録音」をする場合は、このアプリを使用する必要があるのですが、録音機能だけではなく、このアプリに動画の録画機能、簡易編集機能、エクスポート機能まで搭載しています。
実際にアプリをXperia 1 VIIIにインストールして使ってみました。録画できるフォーマットは現時点では「1080p/30fps」に固定されていました。プレスリリースによると4K撮影については2026年12月以降に対応予定となっています。
その他にカメラ機能を操作するオプションはありませんが、レンズの切り替えは可能で、Xperia 1 VIIIの場合「0.7」「1x」「2x」「3x」から選択できました。また、画面をタッチするとフォーカスエリアがスポットエリアに切り替わります。
今回はマイク発売前のため、Xperiaの内蔵マイクで撮影機能を試しています。ECM-AX10を接続した状態での録音モードの切り替えなどは、実機が入手できたら改めて試してみたいと思います。
なお、アプリの対応機種はソニー公式のこちらのページで案内されています。Xperiaシリーズでは「Xperia 1 VI(Android 16)」「Xperia 1 VII(Android 16)」「Xperia 1 VIII(Android 17)」の3機種が掲載されています。※括弧内は対応OSの条件です。
残念ながら、現時点の一覧にはXperia 10シリーズの記載はありませんでした。
■新開発の球形マイクモジュールを搭載した「ECM-AX10」

「ECM-AX10」は球体に4つの全指向性マイクユニットを配置し、これにより空間全体の音響情報を収録するとなっています。
マイク本体はコンパクト(約116 mm)かつ軽量(約24 g)で、USB-Cでスマートフォンに直接接続することができ、追加の機材などを使わずに高品質な音声を収録することができるとなっています。

イメージショットをみるとXperia 1 Vと並べて置かれています。Xperiaの短辺と同じ長さのユニットで、そこからマイク部分だけ飛び出ているようなサイズ感に見えます。
ノイズカットフィルター、ピークレベルメーター、ATTスイッチなどが搭載されています。ライブ会場、イベント会場などでの大音量環境でもレベルメーターを見ながらATTスイッチで入力レベルの調整ができます。
モニター用のヘッドホン出力も可能で、録音中の音声をリアルタイムでモニタリングできます。空間録音モードでは音声がバイノーラル形式で出力されるため立体的な音場の確認ができます。
360度の音声収録が可能なマイクですが、カメラの向きにより音声の正面方向を一致させることが可能。セルフィースイッチをオフにするとメインカメラ、オンにするとインカメラの向きに一致させて音声収録が可能。
シューマウント・マイクホルダーやUSBケーブルが付属するので、スマートフォンケース装着時やケージを組んだ際もマイクの設置方法に自由度があります。
これは動画撮影が楽しくなるというか、立体音響を楽しむために動画撮影をしたくなってしまうアイテムかも。
ひとまず、最初に試してみたいのが花火大会とかですかね。もう夏は終わってしまいましたが、秋シーズンでも開催している花火大会があれば、それは集音しに行ってみたいかも。
撮影・録音が許可されているライブ会場やイベント会場でも試してみたいですね。臨場感のある音声が楽しめそうです。
そして、自然風景での野鳥の声、虫の声。お気に入りの場所の音を立体音響で収録できたら、かなり嬉しいかも。
他にも「除夜の鐘」とか、教会・大聖堂のオルガン、オーケストラ、鍾乳洞、そしてお祭りとか試してみたいシチュエーションがかなりありそうです。
空間オーディオマイクロホン「ECM-AX10」はソニーストアにて本日より受注を開始しています。本体価格は29,700円で長期保証サービスに対応しています。
10月23日お届け目安にてご購入いただけます。スマートフォンを使って動画撮影をされている方、お試しになってみてはいかがでしょうか?
| 空間オーディオマイクロホン ECM-AX10 |
ソニーストア価格 29,700円 税込 |
||
| 発売日 | 2026年10月23日 | メーカー商品情報はこちら | |
| 長期保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド:2,200円 5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
||
| ソニーストア 購入特典 |
My Sony登録で10%OFF 提携カードで3%OFF ラッキー抽選会対象商品 |
||
| テックスタッフ ご利用特典 |
詳細は店頭にてご案内しています | ||
★ソニーニュースリリース「スマートフォンで臨場感のある音を記録できる 世界初Eclipsa Audio対応の空間オーディオマイクロホンを発売 」
★エントリー全員にその場で当たる! ソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会はこちらから
【先着2万名】『Xperia 10 VIII』購入で壁紙や充電開始音が「鬼滅の刃」に!Fan Syncカード2種類プレゼント
ソニーの「Xperia 10 VIII」発売を記念して、「鬼滅の刃」デザインのFan Syncカード2種類がもらえるキャンペーンが開催中です。 期間中に対象のXperia 10 VIIIを購入して応募した先着20,000 […]
【実機レビュー】『Xperia 10 VIII』発売日に“これがしたい”を全部試した! 最大輝度50%アップの実力も検証
10月8日発売の「Xperia 10 VIII」が実機到着。 最大輝度約50%アップは本当に違いが分かるのか? 最大6GBの仮想メモリーはどう設定する? Point & Payに実際の決済アプリを入れるとどうなる […]
【レビュー】Xperia 10 VIII×ハローキティ コラボモデル実物チェック!ソニーらしいデザインのサコッシュ&トートバッグが魅力
本日から発売になったソニーストア限定の「Xperia 10 VIII × ハローキティ コラボレーションモデル」が当店にやってきました。 ソニー製品をモチーフにしたキティちゃんの刺繍入りサコッシュや、ハローキティデザイン […]
駅に行くだけで100MB無料!「povo Data Oasis」が約1,300駅に拡大 改札外でも使えるか試してみた
10月6日から「povo Data Oasis」の対象エリアが拡大し、PASMO加盟27事業者・約1,300駅で100MBのデータ容量を無料チャージできるようになりました。 実際に駅で試してみると、改札内に入らなくてもチ […]
















