ノイキャンヘッドホンで3Dサウンド『バイノーラル録音』

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こんにちは、店員佐藤です。

お客様からのご提案でウォークマン付属のノイズキャンセリングヘッドホンと、Xperia Tabletを使っての3D音声「バイノーラル録音」の実験をしてみました。

手軽に試すことができて、これが、なかなか面白いんです。

 

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☆ソニーモバイル「Xperia Z4 Episode 小型極薄でもソニー的サウンドは譲れない」

さて、元ネタはこちらになります。Xperia Z4のコンテンツで昨年公開されたモノ。

「バイノーラル録音」というのはダミーヘッドの耳のところにマイクを仕込んでそれで録音するシステム。頭の形、耳の形を忠実に再現してそれで録音した音声は人の耳に届くのときわめて近い反響、響きで録音ができるため、それをヘッドホンで再生するとあたかも自分で体験しているような立体的な音声で聞こえる、というものになります。

ダミーヘッドや、それに仕込むマイクなど普通には試せないような録音システムに思えますが、なんと、Xperia Z4のノイズキャンセリングシステムを利用することで、ヘッドホンのマイクを使ってのバイノーラル録音が簡単にできるんだそうです。

なんか、それは店頭にある展示製品だけですぐに試せそうなのですぐに挑戦してみました。

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用意したのはXperia Z3 Tablet Compactと、ウォークマンNW-A25HNに付属のハイレゾ対応ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NW750N」です。

MDR-NW750N、もしくはXperia Z5用のMDR-NC750は、正式にはXperia Z3対応製品ではないのですが、端子の仕様に違いはないので使うことは可能。

ノイズキャンセリング機能を搭載したXperia スマートフォン、Xperia タブレットならバイノーラル録音は可能です。

ヘッドホンについたマイクは音楽再生時にはノイズキャンセリング機能のための騒音を収録するマイクになりますが、通話時にはこのマイクが通話用のマイクになります。そのマイクを録音用にも使える、というだけの話。

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ヘッドホンのXperia Tabletに装着したら最初から入っている「音声レコーダー」アプリを起動します。これで録音準備は完了。64kbps、128kbps、256kbpsなどの圧縮音声での記録から44.1kHz、16bitのWAVまで録音ができます。

本体内蔵のマイクでの録音ではなく、ノイズキャンセリングヘッドホンのマイクを使っての録音の場合はご覧の通り「Binaural」での音声録音になる旨のメッセージも出ます。

これであとはヘッドホンを装着して録音ボタンを押すだけで、タブレットにバイノーラル録音の音声が記録されていきます。WAVファイルで記録できるので、あとからPCなどに移せば、動画用の音声としての流用もできます。

お店の中でテスト録音をして、ヘッドホンをしているそのままの状態で再生をすると、かなりの臨場感を試せます。お店の中で自動ドアを開けたりコンポの周りをグルグル歩いて見たりしていますが、音場がそのまま再現されて、かなり勘違いをすることができます。

これはすごい!

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Xperia Z4 Tabletでもバイノーラル録音は可能。Xperia Z4の場合はモニター音声がヘッドホンに返ってくるので、より録音がしやすくなります。(Xperia Z3 Tablet Compactでは録音中はヘッドホンからの音声出力はありません。モニター音声が聞けないんです)

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スマートフォンの「Xperia J1 Compact」でも試してみるのですが、こちらはノイズキャンセリングヘッドホンには対応をしていません。録音することはできたのですが音声がモノラルになってしまいます。

これは録音に使えませんでした。

Xperia Z2 Tabletはノイズキャンセリングヘッドホン対応モデルになっていて、こちらも試してみたところバイノーラル録音はできました。

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対応しているヘッドホンはハイレゾ対応モデルだけではなく「MDR-NWNC33」でもOK。こちらもバイノーラル録音をすることができました。

ということでXperia Z2以降のタブレットと、ノイズキャンセリングヘッドホンをお持ちの方はすぐにテストができます。アプリも最初から用意されているので移動中に試してみれば、録音後にすぐ試せるのも良いですね。

効果がどんなものなのか、私も試してきました。新橋駅から当店ソニーショップテックスタッフまでの道のりを歩いて、バイノーラル録音してきています。音のイメージがしやすいように映像もつけてあります。映像はアクションカム「HDR-AZ1」で記録したモノで音声をバイノーラル録音のものに入れ替えて編集したモノがこちらです。

試聴の際は是非、お手持ちのヘッドホンを使って再生してください。これはスピーカーで音声を聞いてもなんの意味もありません。

音質がどうこうというよりも音像というか反響の聞こえ方は驚くほどリアルで、思わずふり返ってみたりしたくなるほど。普段、通勤で歩いている道だけに私にはかなり本物感たっぷりで聞こえます。

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これがやってみたくて、昨日はスターウォーズ・ウォークマンを個人的に買ってしまった、というのもあります。

MDR-NW750Nを普通に購入すると11,880円するんですが、ウォークマンA20シリーズで付属モデルを購入する場合なら+5,000円でハイレゾ対応モデルにアップグレードできますからね。

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これで録音してみたいのは。。。ディズニーランドのショーやアトラクションとかの音とか録ってみたいですね。ジャングルクルーズとかサラウンド感のあるアトラクションを思い出に記録してきたりするの、良いかも。

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あとは尾瀬とかの自然の音。

毎回、尾瀬に行くたびに後悔するんですが、尾瀬は風景も素晴らしくたくさんの写真を撮ってきて、その後に野鳥の声、野生動物の声が聞こえてくることがあり、それを録音する手立てがないなぁ、と。

専用のPCMレコーダーなどを持ち込む体力があればいいのですが、音質ではなく臨場感がリアルなバイノーラル録音での記録だったらヘッドホンを持って行くだけで済むわけです。今年こそは尾瀬の音のお土産も持って帰りたいなぁ。

Xperia ユーザーさん(特にZ5オーナーさん)は是非お試しになってみてください。ノイズキャンセリングヘッドホンをお持ちでない方は音楽を楽しむついでにヘッドホンを購入して、試してみてください。 

※記事中ではMDR-NW750NをXperia Z3 Tablet Compactに使用していますが、メーカーの音楽再生使用についての対象モデルはXperia Z5シリーズのみがハイレゾ対応ノイズキャンセリングヘッドホン対応になっています。Xperia Z5シリーズのユーザーさん以外は「MDR-NWNC33」が対応モデルとなります。ご注意ください。

 

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ノイズキャンセリング機能搭載
ハイレゾ対応ウォークマン専用
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MDR-NW750N
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ハイレゾ対応ヘッドセット

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☆当店blog 15.11.4「ノイキャン・ハイレゾヘッドホン『MDR-NW750N』と『MDR-NC750』の話」 
☆当店blog 15.10.27「Xperia Z5シリーズ専用 ノイズキャンセリング&ハイレゾ対応イヤホン「MDR-NC750」販売開始」 
☆当店blog 15.10.7「ウォークマン『NW-A25HN』開梱&展示開始レポート」 
☆当店blog 15.9.15「ウォークマンA20とハイレゾNCヘッドホンの展示レポート」
 

 

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ノイズキャンセリング機能搭載
ウォークマン専用ヘッドホン

MDR-NWNC33
ストア価格5,029+税
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発売日:2010年5月1日
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