2008年9月5日

新型パーソナルナビ『NV-U3』発表

ソニーからポータブル簡単ナビ「ナブユー」の新型モデル「NV-U3V・U3」が発表されました。

吸盤固定でオールインワンになったソニーのパーソナルナビ「ナブユー」シリーズの第3世代モデルが登場しました。

ソニーのナブユーの特長はメモリ駆動で快速操作、脱着吸盤でワンタッチ取り付け、バッテリー内蔵でポータブル使用が可能、オプションのビーコンユニットを使えば渋滞情報も取得可能、というなんでもありなコンパクトカーナビ。私も今年の2月に購入させてもらって使っていますが、実際にクルマに乗って使うよりも、ドライブ計画を立てたりするのに通勤時間に利用する方が圧倒的に長時間、というちょっと異色の使い方をさせてもらっています。

ソニースタイルが運営する地図サイト「PetaMap」からデータをダウンロードしてカーナビで利用することができるなど、ソニーらしいカーナビになっています。その新型モデルが本日、発表。先ほど、ザッとですがプレスリリースを拝見しましたが、大きなパワーアップポイントはワンセグ視聴ができるモデルが登場したってところでしょうか？

ワンセグ視聴（『NV-U3V』）

走行中には当然、安全防止のために映らない仕様になるため、個人的には必要性を感じなかったんですが、家族のお買い物を駐車場で車内で待っているとかの状況下なら、利用価値ってあるんですよね。また、私もやっていますが通勤途中に持ち歩きとかの時には、これだと、そのままワンセグテレビにするなんて使い方もできるのかも。

ワンセグ搭載モデルが「NV-U3V」でソニースタイル価格：64,800円。非搭載モデルが「NV-U3」になりソニースタイル価格：54,800円となります。プラス1万円でワンセグテレビか。。。うん、これはなかなか良い選択肢ですね。

そして「NV-U2」からの進化ポイントですが、交差点のガイド画像に大幅な変更がありました。従来は交差点拡大図までの表示しかできなかったんですけど、都市高速入り口、交差点などのポイントで3Dリアルガイドができるようになるんですって。以前、ソニーで販売していたフルカーナビのXYZシリーズでこういうことやっていましたが、まさか、こんなパーソナルナビで出来るようになってしまうんですか？

正直、かなりうらやましいです！！　本体フラッシュメモリがNV-U2で約2GBだったものがNV-U3では4GBに倍増。内蔵メモリの余裕でこういうことが可能になるのか。。。

さらに、ソニーのナブユーだからこその機能、PetaMapからのガイドブック情報ですが、これもあらかじめ「ぐるめぴあ」などの情報が16,500件、本体メモリに内蔵されているんですって！　NV-U2ではガイド情報はメモリースティックに入れるしか方法がなかったんですけど、専用の転送ソフトを用意してPCとUSB接続することで内蔵メモリにガイド情報を入れることが可能。

成長するカーナビがさらに運用しやすくなった印象です。うーん、なんかうらやましいぞ！

付属するカークレードルは「既発売」と案内されているのでNV-U2と同仕様のもののようですが、こうして写真をみると、取り外すときのフック（しっぽみたいなところ）が大型化されていたりして、微妙に仕様が変更されている様子です。

オプションのVICSビーコンユニットも従来機種そのまま。そういえばナブユー本体もキープコンセプトでややボディカラーが変わっているくらいで見た目はほとんど同じです。NV-U2から乗り換えなさい！ってところですか！？

VCA-42

オプションパーツをみると外付けGPSアンテナ「VCA-42」という約5,000円の外部アンテナが登場。外車、高級車の一部ではGPSアンテナを通しにくいガラスを使っている車があるとかで、そういう際にこの外付けアンテナを利用して車外にGPSアンテナ部分を置き、高精度なGPS受信ができるようになります。

同様にワンセグ受信のためのアンテナオプションもあるなど、ナブユーもここにきて、さらに本格的なカーナビモデルになってきました。

「徒歩モード」画面

そして、これがもっともソニーのカーナビらしいパワーアップポイントになると思うんですが「徒歩モード」というのを搭載したそうです。これは目的地が建物の中だったり、駐車場から離れた場所だったときに利用するモードらしく、目的地、現在地と目的地方向を表示してクルマを降りた後も目的地までサポートしてくれる機能だとか。

簡単に脱着できて、持ち歩いての利用ができるナブユーならではの機能になりそうです。