DSEE HX搭載のハイレゾ対応マルチオーディオプレーヤーシステム「MAP-S1」の本体ソフトウェアのアップデートが今日、公開になりました。

当店では劇的に接続の安定性があがりました。

 

「MAP-S1」はCDドライブを内蔵したハイレゾ対応のプレーヤーです。AMチューナー、FMチューナーを搭載した上に、さらにインターネットラジオにも対応しているコンポってなかなか無いかも。

CD再生やネットラジオの再生時には「DSEE HX」というハイレゾ相当まで音を補完してくれる機能が搭載されていて、この効果がかなりあります。当店店頭でも数多くのデモを行いましたが、消え入りそうな小さな音の余韻を伸ばしてくれる感じを聞き分けられると、その効果はどの曲ででも実感。人によってはエコーがかかっているみたいに感じられるんですが、そうです、楽器の響きが補完される感じもします。

ただ、ハイレゾ音源を聞こうとするとホームネットワークを利用するか、USB端子を使うなどの方法をとることになり、その際には必ずスマートフォン、もしくはタブレットの「SongPal」アプリを使うことになります。

つまり、このコンポ、音楽CDでもホームネットワークでもなんでも再生可能！ではあるんですが、スマートフォンorタブレットが必須、という製品。

スマホかタブレットがないと、DSEE HX搭載のラジオ付きCDプレーヤーとしてしか使えないんです。それがちょっと敷居を高くしてしまっています。

そして、その「SongPal」アプリの接続というか、ネットワーク機能が不安定で、当店のデモも、上手くいくときと行かないときがあります。今日もアップデート前にテストをしているんですが数分ごとに接続が切れてしまうので操作がなかなか。。。

一度インターネットラジオの接続ができて再生が始まればスマートフォンは介在せずに直接WEBからストリーミング音声をダウンロードしてくれるので、役割的にはChromecast的なものではあるんですが、接続安定性が悪いのはちょっと。。

同様の機器としてワイヤレススピーカーの「SRS-X9」があるのですが、そちらはアップデートのおかげで接続安定性はグッとあがっています。

今回の「MAP-S1」のアップデート内容は。。。

・SongPalとの接続性を改善
・Music Unlimitedで配信されている特定の曲を再生中、エラーメッセージが表示され、再生が停止する症状を改善しました
・Xperia(Z2以前)とのUSB接続時に16bit音源の再生に対応しました

と、なっています。

これは期待ができそうです。

MAP-S1本体の窓に「UPDATE」の表示があるので手動でアップデートします。Networkをメニューから呼び出します。

Updateが表示されるので、ここで決定キー。

進行状況は窓に表示されます。1/2と2/2の進捗状況が出ます。

ダウンロード開始から終了まで約10分ほどかかりました。Completeの表示が出たら一度電源ボタンを押して再起動させればOK。

早速、タブレットの「SongPal」を使ってみるのですがおお、全部メニューアイコンが出てます。

今日はCD、USB、アナログチューナー、ライン入力のアイコン表示ができなかった（先週はインターネットラジオが使えなかった）んですが、今日は全部の機能のアイコンが一発で表示されてます。

そんなの当たり前じゃん、というところですが、そういうのがなかなか今までできなかったんです。ソニーショップの店頭だと無線LANの電波も飛びまくっているし、つながっているネットワーク機器もやたら多いので通信の安定性が落ちるんですかね。

先週は全然表示されなかったtuneinのインターネットラジオも一発。すごい、普通の使い勝手だ。

今まで、こういうデモがなかなか上手く出来なくて、MAP-S1はCD再生の機能だけしかほとんど説明していなくて、HAP-S1の事ばかり案内していたんですが、これだったら普通にデモができそう。

CDでもインターネットラジオでも「DSEE HX」が使えるのが最大の魅力です。本当のハイレゾ楽曲と比較するとやはり圧倒的な情報量の差は出てしまうんですが、ハイレゾ風に聞かせてくれるということでは、このモデルはすごく良いんですよ。

音楽CDをたくさんお持ちの方にはこれをオススメ！　タブレットをお持ちならもっとオススメ！

今朝ほど発表があったMusic Unlimitedの再生機能もアップデートしています。Music UnlimitedもDSEE HXでハイレゾ相当にして聞けるんですよね。あと2ヶ月でサービスが終わるのが今さらながらもったいない。

ホームネットワークのハイレゾ楽曲再生時にフォーマット表示がなかったり「ハイレゾ」マークの掲載がないのが残念なんですが、これはコンポ側の内蔵バッファメモリの問題とかなのかも。

ま、それよりも、この接続安定性は助かります。ネットワーク環境の問題でうまくMAP-S1が操作できない、という方は一刻も早くアップデートをお試しになってみてください。

 

なお、今回はMAP-S1と一緒にCMT-X7CDにも本体ソフトウェアアップデートが公開されています。

 

☆ソニー製品情報「マルチオーディオプレーヤーシステム「MAP-S1」本体ソフトウェアアップデートのお知らせ」　

 

 

★ソニーストア　マルチオーディオプレーヤー「MAP-S1」のご案内はこちらから

☆当店blog　14.5.27「CD搭載のハイレゾ対応システム『MAP-S1』開梱レポート」　
☆当店blog　14.5.22「『SRS-X9』でDSEE HXの音の違いを聞き分けてみよう」　
☆当店blog　14.3.19「ハイレゾプレーヤー『MAP-S1』発表」