9月19日（木）四国ロケ最終日の朝10:00の話になります。

前回はゆとりを持った旅のプランを立てたつもりが、いきなり50分を失い、残り70分のリードタイム保有状態。最低でも最後まで60分のリードタイムを残すつもりで動いているので、実質あと10分の持ち時間しかない、ギリギリのところでスタートを切ることになったというストーリー。

ちょうど3/4のお寺さんを回り、いよいよ香川県突入＆67番札所「大興寺」というその手前で今回の旅で最大のドラマが待ち受けていた！というところまで来ましたね。

さぁ、クルマをもうちょっと先に進めてみましょう。標識に従って、この先の二股を左の脇道に入ります。

 

なお、このエントリーを初めてご覧になる方には、是非第1話からの気の遠くなるようなエントリーからご覧いただくことをおすすめします。その方が、多分、気持ちが入った状態でこのエントリーを楽しめると思います。

第1話　　第2話　　第3話　　第4話　　第5話　　第6話　　最終話（前編）

 

 

はい、ここが分岐点です。

次のお寺さんが我々の香川県第1号寺になっており、ここの道を抜けて香川県に入っていく予定だったんです。あやうく見落としそうな道だったんですが、看板になんか書いてありますね。

うーん、かすれててよく読めません。

なんて書いてあるのかちゃんと読んでみましょう。

なんですと！？　通行止め！？　しかも全面！！！

まぁ文字もだいぶ薄れてきているし、こういうのって、現地に行ったら普通に通れたりすることって多いんですよね。もしかしたら通れるんじゃないの？

なんて甘いことを考えつつ、道路にはタイヤも置いてあるし、なんか本当に通れないんだろうなぁ、なんて気もするんですが、それでもこの4日間の努力があります。あきらめきれずに、この道を進んでみます。

どちらにせよ、リードタイムが10分しか残っていなくて、ここでの迂回ルートがかなりの遠回りとなることから、ここが通れないとどう少なく見積もっても60分以上の時間を失う計算になります。

要はここを通れなかったら、事実上、四国八十八カ所巡りは終了なんです。

 

道を進んでみると、やはり車両通行止めになっています。バリケードもあります。

あきらめきれずに、ここからさらに歩いてみると。。。

この枯れ葉の下は舗装路。そこにこれだけ枯れ葉がつもっているということは、もうここ数ヶ月、この道は使われていないようです。

足取りがだんだん重くなっていきます。

で、200mくらい歩いてみると、香川県との県境に達しました。ここにも通行止めのバリケートがあります。

私たちは人生最初の香川県への一歩を予想外の形で記録することになりました。

さらに進んでみると、香川県側のバリケードも発見。今年の5月26日から10月31日まで災害復旧工事を行っているとかで、見た目には工事が終了しているように見えるんですが、これから除草したり、車が通れるように整備していくんでしょうね。

全長、たったの400mくらいの道。。。この旅があと2週間遅ければ、ここは通れたわけです。バリケードをどかしてしまえば車は通れそうですが、そんなことはできるはずもありません。

もう、この道は通れないんです。

 

つまり、四国霊場八十八カ所巡りの旅は、もう無理なんです！

 

 

店員コトー君が泣いています。

 

　

 

デミオ君も悲しそうに看板を見ています。

 

 

 

しかし、これで我々の旅は終わったわけではありません。

 

だって考えてみたら、まだこの時点で朝の10:30なんですよ！　しかも、我々が今いるのは四国・香川県です！！　こうやって早い時間にNGが出たのも何かの縁です。

そう、実は我々には『秘密作戦B』が用意されているんです。

 

ここで『秘密作戦B』が発動されるんです！！

 

すみません、この旅はまだ続きます。次回こそが本当の最後のエントリーになります。本当です。ウソではありません。次が本当に本当の最後のエントリーです。いい加減引っ張りすぎだろ、とか言わないでください。自分でもわかっているんです。

でもあと１エントリー、あと1エントリーで完結ですから、もうちょっとおつきあいください。
m(_ _)m

次回のエントリーで『秘密作戦B』が明らかになります。

そして涙のエンディングをむかえます。

次号『【サイバーショット四国お遍路】エピソード２』に続く。。。

 

※こういうネガティブなエントリーだとnice!マークを付けづらい雰囲気があるかもしれませんが、全然そんなことはありません！　読んだよぉ、という軽いノリで是非、たくさんのnice!をください！！（って、催促しているわけではないんですが。。。）

 

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