胃カメラの話
今日は朝から病院に行って胃カメラを飲んできました。胃カメラを飲むのは生まれて初めてのことです。
特に体調が悪いとかいうこともなく、本人もなんの自覚症状もなかったんですけど、先月の健康診断の結果で「胃潰瘍の疑いがあります」という連絡がきて2次検査になっていました。
バリウムを飲んで胃のX線写真を撮影しているんですが「胃角部小弯辺縁不整」という所見が書かれていて、二次検査でもう一度バリウムを飲んでも、同じ事だったら結局胃カメラを飲むことになりますよ、とのことで、地元の病院に行って胃カメラを飲むことにしてきたんです。
先週の土曜日に2時間並んで病院に検査予約だけ入れてきて、今日は30分ほどの待ち時間で胃カメラを飲ませてもらうことに。
特に不安に思うこともなかったんですけど「初めてですか? 不安に思うところはありませんよ」と、何人もの看護婦さんに言われてちょっとビビっていたんですが、結果的にはたいしたことはなかったかな?
最初に麻酔薬を渡されて、それをのどの奥に3分間とどめておきます。続いて注射をしてもらうんですが、それをしてもらったらなんか急に眠くなりました。普段、薬をほとんど飲まないので、ものすごく効果がわかるのかも、霧吹きのようなもので口の中をスプレーしてもらうとすっかり口の周りの感覚はなくなってしまい、これで胃カメラを飲む準備が終了。
横になって、つばはすべて吐き出してください、という注意を聞き、マウスピースを口にはめたら、結構太い蛇のような胃カメラが登場。
感覚的には大きな飴玉を飲み込むと急におなかがいっぱいになる感じ。のどにカメラが通る最初の時こそ違和感がありますが、一度通ってしまうとそれほど大したことはないんですね。
それよりも「まずは十二指腸から見ていきますので、ちょっと押される感覚がしますよ」というと、おなかの真ん中あたりに異物感があり、なるほど、ここが胃の下のほうなのか、と、おなかの中の位置感覚がわかります。そこから上の方にカメラが移動していき、胸の方に違和感があると、ここからが胃なのか、というのもわかります。結構、胃って、縦に長いものなんです。
5分ほどで胃の検査は終わり、誰にでもそう言っているのかもしれませんが「きれいな胃ですよ」って言われると、かなり嬉しいものですね。やや胃炎の兆候も見られますが、胃がんとか胃潰瘍ではありません、と、その場で教えてもらいました。
結局、何もなく、薬も処方されることもなく、二次検査は異状なしで終わりました。
正直、この2週間ほど、ちょっと不安に思っていたんですけど、これでなにも心配事はなくなりました。いろいろ考えてしまうこともありましたが、全部、杞憂に終わってよかったです。
最初の写真は100mmマクロで撮影した、胃潰瘍の疑いが晴れた記念にシャッターを切ったベランダのゴーヤの苗です。雨の日はなかなか写真遊びができないんですが、マクロレンズがあると何ででもこうして遊べることを発見しました。
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