b-mobile Fairを使ってみました
日本通信さんで先月から発売になった新サービス「b-mobile Fair」を私も使い始めてみました。それほど難しいサービスではありませんし、すでに利用されているユーザーさんも多いと思いますので今さら目新しいレポートでもないんですけど、私が最初そうだったようにモバイル通信をやったことがない人にはなんのことだかさっぱりわからなくて。。。という方もいらっしゃると思います。
私もこういうモバイル通信についてはかなり苦手だったりするので、ちょっと低めの目線でレポートをしてみたいと思います。
さて、お話をさかのぼるとかなり長い話になるんですが、昨年4月にスマートフォンのXperia SO-01Bを購入。1ヶ月の通信費が8000円にもなってしまい、それまで月額1,300円程度で済んでいたライトユーザーの私にはびっくり。これはどげんかせんといかん、ということで「b-mobile SIM U300」というサービスを利用することに。
ドコモのデータ通信と違って通話ができない、通信速度が7.2Mbps→300kbpsと1/20以下のスピードに抑えられる、というデメリットがある代わりにパケット代月額5,985円が約2,500円程度にすることができるようになります。
ドコモのそれまでの携帯電話にSIMカードを差し替えることで、FOMA携帯電話とスマートフォンの2台体制にしたんですが、それでなんとか月額を4,000円程度に抑えることができた、というのがここ1年の話でした。詳しくは下記のリンクをご覧いただくとして。。。
★ソニーストア b-mobile SIM U300シリーズ「BM-U300」
【関連する当店blogエントリー】
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☆当店blog 09.2.2「『VAIO type P』のワイヤレスWANの話」
5月2日にそのb-mobile SIMの6ヶ月版が期限を迎えたため、さぁ、どうしようかな? というところで新たに「b-mobile Fair」という新しい種類のカードが発売になりました。
このb-mobile Fairは1GBの通信「量」で9,800円という料金体系になります。最大120日という期間制限もあります。でも、このサービスは速度制限がありません。7.2Mbpsの通信をすることができるんです。
ということでb-mobile SIMが1ヶ月あたり2,500円程度になるのと、ほぼ同じくらいの料金感覚で1ヶ月250MBの通信で抑えられれば、料金はb-mobile SIM U300と同じで、それより高速な通信ができるサービスということになります。
250MBというデータ量がイマイチイメージできないんですが、パケットに直すと204万パケットになるそうです。
これはドコモさんの料金表なんですが、昨年4月にXperiaを買って最初の月に記録したパケット料です。あっという間に上限料金まで行ってしまってましたが、その後、月末までに280万パケットに達しています。これが私の通信量のイメージに近いんです。このときはXperiaを買ったばかりでアプリでもなんでもバンバンダウンロードしていたので、比較的通信が多かった月、とも言えます。
アプリ更新やニュースサイトの巡回などを自宅や会社などの無線LANが使えるところで重点的にすれば、月額200万パケットに収められるかもしれません。
そんなわけで購入したのが先月。そして5月4日からいよいよ、b-mobile Fairに切り替えてみたというわけです。
パッケージはb-mobile SIM U300の時と違いはありません。日本通信さんのサービスとなっていますが、中身はドコモさんのFOMA回線を使います。なので入っているSIMカードもドコモさんのもので、通話利用はできませんが電話番号もついています。
APN、ユーザー名などは今までのb-mobile SIMとは違いますので、まずはXperiaの設定画面を呼び出して「無線とネットワーク」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」でメニューを呼び出して「新しいAPN」から上記の情報を登録します。
最初の通信を始めたところから120日間利用可能。その4ヶ月の間に1GBの通信料を使い切らないように注意しないといけないんですが、計画的に利用をするために「bCharge」という日本通信さんの専用アプリを先にインストールしておきましょう。
