アクションカム『HDR-AS15』で1週間の超ロングインターバル撮影レポート

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全国のタイムラプスファンの皆様、お待たせいたしました。スケルトンフレーム「SKA-SF1」の登場により外部電源を使った撮影が可能になったアクションカム。

これでメモリー容量が続く限りのインターバル撮影が可能になったわけですが、実際にそういう超長時間撮影をしてみるとどんな感じなのか。

またしても実験してみました。こういう小さなネタばかりで恐縮なんですが、当店の事務所の窓から飯田橋の空を1週間の超ロングインターバル撮影をしてみましたので、その様子をレポートしたいと思います。

 

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自宅のベランダに始まり、あちこちでインターバル撮影の実験をしてきた当店のアクションカム「HDR-AS15」のレビューレポートシリーズですが、いよいよ、今回はその集大成とも言えるロングロング撮影です。

従来は内蔵バッテリーを使った2時間20分(Wi-Fi利用)~3時間(Wi-Fiオフ)程度のスタミナ撮影しかできませんでしたが、スケルトンフレームのおかげでUSB接続をした撮影が可能。ポータブル電源を用意して夜明けから夕暮れまでの長時間撮影実験も先日行いましたが、今回はその上を行く長時間撮影に挑戦。

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なんと、今回はACアダプターを使ってコンセントから電源を取り、それを使ってアクションカムを駆動させるという方法をとっています。

スケルトンフレームを使うことで防水性能が保てなくなるんですが、そこを室内撮影にすることでクリア。私の仕事場の背中のところで先週月曜日からずーっと撮影をしていました。

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撮影設定ですが、画角は120度にしてインターバルタイムは「5、10、30、60秒」の中から30秒を選択。いつもは5秒、10秒でのインターバル撮影をしているのですが、今回は超長時間撮影ということで30秒インターバルに挑戦です。

あとは窓枠なので三脚を立てられず、一脚の棒を横にしてそれをクリップマウントで挟み、カメラを固定しています。

映りこみがあまりしないようにカメラの背面のところにだけ暗幕を貼ったんですが、ちょっとサイズが小さかったみたいです。

あとはただひたすら撮影。

スタートしたのが5月27日(月)の12時25分でした。その後、5月29日11時に梅雨入り宣言が出ていたり、6月1日(土)には季節が夏に移り変わっていますが、その時の東京の空の様子を撮影しています。

週末は天気も良くてきれいな夕焼けが見られたのでどんな風になっているのか、それも楽しみ。

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撮影は6月4日(火)15時まで継続。実に8日と2時間37分の撮影を行っています。30秒インターバルで撮影した枚数は23345枚、データ量にして11.2GBです。

インターバル撮影の開始前には液晶窓に「40000」という数字が出ていて、撮影が終わった時には「16659」という表示がありました。どうやらアクションカム「HDR-AS15」の撮影上限枚数というのはメディアに関係なく4万ファイルということになるようです。

23345枚で11.2GBですから計算上は4万枚で19.2GBということになります。

HDR-AS15に用意するメモリーカードなんですけど動画撮影ではなくインターバル撮影目的であれば64GBとかの必要はなく32GBのカードがあればそれで十分、ということになります。こういうのって実際に長時間撮影をしてみないとわからないものですので、やってみて良かった。

さらに言うと、ファイル転送ですがカメラをマイクロUSBケーブルで接続するよりもmicroSDカードアダプターを使って直接PCのメモリーカードスロットを使った方が転送も速いみたい。

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接続するPCにもよるんですが、VAIO Duo 11では11.2GBのファイルを5分50秒で転送。当店に展示されている新型PC、VAIO Fit 14Eでも試してみたんですがそちらではなんと15分31秒もかかっています。

VAIOの性能というより、これはカード規格の差がもろに出た形になります。

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私が使っているカードは「UHS-I」という規格のもので、これに対応したメモリースロットを装備したVAIOだと転送速度が劇的に速くなるんです。この場合はVAIO Duo 11はUHS-Iカードに対応しており、VAIO Fit 14EはUHS-Iカードに対応していない(対応していなくても通常速度での転送は可能)というわけです。

