2008年9月4日

かんたんICレコーダー『ICD-AX70』とUSB直接転送『ICD-UXシリーズ』発表

ソニーのプレスリリースにて新型ICレコーダー2シリーズが発表になりました。

ICレコーダーですが、ソニーの場合実はものすごいラインナップになっており、リニアPCMレコーダーを加えると今日時点で12モデルも揃ってしまう、かなりチカラの入ったラインアップになっています。

その中で、本日発表になった「ICD-AX70」「ICD-UX91・81・71」の特長なんですが。。。まずは「ICD-AX70」の特長から。

ICD-AX70はPCを使わないで本体だけで利用するようなテレコ的な扱いができるモデル。ノンPCモデルとしては他にICD-B61というベーシックモデルもあるんですが、内蔵メモリが512MB→1GBと大容量化。液晶画面も比較すると約40%大きくなっていて、さらに録音形式がMP3。内蔵マイクもモノラルのICD-B61に対してステレオになっているなど、高音質化されたモデルになっています。

見やすさにこだわった大型液晶搭載

また、ボタン類も大型化されており、録音・再生の動作中にはランプが光などの動作状況確認もできるようなモデルになっています。

マイクに角度をつけられるスタンドを本体背面に内蔵しており、机などにべた置きしないですむためノイズの低減も期待できます。

簡単ダビングキット

付属品に上記のダビングキットが用意されており、テープレコーダーを愛用されている方の場合もICレコーダーの音をカセットに記録したり、その逆にカセットの音をICレコーダーに収納することが可能。

上位機種などではフォルダ管理ができる機能などがついていますが、このAX70にはないので、まさにテープの代わりにICを使っている感覚で使えるそうです。カラーバリエーションはシルバーとピンク。ソニースタイル販売価格は9,980円でソニーポイント1,000beatの特典付き。お、このモデル、やけにソニーポイントプレゼントのbeat数が多いぞ！　これ、ちょっとお得です！

★ソニースタイル　ICレコーダー「ICD-AX70」のご案内はこちらから

同時発表の「ICD-UX91・81・71」はPCとの接続を前提にしたモデルです。内蔵のステレオマイクで臨場感ある録音ができ、記録形式は汎用性の高いMP3形式。特別なソフトウェアを使わずにWindows、Macintoshでパソコンに転送、再生が可能となっています。

USB端子を本体に搭載しているためダイレクトにパソコンと接続が可能。付属の単4ニッケル水素充電池をこの状態でUSB充電することができるようになったため、転送の際にも、またパソコンがあればその場ですぐに充電をすることができます。（SX88シリーズも充電可能なんですが、USBケーブルが別途必要。先行機種のUX70シリーズは本体内充電ができる仕様になっていましたが、付属するのはアルカリ電池で、充電池を別途購入する必要がありました。）

録音モードはモノラル長時間LPモードで11.025kHz/8kbps、ステレオ長時間STLPモードで22.05kHz/45kbps、ステレオ高音質STモードで44.1kHz/192kbpsという記録モードになります。こうしたICレコーダー、私もたまに利用しますがステレオ録音になっていると音源がどこにあるのかわかるのでモノラルよりも聞き取りやすくなるのと、この高音質STモードであれば再生周波数帯域が40～20,000Hzとなるので、楽器演奏などの練習録音とかにも使えそうです。

上位機種のSXシリーズには「ステレオハイクオリティモード（STHQ）」という20,000Hzまでの高音質録音が可能なモードがあったんですが、MP3というファイル形式の違いがあるからなのか、UXシリーズのSTモードの方が再生周波数帯域だけみると広いみたいです。ふむふむ、意外です。

また、録音時にノイズを低減する「ローカットフィルター」を新搭載。300Hz以下の低い周波数帯域を自動で低減して録音してくれるので、プロジェクターやエアコンなどの低周波数ノイズを抑えての会議録音もできます。