通信を初めてすぐにこれを利用すると、ここで残データ量1000MBというのが表示されます。1000MBを120日で割ると8.3MBになるので、それ以上使わないように注意しながら利用をしていくことになります。
今のところ、おっかなびっくりで利用をしていてなるべく通信をしないようにして過ごしています。まだ3日しか経っていませんが朝時点での残データ量を見てみると。。。
5月4日 | 1000MB |
5月5日 | 999MB |
5月6日 | 998MB |
5月7日 | 995MB |
まだ全然セーフな感じです。というのも、意識的にほとんど通信をさせないようにしていて、自由に無線LANを使える自宅、会社でなるべくデータを取り込んでおいてから出かけて、外出先ではまったく通信をしないように心がけているからなんです。(^_^;)
外出先でルート案内をしてもらったり調べ物をしてみたり、写真をバンバンアップロードしてみたり、というのはまた機会があるときに実験するとして、まずは省データ通信利用であれば4ヶ月使えそうな目処が立ちました。このままであれば120日どころか365日くらい保ちそうなんですけど、利用期限は8月31日までとなります。
最後にデータ量がたくさん余っていたら、それはそれでドカッとデータ通信をしまくってみようかな。
で、あまりこういう話を私もしていないんですがついでなのでアプリの話もちょこっと。
人のアンドロイドとか見させてもらうとどんなアプリを使っているのか私は興味津々でのぞかせてもらうんですけど、あまりそういうのを皆さんおおっぴらに教えてくれたりしないんですよねぇ。公開してくださっているblogとか見るととても楽しく読ませてもらっているんですが。
そんなわけで超基本的なアプリばかりの紹介になりますが、こんなアプリで私は省データ通信をしています。
まずはおはじみ「毎日新聞」です。アンドロイドマーケットを見ると朝日新聞さんの方が人気があるみたいですが、私が愛用しているのはこちら。
このアプリには「全件取得」という機能があります。地下鉄などで使えるように自分の任意で記事情報を内容まで含めて全ダウンロードをしてくれるんです。
朝の自宅出発前と、夜の会社出発前にこの全件取得機能を使ってデータを無線LANでダウンロードしておけば、行き帰りの電車の中で新聞代わりにすべての記事をデータ通信なしで読むことができます。
これはかなりのデータ量節約になるはず。見出しを開くごとにダウンロードする「読売新聞」とかではこうは行きません。
それと、これはアプリではないんですがマイアプリのデータ更新もすべて外出前に済ませないと大変なことになります。「アンドロイド・マーケット」のアイコンをホーム画面に置いておいて、出かける前に一度開いてマイアプリの更新をチェック。
バージョンアップした更新アプリがあったら出発前にすべてダウンロードしておくことで、これもかなりのデータ通信節約になります。アプリも大きいものをみると20MBとかあるものがあるので、それをデータ通信でやってしまうと、なんと3日分のデータを使い切ってしまうことになるんです。
注意、注意。
そしてこれが結構キモになるんですが「APNdroid」というアプリも忘れずにインストールをしておきましょう。
これは何かというと、データ通信を任意でシャットアウトするアプリです。有名なアプリみたいなので、ご存じの方も多いはずですが、アプリはこうしてホーム画面に置いておきます。
で、これから外出する。データ通信は利用しないので切っておきたい。というときにアイコンをタップすると。。。
アイコンが赤くなります。この状態の時はデータ通信は利用をしません。無線LANは利用をするので、自宅や会社について無線LAN環境に入ったら、そこでAPNアイコンを切って、間違いなくデータ通信をしないようにするわけです。
こうしておけば、何らかの拍子に、無線LANアダプターがコンセントから抜けていた、インターネット回線に障害が起こっていて通信ができず、知らない間にデータ通信をしてしまって、パケットを使い切ってしまった、ということが防げます。
先日のkanchinさんのblogを見て、かなり恐怖を覚えたんですが。。。
☆kanchinさんblog「1日で750MB以上使いました!(b-mobile Fair)」