お使いのPCのメモリーカードスロットの仕様を調べて、対応しているようであればアクションカムに使うmicroSDカードはUHS対応のものにするのがポイントです。

☆当店blog 13.2.9「Class10のmicroSDHCカードでスマートフォンの高速化はできるかな?」 
☆当店blog 12.2.28「α77にUHS-I対応SDHCカードを使ってみよう!『SF-UX』店員の声 続編」 
☆当店blog 12.2.24「α77にUHS-I対応SDHCカードを使ってみよう!『SF-UX』店員の声」 

撮影したメモリーカードの中をのぞくと、これまたいつもとは違った大変なことになっていました。SDカードの中のDCIMフォルダーをのぞいて見ると。。。

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その中にフォルダが7つもあります。更新日時が変なことになっていますが、これは気にしないでください。アクションカムHDR-AS15の内蔵時計を調整しないで初期状態のままで使ってしまったため、2012年1月1日からスタートしてしまっている、というだけです。

1日にひとつずつフォルダが増えていっているみたいですが、どうやらある程度、一定の枚数に達するとフォルダを作り直してファイルナンバーをつけていくみたいなんです。

中をチェックしてみたら一つ目のフォルダには1~3800まで。2つ目のフォルダには3801~7600まで。3つ目のフォルダには7601~9800までで、あとはこの繰り返しでナンバリングしていきます。

9801~9999までのナンバーは使われません。アクションカムHDR-AS15だけのそういうルールがあるようです。

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そういうことで、1~9800までの番号を繰り返し使うため、アクションカムのインターバル撮影に関してはPlayMemories Homeの自動取り込み機能は使わない方がよいと思います。

大量のインターバル撮影ファイルはエクスプローラーを使ってファイルをフォルダごと管理した方が編集の際に楽になります。(PlayMemories Homeで、取り込み日ごとに撮りこんだりすると一つのフォルダに同じ名前のファイルが収録されてしまうため、あとでファイル名で順番に並べるなどが難しくなります。)

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そして、インターバル撮影した静止画像を動画変換するのには「Windows Live ムービーメーカー2011」を利用することをおすすめします。最新版の2012では、タイムラプス撮影の編集だとすぐにメモリーが枯渇してしまう不具合があるので、ここはあえて古いバージョンを利用します。

☆当店blog 13.5.29「HDR-AS15のタイムラプス編集『Windows Live ムービーメーカー』の話」 

先に結果を書いておくと今回撮影した23345枚の写真を一発で動画変換しようとしたらエラーがおきました。約13,000枚まではエラーは起きずに動画作成をすることはできるようです。(8GBメモリーのVAIO Duo 11でも4GBメモリーのVAIO Fit 14Eでも結果は同じでした。)

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作成手順はいつもどおり。

Windows Live ムービーメーカーの素材一覧に撮影した順番通りに画像を入れていき、全部入れたら全選択をして「編集」タブから再生時間を「0.03秒」に変更。

プロジェクトを「16:9」にして、ホームから動画の出力をすれば作業開始です。

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変換にはものすごい時間がかかります。すごく時間があるのでここでもVAIO Duo 11と、VAIO Fit 14Eで変換のテストをしてみました。

同時に同じものを変換してタスクマネージャーとか比較して遊んでいたんですが、なるほど、PCの性能ってこういうところで出るんですね。

2機種の違いは下記の通りでした。

   VAIO Duo 11  VAIO Fit 14E
 プロセッサー  Core i7-3687U(2.10GHz)  Core i5-3337U(1.80GHz)
 ターボブースト時  2.10GHz→3.2GHz(152%)  1.80GHz→2.49GHz(138%)
 搭載メモリー  8GB  4GB
 ストレージ  SSD 256GB  HDD 500GB
 9800枚のレンダリング  約60分  約80分

ターボブーストというのはプロセッサーにそれほど高い負荷がかかっていなくて、熱などのゆとりがあるときに既定の周波数以上の高い周波数で動作をさせる仕組み。

タスクマネージャーを見るとプロセッサーの周波数がなにも負荷がかかっていないときは低い周波数で動作しているのに、こうして計算処理をさせるとぐっと周波数が上がって動作します。

VAIO Duo 11のCore i7-3687Uの場合、理論上は3.3GHzまでブーストするらしいのですが、私が見ているところでは3.2GHzが上限でした。もうちょっと気温が低かったりすると良いのかも。

