新登場の『VAIO 3Dパネル』を見てきました

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早速ですが、1時間半ほど出かけて銀座ソニービルショールームで今日から展示がスタートしている新型VAIOを見に行ってきました。

もちろん、第一目標はVAIO Cシリーズ(15.5型)、VAIO SEシリーズ(15.5型)、VAIO SBシリーズ(13.3型)で利用が可能になった「3Dパネル」です。

 

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VAIOフロアは4階にあります。ここの半階下に噂の3Dヘッドマウントディスプレイの展示があり、今日もずらっと並んでいました。おそらく40分待ちくらいにはなっていたんじゃないですかね? 展示開始からもう2週間以上経つと思うんですがものすごい大盛況です。

実際の販売開始の時はどんなことになってしまうんでしょう? こうして並んでまで見に来てくださっている方々、ほぼ全員買われるんですよね? 11月11日発売ですが受注開始がいつになるのか毎日気がかりです。

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気がかりと言えば、新型VAIO SEシリーズです。15.5型の史上最大のモバイルノート。テーブルをかこんで4台も展示されていて、しかもここはベンチシートまで用意されているのでじっくりとさわらせていただくことができます。

ここで新「VAIO Care」ソフトウェアも見てきたんですが、その話はまた後ほど。

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VAIO SAシリーズのカーボンメッシュブラックも先行展示中。

初めてVAIOのデザインにカーボンが取り込まれたのが2003年発売のVAIO type Xだったと思うんですが、想像していたカーボンってクロスカーボン、織り込みの入った柄でした。その方がレーシングカーなどでもよく見るし。。。と、思っていたモノがヘアライン柄になっていて、ちょっとがっかりした覚えがあります。(今は完全にカーボンと言えばヘアライン柄というイメージなんですが。)

そのカーボンメッシュ柄のVAIOがついに登場。個人的には8年越しの夢がかなった感じです。

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織り目は結構細かくて、見た目にもカーボンメッシュ!っていうよりは何かの模様っぽく見えるかも。表層のクリア層も見えやすくなっていて、そういうのがヘアラインカーボンだとわかりにくかったのかな?とも思いました。

ただ、ひとつ言えるのは、これカーボンヘアラインよりも思い切り目立ちます。いかにもカーボンなVAIOになっているので、かなーり物欲がわいてきます。しかも今回のVAIO SAシリーズ、ずいぶん安くなってしまっているし。。。

 

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さて、目的の3Dパネルを装備したVAIOのありかをうかがうと、ありました、ありました。今日の時点では1台だけ展示があります。15.5型のVAIO Cシリーズです。(VAIO SE、VAIO SBシリーズの3Dパネル展示は現時点ではありません。)

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厚さ3ミリのパネルをVAIOディスプレイに装着するということになっています。3ミリの厚さのパネルってちょっとしたものです。実物をみると結構厚めです。0.3mmではなく3mmあるのでVAIOのディスプレイにぴったりはめてもフレーム面からこっち側に飛び出してきます。

3Dパネルを装着している状態ではVAIOの液晶パネルは閉めないでください、という仕様になるそうで、3Dパネルは使うたびに装着したり外したりする必要があります。

もっとも、3Dパネルをつけると左右の視差が出るので通常のPC作業はできなくなります。2D映像を見るときはパネルを外さないと画面は非常に見にくいんです。この3Dパネル、付け外しはちょっと多くなるかも。

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さて、この3Dパネルを使って見ることができるのはBDソフトの3Dものと、サイバーショット、デジタル一眼“α”で記録したMPO形式の写真だけということになります。

まずは“α”の写真をみさせてもらいます。WEBカメラを使って顔の位置を見つけて、そこに最適な角度で3D映像を映し出してくれる、という仕組み。おもしろいシステムになっていて、顔認識をしているときはちゃんとカラー映像を出してくれているんですが。。。

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顔を認識しなくなると画像がモノクロになってしまうんです。この場合は顔が見える位置に移動してあげるとか、WEBカメラが何かで隠れているようであれば、それをどかす必要があります。

