こんばんわ、店員佐藤です。type A Photo Editionを使った店員佐藤のフォトマスターへの道、第2話です。今日はtype Aの液晶階調再現性の話なんですが、type A以外のパソコン全体の話もちょこっと。

 

さて「カラーマネジメント」も「ICC」も「Adobe RGB」もほとんど理解していない私なんですが、なんとか、ソニースタイルさんからお借りしているVAIO type A フォトエディションの機能説明をしなければいけません。

そこで、なにか、ちょっとずつ勉強していくのに良い題材というかコンテンツがないかなぁ。。。と思っていたところで、非常に具合の良いモノを見つけてきました。灯台もと暗しです。ソニーさんの方で「VAIO Photo edition 活用ブログ」というプロカメラマンの永山氏が連載しているコンテンツを見つけました。

9月9日の新型「VAIO type A」「VAIO type R」が発表された日から連載がスタート。すでに第5話まで進んでいます。

もう、これがあるなら当店blogでのtype A日記は必要ないじゃん。。。とか、思いつつ、これをちょっと検証させていただく感じで、私もマネをしてみたいと思います。

今日は第2話になる「液晶の階調再現性をチェックする」ということで、type A、type Rと、低価格液晶ディスプレイの色の再現性の違いを解説しているエントリーを拝見。

さすが、プロのカメラマンさんです。わかりやすく説明が掲載されています。なにも私が補足する話もないんですけど、実はちょっとだけ自分でも比較してみたいことがあって、試してみました。

それはVAIO type Aと、VAIO type Sの比較実験です。

18.4型フルHD解像度1920×1080ドット、リッチカラーAdobe RGBカバー率100%（RGB3チップLEDバックライト装備）のtype Aの液晶（左）と13.3型WXGA（1280×800ドット）クリアブラック液晶（右）では、色の再現性自体がもう段違いなので、それは仕方がないんですが、実は階調についても差があるんです。

これはカタログスペックの小さいところを見なければわからない話なんですが、こうしたモバイルノートなどの液晶では6ビットカラーの液晶を採用。RGBの各色が64階調で約26万色表示となっています。

あれ？パソコンの色設定画面では最大1619万色（8ビットカラー）とかになっていたと思うんですけど、違うの！？とか思いますよね。はい、私もつい最近までそう思っていました。ですが、パソコンのスペック表の細かいところを見てみると『グラフィックアクセラレーターのディザリング機能により実現しています』という一文が見つかります。

そうなんです。パソコンの内部ではフルカラー1600万色でデータを扱っているんですが、グラフィックアクセラレーターやパネルによって8ビットから6ビットに減色されて表示されているんです。ほとんどのモデルが。

調べてみると「VAIO type T」「VAIO type Z」もそうですし、今回比較に使った「VAIO type S」もディザリング機能を使っています。（VAIO type Sのスペック表はこちら。※6に注意書きがあります。）

ですが、これ、VAIO type Aのスペック表をみると、そのディザリング機能の説明がありません。type Aでは8ビットパネルを搭載しておりディザリングをせずに表示ができます。

もっとも、このディザリング機能ですがパッと見ではほとんど違いがわからないレベル。

↑こちらはVAIO type A フォトエディションのディスプレイです。

 

↑こちらはVAIO type Sのディスプレイです。

もっともグラデーションのしましま（マッハバンドと言うそうです）が出やすそうな夕景の写真を表示して、それをデジタル一眼レフαで一度に二枚のディスプレイを同時に撮影して、それを拡大表示したところですが、実際の見た目にもそれほど差はありません。が、よくみるとやはりtype Sのディスプレイでは模様がみえるというか、ノイズっぽい色の違いが超拡大して見てみるとわかります。

なるほど、こういう違いで階調の差って出るモノなんですね。実機のディスプレイを見比べないとわかりにくいんですが、こういう素材を集めて当店店頭でも比較がしやすいようにしたいです。

 

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☆当店ホームページ「VAIO type A」オーナーメードレポートはこちら 

 

☆当店blog　08.9.25　『VAIO type A』写真日記第3話「AdobeRGB」

☆当店blog　08.9.19　『VAIO type A』写真日記第1話「はじめのご挨拶」