2014年5月7日

Olasonic モバイルスピーカー『TW-BT55ST』試用レポート

先ほどソニーからワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X1」が発表されたばかりですが、こちらは東和電子「Olasonic」ブランドのモバイルスピーカーの紹介です。2014年3月18日に発表になったBluetoothスピーカーで「TW-BT55ST」のご案内になります。

本日より当店店頭にて展示を開始しました。

東和電子は何度も紹介することになりますが、ソニーを始め多数の会社の製品のプリント基盤や回路の設計を請け負っている会社。リーマンショックを機に自社ブランド製品の開発に乗り出し、その第一号がUSBスピーカーの「TW-S7」でこれはソニーストアでも取り扱いをしています。

独特の卵型スタイルのスピーカーを使ってウォークマン用、テレビ用、iPhone用などをラインナップに加えてきましたが、ついにBluetooth、NFCを搭載したモデルを開発。それが「TW-BT5」という製品でした。

昨年11月22日の発売で、充電池バッテリーを内蔵し付属のマイクロUSBケーブルにて充電。約2.5時間の充電で6時間の再生が可能なモノラルスピーカーとして発売されています。

今年の3月18日にTW-BT5用増設スピーカーとして「TW-SP5」が発売になります。こちらはアクティブスピーカーではなくTW-BT5から電力をもらって動作する単なるスピーカー。

背面にあるスピーカー端子を付属ケーブルで接続することでステレオスピーカーとして駆動させることができるようになります。

アクティブスピーカーとなる「TW-BT5」は右スピーカーで、増設用スピーカー「TW-SP5」は左スピーカーとして使うことになります。

マイクロUSB端子を使っての充電ですが、ACアダプターも付属するのでこれで充電が可能。PCからの充電もできて音楽再生をしながらの充電も可能なものの、PCからの充電の場合は音が途切れる可能性があるそうです。

スマートフォンとの接続はNFC対応のモノであればNFCタッチだけで接続ができます。今回はスマートフォンではなくNFC搭載のウォークマンF880シリーズで試していますが、スマートフォン同様にNFC機能を「入」にしてあればタッチだけで接続設定ができます。

最初の接続時だけ確認画面が出るので、「はい」をタップすればこれでペアリング設定も終了です。

卵型キャビネットのOlasonicスピーカーの素性はそのまま。特定の周波数の共鳴を抑えるためにエッジを作らず、丸いキャビネットを採用することでクセのない音が楽しめます。

キャビネットのサイズからするとかなり大型になる50mmコーン型に55mmの大型マグネットを搭載したスピーカーユニット。

背面には大型パッシブラジエータを搭載することによりサイズからは考えられないほどの低音再生を実現します。

その音質については好みもあるので、実際に聞いていただかないと単純に「良い音」とかは言えないのですが、非常に定位感の良い音がしますので、こうして接続ケーブルの長さまでですが約1m離して鳴らすことで広がりのあるステレオ感を楽しめます。

ここまで離すとボーカルや各楽器の音も正面に向かってずらりと並んでいる感覚が味わえます。こうしたスピーカーは設置する場所、床、板などによって音質が大きく変わりますが、硬い床に載せてあげるときちんとした音がなります。

音源はBluetoothを経由しているためかなり圧縮されて入力されているはずなんですが、距離を離してあげるとハイレゾを感じさせるくらいの定位感があるかも。

なるほど、Bluetoothの音でもこんなに豊になるんですね。

こちらのBluetoothスピーカーを本日より当店店頭にて展示試聴いたします。ソニーのSRS-X1ほどお小型軽量さはありませんが、より音質にこだわった個性派スピーカーをお探しの方にお勧めです。

※近日中に当店店頭、および当店直販WEBサイトでの取り扱いを開始予定です。