WEBカメラってチャットでしか利用する機会がないと思っていましたが、やりましたね。ソニーらしい使い方です。

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顔の認識は距離をかなり離れてもしてくれます。VAIOから1.5mくらい離れても認識してくれるし、あ、それよりもこの3D感なんですが、最適試聴距離が結構長いんです。正確にはかっていませんが1m~1.5mくらい離れた方が立体感がよいかも。逆に言うと近寄って見てしまうと3Dな感じがあまりしなくなります。

それと視差バリアを使っての裸眼3Dの見え方なんですが、これはあれです。原理としてはおまけのシールとかでよくある立体シールみたいなものとほぼ同じ原理。なので、あまり期待をしてはいけないというか、細かく縦にスリットを入れて、それを左右の眼に振り分けているので、3Dメガネを使ったシーケンシャル方式と比べてはいけないんです。

あまり期待せずに見ると。。。確かにブラビアの3DやVAIO Fシリーズの3Dとは比較にならないんですが、それほど画質が劣化した感じもしません。というか、最初に見たときは、うわ、ぎざぎざが結構見えるなぁ、と、思ったんですがスグに見慣れてしまって、特に距離を取って見るようになるとあまりそのぎざぎざ感も感じなくなります。

3Dメガネをかけて気合いを入れてみるよりは、裸眼で気軽に3D映像を見る、ということでは良いかも。

 

3D動画は映画「ミートボール」、写真は“α”で撮影した3Dスイングパノラマの写真が見られます。顔認識をしてちょっと顔の位置をずらすと、即座ではありませんが0.5秒くらい遅れて映像がちらっと切り替わり、映像の見え方が変わります。

なるほど、ちゃんと顔認識をして、顔の位置を見て、映像の見える角度を調整してくれているのがわかります。(顔認識しなくなるとモノクロになるだけではないんです。)

プログラムボタンを押して検索で「3D」というのを試してみると「VAIO 3Dパネルの調整」というものが見つかり
ました。

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なるほど、これを使って顔の位置を元に目の位置の微妙な調整をするようです。このソフトウェアはVAIOに付属するモノではなく3Dパネルの方に同梱されるものだそうですので、それをインストールしてある、ということなんでしょう。

パネルの調整方法は図のように片目で見ながら調整を行うんですが、手で隠さずにウインクするか同梱の目隠しがあるそうなので、それを使ってくださいということになっています。

試しに手で片目を隠したら顔を認識しなくなりました。

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そしてその状態でパネルに表示されるラインを見て、左目では赤、右目では緑に見える様にスライダーを調整してください、ということになっています。

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これが実際の調整画面。これでは右目でも左目でもだめなので、左目で全部が赤に見える位置にスライダーを動かして調整。棒の長さが3種類変わって3回の調整をすると調整終了となります。

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最後にテスト写真が表示されて、これがちゃんと3Dに見えるかも調整を行います。

これらの調整をちゃんとやると、おお、さっきよりも全然立体感が増しますよ。というか不自然に見えていた部分がなくなり、よりしっかりした3Dになっています。

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なるほど~。それほど期待せずに3Dパネルを見てきましたが、そんなに悪いモノではありません。シーケンシャル方式の3Dメガネを使っている時ほどの高精細感はないものの、これだと解像感は半分以下、HDではなくSD画質みたいになるかというと、そこまで落ちた感じもしません。

かなり普通に見ることができます。しかも3Dメガネ無しで裸眼で見られます。これ、良いですね。自宅にあるVAIO Fも対応モデルだったらなぁ。。。

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あとは、ついでなのでCシリーズの新色カラーもチェック。こちらがエレガントフラワー柄です。

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パームレストから天板まですごいことになっています。仕組みがよくわからないんですが、トランスルーセントな外装の内側に模様を刻印しているんですかね? 透明な層の下に柄が見えます。

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モダンジオメトリック柄も幾何学模様が独特の雰囲気に。

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ということで、今回の秋モデルの銀座ソニービルショールームの展示状況でした。VAIO SBノートの新色レッドと、VAIO Eシリーズで新登場の17.3型モデルの2機種がまだ展示されていないんですが、それ以外のモデルはじっくりと楽しめます。

今日のところはまだすいていたんですが、同じ3Dネタなので、明日あたりからは3Dヘッドマウントディスプレイをご覧になったお客さんもこちらになだれ込んでくるかも。

この秋は3Dもブレイクの予感です。

 

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