Youtubeは見ない、アプリのダウンロードはしない、APNdroidでしっかりとデータ通信を切る、この3点を守れば、なんとか120日間保たせられるかと。。。しかし、kanchinさんには勉強させられました。その気になれば1日で使い切ってしまう「b-mobile Fair」です。これが一番の弱点かもしれません。
蛇足ながら「そんなにデータ量を節約するなら、ドコモのパケホーダイダブルのままでも良いんじゃない!?」と、思われる方もいらっしゃいますよね。私も気になって調べてみました。
パケホーダイダブルの下限が4,650パケットで上限が71,250パケットになっています。これを大まかな計算ですがデータ量に直すと下限が0.58MBで上限が8.9MBくらいになるんです。
どういうことだかわかります? b-mobile Fairの1日あたりの予定データ量がほぼそのままパケット代の上限にあたるデータ量になるんですよ。
私もXperiaを買ったときにたった1日使っただけでパケホーダイダブルの上限額になってしまい、ほとんど節約のしようがないことを知りました。
スマートフォンは1日使ったら5,985円なんです。
ドコモさんがぼったくっている、というわけではなくiモード自体が10年くらい前にスタートしたサービスでテキスト中心のデータ通信をしていたときの料金体系のままできているので、高速通信をするようになった今では料金体系が変になっているんです。考えようによっては1日使っても1ヶ月使っても同じ料金だからじゃんじゃん使った方がお得とも
いえるんですが、それって2段階の月額料金にしている意味はまったくないですよね。見かけ上、カタログに安い金額を載せたいだけみたいになっています。
時代に合わせて、なんとか適正な料金体系にしてくれないですかねぇ。
それと、もうひとつついでの話ですが、アンドロイドマーケットを見ていたら「逆転裁判」というアプリが無料でダウンロードできるようになっていました。機種制限があるという風になっているんですが、対象外のSO-01Bでもダウンロードできて、今のところ普通にプレイができています。
ゲームボーイアドバンスでブレイクしたのが10年くらい前でしょうか? 以来、いつかやってみたいゲームだったんですがプラットフォームがあわなくて今までやれずじまいだったんです。それがなんと無料でできるっていうんですから嬉しい~。
ちなみにこのゲームはダウンロードすると50MBもあります。b-mobile Fairの6日分のデータ通信量に相当しますので、b-mobile Fairを利用中の方は気をつけてダウンロードしてください。
日本通信 bモバイル・フェア 1GB SIMパッケージ 120日間
- 出版社/メーカー: 日本通信
- メディア: エレクトロニクス
S.U.L
2011年5月7日 @ PM 11:13
b-mobile Fairを買おうかどうしようか、、、悩んでいたのでとてもこの記事は参考になりました。
なかなか、「気を遣う」プランなんですね。
今でもb-mobile 3G hoursで気にしながら使うのに疲れてきたので、ちょっと悩ましいです。
とにかく、情報が少なかった中、貴重なブログ、どうもありがとうございます。
店員佐藤
2011年5月7日 @ PM 11:34
♪S.U.Lさん、こんにちは。
b-mobile SIM U300だったら通信時間を気にせずにもう
1日中使いっぱなしでいられます。確かにデータ転送は遅くて
画像のダウンロードは遅いんですけど、twitterなどのテキスト
ベースのものであれば我慢できない範囲ではないと思います。
私が使っていて、遅くて困ったのは地図表示。なんせ
ダラッダラとしか地図が表示されないので、迷子になったとき
すぐに助けてもらえないのがストレスでした。
今回はそれが解決しますので、それでどこまで使えるか
実験です。また、もうちょっと使ってみてからレポートを
続けたいと思います。
gizmomo
2011年5月8日 @ PM 2:52
iOSに続き、現在、アンドロイド、練習中。
店員佐藤
2011年5月9日 @ AM 8:04
♪gizmomoさん、こんにちは。
Android端末も何か買われたですか?
私の場合、操作方法はとくに勉強しなくても良い感じなんですが
「どんなアプリがあるのか」というのを知るのが一苦労でした。
iOSのアプリがandroidにコピーされているものも多いようですし
そういう乗換なら苦労は少なくて済みそう。