2012年12月15日

ウクレレでスローライフ気分　第6回

あまり話題になっていませんが、一部の方にだけご注目いただいているウクレレ製作。6日目です。

今回はニス塗りと磨きの仕上げのお話です。

2週間ぶりの記事掲載になります。前回は「との粉」を塗って、その後にニスを塗るところまででした。それから2週間かけて作業をちょっとずつしているんですが、いろいろあったんです。その間に。

まずはニス塗りなんですが、平日の朝、出勤前に塗っては干して、というのを繰り返して5層くらい塗ったのが先々週の話。ニスをひと塗りしては物干しざおにつるしていたんですが、それがいけませんでした。

ボディの一番そこのところにニスの余分なものがたまってしまって、こんなムラができてしまっていたんです。先週の土曜日に仕上げをしようと思ったらこれが発覚。

どうしようもないので、このまま仕上げるという方法もあったんですが、なんかここで妥協はしたくなくて、底の部分だけまた削ってやり直すことにしてしまいました。ほかにもたれている部分はあって、完璧なものを作ろうとかいう妥協をしない！というものではないんですが、これはさすがに目立ちますからね。

で、地の色が出るところまで削ってもまだこうして跡が残ってしまうんです。これはあきらめて上からニスを再度塗っていったんですが、この跡は見えなくなりました。ここまで削らなくてもよかったかもしれません。

ということでニス塗りになんと2週間も時間をかけてしまいます。本当は1時間くらい乾燥させれば重ね塗りができるみたいなので1日で済むところなんですが、ま、ゆっくりと、じっくりと。

ニス塗りが終わってから仕上げに入ります。まずは耐水ペーパーの2000番で表面を磨きます。説明書には石鹸水でとなっていましたが、私は普通に水をつけるだけで削りました。石鹸はつける必要はないかな？

ニスを塗った直後はピカピカに光沢があって、そこに耐水ペーパーをかけると見る見るツヤがなくなってしまいがっかりな感じになるんですが、ここはしっかりと磨きます。こうして光にかざすとわかるんですが、ツヤが残っている部分があると、そこはただ平らではないということになります。

こういう模様が完全になくなるまで2000番の耐水ペーパーを全体にかけます。

やすりをかけながら思ったのは、こういう作業も陽の光の下で作業をしないとダメってことでした。どこまで仕上げられているのか、これは夜みてもわからないですよ。きっと。

続いてはコンパウンドをかけるように書かれています。コンパウンドはうちにはないぞ、また買ってこないといけないのかな？と、思ったら会社にありました。以前、傷消しように実験で買った液体コンパウンドセットがあります。

これはたすかりました。コンパウンドの威力は絶大です。これがなかったら楽器独特のピカピカな感じにはなりません。コンパウンドがないと物置から出てきた20年前のウクレレ、みたいな状態になっていたと思います。

これを根気よく3000番から徐々にかけていきます。削るというよりは塗りこむような感じで、なるべく目の細かい布で磨くとよいそうです。付属のスポンジではどうもうまくいかなくて、私は靴下を使って磨きました。

映画を1本見ながら、手元でウクレレ磨き。午前中4時間かけて磨いて、これで仕上げ作業も終了です。楽器の角の部分とか塗装がもともと薄いところに加えて、そこを研磨すると角だけ色が剥げている感じになってしまうんですが、ま、これも味ということで。

とても売り物にはならない（謙虚に言っているのではなくて、心の底からそう思える）仕上がりになりましたが、ま、それでも最初に箱からあけたときのベニヤの板で作ったようなウクレレ感はなくなり、一応まともな楽器風になったのでとりあえず満足です。

さぁ、いよいよ最終工程です。次回は完成するところまで行けそうです。

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