結果的にファイル出力するまでの時間が3割も変わってきます。計測していないのですが電力量とかも違うんだろうなぁ。。。というのも。。。

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計算に大量の画像データを使っているためストレージへのアクセスも多いんですが、アクセスの反応速度がVAIO Duo 11のSSDと、VAIO Fit 14Eの500GB HDDでは1万倍くらい違うんです。

大げさではなくて、反応速度がSSDの場合1.7~5.3ミリ秒くらいで動作しているのが、HDDだと10000~20000ミリ秒で動作しているんです。反応が遅いのでVAIO Fitの方はHDDのアクセスがずーっと100%。VAIO Duo 11の方は数%でしか動いていなくて、電力的な負荷もこれはかなり違っていそう。

タイムラプス動画の編集にはやはり高性能なVAIOの方が有利って感じがします。(画質には変わりはありませんが。)

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ということで、最初の4日間の動画から公開します。

こちらは5月27日昼~5月30日の夜までの3日半を撮影したもの。30秒インターバルで9800枚の動画になっています。

30秒インターバルでの空の動き方が参考になるかと思います。

 

2本目の動画は8日間の全部の動画を編集したものになります。30秒インターバルで秒30コマの動画にすると11分もの長時間動画になってしまいます。こういう動画で人に見ていただけるのは最長でも5分までと師匠からきつく言われていますので、一度11分の動画を作った後にさらにもう一度ムービーメーカーを使って3倍速にしました。

計算上は90秒インターバルで撮影していることになります。

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そのついでにスーパーテロップも入れています。日付と梅雨入りした瞬間、夏になった瞬間などもコメントを入れています。こっちの編集は早くて7分ほどで計算が終わっています。(VAIO Duo 11にて)

先週1週間の東京の空を早回しでみるとこんな感じです。

特になんの特徴もない飯田橋の空ですが、これで長時間タイムラプスの撮影のめどというか量的な目安ができたでしょうか? 

今回は上限いっぱいまでは撮影をしていませんが、最大枚数4万枚というと今回の撮影の約2倍くらいのデータを扱うことになります。

ムービーメーカーを使った動画変換ではおそらく4回の変換作業が必要で、最強仕様のVAIO Duo 11を使ってレンダリングさせても約4時間以上の計算が必要になります。

インターバルタイムによる撮影時間の目安も電卓があれば簡単に計算できます。一応、一覧表を作ってみると。。。

 60秒

   5秒  10秒  30秒
 撮影枚数  4万枚  4万枚  4万枚  4万枚
 撮影秒数  20万秒  40万秒  120万秒  240万秒
 撮影分数  3333分  6666分  20000分  40000分
 撮影時間  55.5時間  111時間  333時間  666時間
 撮影日数  2.3日  4.6日  13.8日  27.7日
 3時間での
 撮影枚数
 2160枚  1080枚  360枚  180枚

ということになります。今回の様に「1週間撮り続けたい!」となると必然的に30秒インターバルになる、というわけです。

旅行に行ってホテルからの窓の風景をタイムラプスで撮りたい、とか、山頂に到着した時にその風景をタイムラプスで撮りたい、という様なバッテリー駆動でのインターバル撮影をするときは5秒で撮っておいてよいと思います。

完成する動画の長さは「撮影枚数」÷30=動画の長さ(秒)です。2160枚あれば72秒の動画になりますが、180枚しかないと6秒の動画にしかなりません。1枚当たりの表示秒数を長くすると完成動画の長さを伸ばすこともできますが、それをやるとカクカクした動画になってしまいます。なるべく滑らかに動かしたいですし、迷ったらインターバルは短い時間での撮影の方がよいかと。

 

以上、長時間タイムラプスの実験レポートでした。

さて、今週末はどこかにアクションカムをもって遊びに行きたいんですが、次は何を撮ろうかなぁ。

 

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☆当店blog 13.5.29「HDR-AS15のタイムラプス編集『Windows Live ムービーメーカー』の話」 

☆当店blog 13.5.26「HDR-AS15で長時間撮影スタミナテスト」 
☆当店blog 13.5.24「アクションカム『HDR-AS15』の長時間撮影に挑戦」 

☆当店blog 13.5.23「HDR-AS15専用スケルトンフレーム『AKA-SF1』開梱レポート」 
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